ワナ免許取得から2年。シカやイノシシ対策を、どうしていくか。
こんにちは。陽佑です。
前回の裕美ブログ、確かに、たくさんの方に支えられてきたのだなあと、振り返ることができました。改めて、感謝の気持ちをもって日々を過ごしたいです。
そして、若いと言われてきた私たちも、今年で40歳。立派な中年です。若さで大目に見て頂けることもたくさんあったかと思いますが、3月で40歳になりますので、そろそろ、そこへの甘えをなくしていきたいと思います。
ワナの狩猟免許をとってから、2年が経ちました。この間に、遠野市内全体としては、令和4年度はシカの捕獲頭数が約4,000頭(間違っていたらすみません)、イノシシが8頭、令和5年度は現時点でシカが5000頭を超えており、イノシシも30頭となっています。
たくさんの方々の頑張りのお蔭で、これほどの捕獲数となっており、皆さまへ感謝です。
ただ、これだけみんなで頑張っているのですが、肌感覚としては、シカの被害が自宅となりの畑にまで及ぶようになったり、3年前には電気牧柵がなくても被害がなかったエリアでも、2年前からは電気牧柵なしではお米作りが出来なくなってきた状況があり、頭数と生息域は拡大しているのかなあと感じています。
それに加えて、イノシシが急激に増加しています。なんとも、悩ましい状況となってきました。
私はというと、ワナ免許をとったことは良かったのですが、2年間で数頭しか貢献していなかったです。ワナを設置するまではできるのですが、シカがかかったら、ベテランの猟師さんにお願いして、銃などで処理をして頂くことになります。また、いざワナをかけるとなると、かけた後には、毎日見回りが必須になります。ひとつだけではなく、数カ所にかけるとなると、さらに見回りの負担が大きくなり、少なくとも1日30分から1時間は、ワナ仕事の時間が必要になります。その時間を確保することができず、せっかくの免許を有効活用できずにいました。
捕獲頭数は少ないのですが、電気牧柵の電圧を定期的にチェックしたり、設置の仕方を工夫したりしたことで、自分の圃場でお米が食べられることは、2年連続で最小限に抑えらています。
それと、捕獲を頑張ったエリアでは、シカの被害が少なくなっていた、という声も聞こえてきます。
シカに関しては、捕獲をする、電気牧柵の設置と管理をする、を継続していけば、ある程度の効果は見込めそうだなということも分かってきました。
ただ、果たして、シカやイノシシ対策がこのままでよいのかということに、不安が残っています。そもそも、なぜ増えているのか、ということが、いまいち分からないこと、ワナにかかったシカは廃棄してしまうので、命を大切にできていない罪悪感があること、の2つが影響しているのだと思います。
今年は、その不安を少しでも解消できるように、なぜ増えているのかという部分は学んでいきたいし、命を大切にするために、食べるまでの仕組みをどのように作っていけばよいのかなど、調べてみたいです。
それでは、今日もご覧頂き、ありがとうございました。明日はいよいよ映画上映になります。お越し下さる皆さま、どうぞお気をつけてお越しくださいませ。お会いできること、楽しみにしています。また、ご予約が取れなかった皆さま、申し訳ございません。これからの上映スケジュールが決まりましたら、またお知らせ致します。
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