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渡辺ゆうこの薬剤師として初の中国留学体験日記1998年

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30歳で漢方薬局の店長をやめて中国北京の中医薬大学に一人で3ヶ月留学。25年前の中国留学と今の中国留学生との交流。東洋医学への情熱を書いています。
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#漢方相談

中国の医学部に留学をしたらいいよ!

中国の医学部に留学をしたらいいよ!

実践の漢方の勉強をもっとしたいのに先生が誰がいいのかわからず悩んでいた20年前。

もちろん職場でも日々勉強、すでに自分は6年目で店長で漢方を後輩薬剤師に指導する立場だった。

今なら北京中医薬大学や上海中医薬大学など5、6校の日本分校ができている、通信教育、オンライン教育も完備。

でもその開校前の話。

中医師の研修などで中国人と関わることが多くなったこともあり、「やっぱり必要かも!お呼びがか

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先生がいなくなった生徒

先生がいなくなった生徒

中医師がどんどん入社していた20年前、その中で学術部に所属したのが中国人中医師のBさん。

私が本店薬局で1階に、学術部は2階、仲良くなってよくしゃべるようになる。年もほぼ同じ。日本人の学術の先生が辞めてしまって、私も漢方処方の相談は各店の漢方に詳しい先輩薬剤師に聞いたり、Bさんに聞いたりのやや独学が続く、勉強会を探してもなかなかどれに通えばいいか決められない。

既に基礎は知っていて実践の処方が

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質問できてすぐ答えがわかる勉強は嬉しい!

質問できてすぐ答えがわかる勉強は嬉しい!

16日は私の中医学講座がありました。初級クラスは第15回目です。コロナ以降は全部zoomになりました!
初級クラス、中級クラス、方剤学クラス。
各90分オーバーで休みを入れて6時間くらい喋りっぱなし。

病気の始まりは何か?
治し方はどうするのか?
何を気をつけるのか?

それが2000年前から学問になっています。
これだけでも医学部薬学部で教えてほしいと思っています。

誰だって全部知りたいこと

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迷子の中国人

迷子の中国人

ある時、薬局から郵便局に用事があって誰かにお使いを頼むことになった。普通はパートさんに頼む事務仕事なんだけどいろいろな場所も知ったほうがいいとおもってお使いに中国人医師のAさんに行ってもらった。歩いて10分くらいのところの郵便局。
昼食後に出て、1時間、2時間…全然帰ってこない。郵便局が混んでいるのかな?場所が渋谷だからすごく混んでいるのかも…
3時間!しまった、迷子になったのか?、渋谷のスクラン

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