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”機会”が実現させた何かに”また今度”は無いのよという御話 -映画『シン・仮面ライダー』定価5万円の限定版に迷うあなたへ-

2024/6/16に受注〆切となる
邦画『シン・仮面ライダー』の家庭用ソフトパッケージの流通限定ver.の完全受注限定版があります。
今回のBlu-ray/DVD化に際しての商品バリエーションの最上位。
その税込定価は何と51,700円
個人的に2023年一番刺さった映画でBlu-ray発売も待ちわびていた私ですら流石に躊躇する金額です。

(△※単なる公式商品頁リンクでアフェリエイトとかではないです

同様に迷う人も多いと思われるこの一品。
案件でも何でもないので私に何か入る訳でも商品の魅力を伝えて推すといったものでもないのですが
これに限らないこうした”ここでしか手に入らないものが付属する”という事をどう捉えてどう判断するかといった視点から
今回のバンドル商品を例に個人的な分析を記事にしてみたいと思った次第です。

〆切直前に放つ記事ですのでどなたかの駆け込み選択の一助にもなれば勿論幸いです。
(2024/6/16 23:59〆切。記事投稿の本日含めて現時点で後3日ですね
繰り返しながら私には何も入らないので、あくまであなたにとって良い選択の切掛になりますればで。

(※有料設定は投げ銭用にて、記事自体は全文無料でお読み頂けます
※カバーは”機会”でnoteの使用可能画像検索して出て来た素敵なお写真でしたので。風景が美しい映画でしたし”鳥”も繋がるところがありと選択させて頂きました


🦅「普通に売ってくれないのか」というifの無意味さ

今回で云えば5万版の最大の目玉は”初商品化となるSHOCKERオーグメント(所謂“怪人”)5人のソフビフュギュアが付属する事”です。
映画に連動して公開時やその後も一般流通品として各キャラクターのソフビは発売されてきましたが、その中でも未商品化だった豪華な面子です。

このソフビは所謂メインは児童向けの玩具と別ラインの大人ユーザーターゲットの”ムービーモンスターシリーズ”と銘打たれたブランドで、一般流通で比較的生産数もあるであろう主人公の仮面ライダー第1号ですら定価は1,980円、ほぼ二千円もします。
定価というのは商品化して利益を出す為に、量販店の割引なども考慮しつつ設定されるギリギリの販売希望価格です。

買う側からすれば”定価が幾らだろうと待っていれば投げ売りで安くなる”と考えもするものでしょうが、それはつまり売れずに余ってしまった結果在庫を処分する為のものでしかなく、メーカーからすれば流通というものの中である程度想定内ではあっても決して好ましいものではありません。
市場で利益を見込めにくいものというのは必然的に商品化の機会が減っていきます。
「安くなるのを待っていたら売り切れたから再販して」なども気軽に言う人は多い界隈ですが、結局安くならないと買わない人の為に再度大量生産をして今度は余ってしまう皺寄せはメーカーや小売が抱える事になってしまいます。

それこそ「主人公のおもちゃばかり発売されて、私はもっと脇役や敵のおもちゃも欲しいのに」という人だって少なくはないでしょう。
趣味界隈としてはそれでも、やはり一般流通の中では、頑張って発売してくれて一部の人が喜んで買っても、大半はワゴンで半額を貼られて山積みという事も少なくない訳です。

昨今はそこに趣味界隈向けの受注販売の機会も増えました。
ですがやはりそこですら「お店で売ってて安くなってたら買うのに」と言い出す人も多く抱えている界隈であり
欲しい欲しいと言う割にいざ用意すると売れないジレンマなど幾らでもあったものです。

(※ソフビであるからギリギリ実現出来た今回のものにも「S.H.フィギュアーツ/真骨彫なら迷わず買ったのに」など無責任なコメントも見掛けてしまい。そんなものが5-6体も付いていたら一体幾らになるのかがまず現実的でなく、仮に本当にそういう商品など出てもああだこうだ言って結局買わないのを、こうした人達を真に受けていてはキリがないのをメーカーも知っているんですよね..

前置きが長くなりましたが
”この機会があったから商品化が実現したもの”は基本的に言葉通りの存在です。
”普通にお店で売れるだろうに”などは客側が勝手に言おうと思えばどうとでも言えるでしょうし実際そうした声も聞きますが
何をどう言おうと”こういう機会があったから世に出て来れたもの”、はもうそういうものでしかないのです。

メーカー側が色んな摺合せの末に商品を準備はしてくれました。
後はユーザーが買うか買わないかだけな訳です。


🦅価格に囚われず”この商品”をどう考えるか

先程触れたように一般流通大量生産の主人公ですら二千円するムビモンシリーズ。
今回限りの金型と流通品では省略されがちな精密な塗装、そうした尋常でないコストも鑑みると5人のオーグメントのそれが一体4千円程の計算になるの自体は個人的に十分納得出来る範囲のものと思えます。
(※一個下位にあたる、一般量販店でも予約可能な方の”完全受注限定版”の定価が29,700円ですので、その内容にソフビ&収納BOXをプラスしたキングレコード/Amazonの流通限定5万円版との差額が約2万円と考え、それを5で割った単純計算です

