2021年度11月度 活動レポ✏️

皆さまこんにちは🌞こんばんは🌝
関西交渉学研究会です。
11月度の活動では、模擬交渉を行いました!

アイスブレイク

活動の最初にはまずアイスブレイクを!
今回は「Yes / Noゲーム」をやりました!

【Yes / Noゲーム】
①出題者1名がお題を決める(例:りんご)
②回答者はそのお題を当てるべく、YesかNoで答えられる質問を順に繰り返す(例:それは食べられるものですか?→Yes)
③最も早くお題が分かった回答者の勝利!

できるだけ少ない質問で答えに辿り着く必要があるり、的確な質問を考えながらも他の人の質問内容を覚えておく必要があるため、
・記憶力
・傾聴力
・マルチタスク能力 が必要とされる奥深いゲームです!

模擬交渉

今回使用したケースは「家事分担」に関するものでした。
サークル活動の中ではなんと初出し!

💡交渉シーン
交際4年目の社会人カップルが大学卒業を機に同棲を開始。当初は家事分担のルールを守り穏やかに過ごしていたが、最近お互いに不満を持っている。不満を解消するために交渉が始まる...

交渉の準備には、弊会幹部のペンギンが用意してくれたワークシートを使いました!ワークシートを使って、
・生活で困っていること/その原因
・相手に対する具体的な要望
・Mission, ZOPA, BATNA などの項目についてあらかじめ考えてから交渉に臨みました。ワークシートは、考えを整理するのにとても役立ちました!

いざ交渉開始!

交渉で特に重要なポイントは3つあるのですが、中でも筆者が一番難しいと思うこととして、
相手の事情が分からないということが挙げられます。

表面的な事実だけ見ると、
「家事を怠っている方が悪いんだから、自由時間を削って平等に分担すればいいじゃん」と思うでしょう(少なくとも筆者はそう思いました)。
しかし、現状家事を怠っている側が以下のような事情を抱えているとするとどうでしょうか?

お互いの将来のことを考えると、稼ぎを増やす必要がある。
そのためには昇進が必要だが、資格取得が必須条件で、帰宅後も自己研鑽に励む必要がある。
また、残業も増えており、昇進のためにはこれを避けることもできない。その結果、家事をしたくても時間的に不可能である。

この事情を知らないまま「家事をしろ!」と言ったところで何の解決にもなりません。そこで相手の抱えている事情を探るための、適切な質問を投げかける必要があるのです。問いをデザインする能力が必要になるわけですね。

今回のケースでは特に、相手の事情を知らないと交渉に「感情」が入りやすくなるなと感じました。
交渉は達成したい目標に向かって行われるものですが、ここに感情が介入すると交渉の方向性がずれてしまうわけです。
例えば、恋人Aが「あなた家事手伝ってくださいな」と恋人Bに言った際に、「(残業や資格の勉強で家事に割ける)時間がない」という回答が返ってきたとしたら…
もうお分かりいただけますよね?
恋人Aは激昂して「そんなの言い訳にならないよ!こっちだって忙しいのに!!!」と言い、恋人Bは「こっちは毎日仕事で忙しいんだ、俺の方が稼ぎが多いんだから黙ってろ!!!」となるわけです。

このような事態を避けるために、筆者は自分のパートナーが怒っていたら謝り通し(人はこれをカノッサの屈辱と呼ぶ)、相手の要望は全て聞いてしまうのですが、これもダメです。
今回恋人B側には、家事に時間を割けない事情があるわけですから、その事情を伝えた上で交渉に臨まなければ、交渉を通して真に実現したい事柄(Mission)がズレてしまい、話し合って何らかのルールを作ったところで守れなくなるのがオチです。

まとめ

今回の交渉では、
・相手の背景を探ること
・感情を交えないこと
・主張する部分は主張すること の3点が重要になると感じました!

筆者は、交渉を迎えるにあたって最も重要とされている準備を、時間内に終わらせることができませんでした。交渉で先述した3点を達成するには、準備段階で交渉中のイメージをより鮮明に思い描き、あらゆる可能性に備えなければなりません。筆者は準備が不十分なまま交渉を迎えてしまったばかりに、交渉の決裂を恐れ主張したいことを上手く主張できず、相手の提案を全て受け入れてしまいました。

次からの交渉では、短期中期長期のミッションを先に決めてしまってから交渉に臨むことを意識し、相手からの提案にYesNoで答えてしまい誘導に乗せらてしまい提案を全て受け入れてしまうようなことを避けたいと考えています。

今回のレポートでご興味を持たれた方は、ぜひ次回の活動にお越しください!参加希望はコメントお願いいたします💫

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