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介護現場で働くということ

介護現場で働くということはどういうことか。
現在、高齢化が急速に進んでいる日本では「介護」がトレンドになっています。
つまり、世の中に「介護」を必要とする人が多くなっていますし、その需要に応じて介護施設が増えているのが現状ですね。
今回からシリーズのような形で介護現場で働くということはどういうことか。介護福祉の業界について話しながらみて行きたいと思います。
医療現場もそうですが、介護施設で働くのは本当に大変でしょう、ただ、本当に素晴らしい仕事です。
人の人生に介入する、最後に介入する人はどれだけその人や家族にとって大きな存在となるか。
そして、あなたにとっても介入された側の人間は大きな存在となるでしょう。

「介護」の需要

あまり気にしたことがないかもしれませんが、一駅分歩くだけで多くの介護施設を目の当たりにすると思います。
面白い話をしてみましょう。

  • コンビニエンスストア

  • 歯医者さん

  • 介護施設

皆さんの印象でいいです。上記3つを街にある数が多い順に並べてみてください。



さて、どのような数か・・・
①介護施設
②歯医者さん
③コンビニエンスストア

でした。驚きませんか?実はコンビニは介護施設や歯医者より少ないのです。介護施設はコンビニの4倍の数が設置されています。
これは経済産業省で集計されていますので、数は確認してみてください。
少し離れてしまいましたが、介護施設の需要はとても高いですし、これからも増えていくことになります。

ただ、予想ですが介護人材は少なく人手不足が常に課題として挙げられているのが現状です。
介護施設がたくさんあっても人手不足であれば、良いケアは提供できないですね。
そんな人手不足と言われている中で、自信と誇りを持って「介護」に従事してほしいと思います。
少なくともあなたはこの仕事に何らかの期待を持って業界に飛び込んできたのだと思っています。
せっかく数ある業界から介護福祉の業界を選んでくれているので、

介護施設で働くということ

を理解した上で、日々の業務に勤しんで、施設に、業界に貢献する。
そして、介護職で最も大事なこと。

利用者のために最良なサービス・支援を提供する

ことに全力を尽くしてください。

介護施設の人材不足

先ほど、介護業界では人材不足が深刻な問題となっていると話しましたが、なぜ人材不足か、需要にあった供給ができていないか。
そもそも生産年齢人口、働き手が少ないのが現状です。一番大きな原因です。
介護業界は採用、つまり人材確保もなかなか難しいようです。
ですが、他の業界より採用の率は高いみたいですね。

人材不足の原因

原因について深掘りをしますが、
・人材の定着
・人材の確保

ですね。統計的には他にもたくさんの理由があるかもしれませんが、私が業界を見ていての主観ではそう見えました。
この2つが他の業界に比べてとても大きい原因となっています。
なぜ人材が定着しないのか、確保が困難なのか、ここがとても大きいのです。

人材の確保が困難

新卒採用であったり、中途採用、既卒、第二新卒と様々な方法で介護現場に辿り着くと思います。

介護の業界は全く他の業界から転職するというパターンがかなり限られていると感じています。

これは、介護職に限らず、専門職でも言えます。介護というのはかなり専門性も高いですし、資格も必要です。(介護の3Kといわれてしまうくらいのイメージですし)きつい・汚い・危険
やはり、全く異なる業界から介護に・・ということはほぼないんですね。
その点で医療介護は独立していますので人材の確保が困難なのだと思います。
新卒だとある程度ハードルは低いかもしれませんが、それでも資格が必要となってくると集まる人数は限られてきてしまいます。

人材の定着が困難

こちらも介護人材不足の1つでしたよね。
入ったとしても、そこで長く続けられる人、環境がそろっていないということ。
私見ですが、
・低賃金
・身体的負担の大きさ
・精神的負担の大きさ
・職場環境(人間関係)

が大きく締めていると思います。
低賃金以外の全てがそれぞれの現場での人手不足からなってしまうものですが、
人手不足により、一人当たりの負担が増え、それが身体的・精神的負担につながる。最終的に職場環境の悪化につながる。

まさに負のループです。
新入職員でもやはり1~2か月でやめてしまう、1年以内にやめてしまう介護職は多くいます。
大変な割にこれだけしかお金がもらえない・・・という報酬の合わなさ。
皆さんも思っているかもしれませんね。

長年続けられる人は気持ちのコントロールができ、ただ単に介護をルーティンとしてこなすのではなく、少なからず面白味を感じて業務を遂行しているのかもしれませんね。
認知症の人への対応にマニュアルはありません。
本当にひとそれぞれの対応をしますし、10回に1回成功すれば喜ばしいことです。
今回はここまで。

次回は「認知症と介護」を記事にしてみますか。

★はにわ★


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