ようは”5万円という纏まった額を出さないといけない”と感じる商品仕様になってしまっている事が問題なのだとは思います。
映画自体のコレクターズパッケージとしては映像特典が充実した13,200円の初回限定版で十二分に事足りています。
そうした選択肢もあるから尚、「ソフビの為に5万..」という感じ方をしてしまうのは勿体ないな..という感覚は物凄くあります。
初回限定版+オーグソフビ5体同梱の内容での3万円版、なら個人的にはそれが一番希望選択肢だったとは正直思うところですがあくまで私個人のものです。

やはりそれをどれくらいの人が選択するのか、未知数であるが故の最上位パッケージとしての流通限定&受注限定なのでしょうし。
単価計算もあくまで差額からの単純計算でしかなく
5オーグソフビだけを付けた版が存在せずこういう仕様のこういう流通&受注形式でないと実現しなかった事を考えると
どうこう言っていても始まらないので、欲しいか欲しくないかで云えば私はとても欲しいので買ってしまおうと思う次第なのでした(今買いました..!)。

因みに個人的には無印完全受注限定版特典のレプリカマフラーやライダーキックver.ソフビは然程要らず(※でも最上位1個下のバンドルとしてはそちらの方が販売需要があると判断されている訳なのですよね、そこは何となく解ります)
4K Ultra HDディスクも再生環境がないので
それらを売ればそこそこ差額補填出来るかもと思ってもいるのですが
同様の事を考える人や分売する業者なども居るでしょうから簡単ではないかも知れません。
個人のそうしたものすら”売れる”保証なんてないもので
仕事での諸々や自費出版経験などからも、何をどう作ってどういう仕様でどう流通させてといったものになってくると尚更です。

何事も
欲しいものが全部買いやすく出てくれてそこで作ったものがすっきり丁度全部売れてくれて需要と供給と収益が全部満たされれば理想ですが
まずそうはいかないものです。


🦅切掛の後押し公式動画の御紹介

”今買いました”と先程書いたように実はやはり私もずっと「5万か〜..」をはじめ諸々考えて迷っていて、一旦最終決定のつもりで1万の初回限定版を買うつもりになっていたのですが、それでもどうしてもそちらで注文を確定する迄は行かずにいたのでした。

そんな中でふと目に入ったのが、受注〆切直前のつい先日公開された公式案件動画でした。
ライター/タレントのマフィア梶田さんがユーザー目線でメーカーの方と語らいながら今回の目玉となる5人のオーグメントソフビの紹介を魅せてくれる内容で、そこで私の気持ちも一気に動きまして。
まぁギリギリのこのタイミングでこれを出してくるのはしっかりしたプロモーションだなぁと。。

どうしてもこの手のYouTube動画的に煽るようなタイトルとサムネですが、話している事は本当に
これがどういう仕様でどう考えて買うか、買う/買わないは自由選択でその選択の為にどう情報をちゃんと受注期間の間に示せるか
という話を真摯にしてくれている内容でした。

私同様に迷っていた方、決定の後押しに是非御覧のほど。
カメラがかなり寄るので、想像以上の塗装の細かさや造形の熱量にびびります。
特にハチオーグ、一枚写真だとどうしてもソフビ的にのっぺり落とし込まれた印象があったのですが存外細かくて。。
手に取りたい感がとても増したのでした。

演者さんが自身の演じたキャラの玩具に触れつつ語る言葉が好きで、ハチのなぁさんやK.Kオーグの本郷奏多くん辺りめちゃ語ってくれそうなのですが
セット仕様且つ受注品でもう〆切なので今回はそういうの難しそうです。
(それこそSHFハチオーグがもし発売される際には「西野七瀬さん御本人による紹介動画です..!」などバンダイならやりそうではあります


🦅過去記事のお知らせとこの静かで強い邦画ロードムービーの推し語り

『シン・仮面ライダー』という映画は、美しい情景に彩られた、静かで強い、願いと旅路の物語でした。
昭和ライダーに直に触れてはいてもそんなに想い入れがある訳でもない私ですが、原典への相当なリスペクトもこれでもかと感じた上で
一個の映画として”私は本当にこの映画が好き”と言ってしまえる、そんな映画でした。

公開終了後はこれまで(制作出資した訳でもないのに)Amazonプライムビデオ独占配信という良くない状態でしたが、ソフトパッケージ発売に伴って各種配信サイトでの視聴も可能になると思われますので機会がありましたら是非是非に..!

△仮面ライダーどうこうでなく、私が只々”この邦画を観に行きたい”と感じた予告編を引用しておきます。

△想いの詰まったシン仮の過去記事達です。こちらもぜひぜひ。。


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