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暦と暮らし【啓蟄】

#暮らしの養生 #中医学を楽しむ暮らし


こんにちは。
暦の上では、啓蟄(けいちつ)という季節になりました。

【啓蟄】

3/6〜3/20頃

啓蟄ってどんな季節?


3月になり、春らしい暖かい日が増えてきました。
そんな陽気に誘われて、生き物…虫たちが活動を始める頃とされています。
虫が増えるので、それを餌にする小鳥たちも活発になったりします。
窓を開けると虫が入ったり、洗濯物を外に干すと虫がついたりするのもこの頃からです…。


啓蟄の頃に起こりやすい不調は?

ずばり、「花粉症」がひどくなる方が多い頃です。
鼻水が止まらなくて、目が痒くて真っ赤になる…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この時期は、気候の変化による温度差などで体に負担がかかりやすいです。その上、環境の変化も激しくストレスが溜まりがちで、免疫のバランスが崩れやすいです。
そのため、花粉に対してより一層反応してしまうと考えられます。

花粉症ではないという方でも、疲れやすい、眠れない、イライラするなどの不調が現れやすいです。すぐ喉が痛くなるという方も多いです。



啓蟄の頃の養生は?

では、それらの不調を少しでもやわらげるにはどうしたらいいか?

2つポイントをあげます。

まず、「食生活の見直し」です。

花粉症の方は、「甘いもの(砂糖を使用したもの)」「冷たいもの」「刺激物(辛いもの)」を食べすぎると刺激になって悪化すると言われています。
また、水の飲み過ぎも鼻水を悪化させます。味の濃いものを食べると水が欲しくなるので、余計に悪化します。
潤いは水ではなく、食べ物からとると良いです。

もう一つは「休息」です。

花粉症の方もそうでない方も、春はやる気が出て興奮しやすいです。
ついつい夜遅くまでスマホ見たり動画みたりしがちです(私です)

目や頭を使うと、「(けつ)」を消耗します。
これは体にとって必要な「潤い成分」と「エネルギー」を消化するようなイメージです。
不足すると、脳がクールダウンできなくて、のぼせて、イライラして最終的には怒りやすくなります。

食べ物で補うだけでなく、消費しすぎないようにしっかり休む、睡眠をとることが必要です。

スマホと悩み事は夜ではなく、朝にするようにすると効率がよく、体の負担も少ないです。

私も今月の目標に「早寝早起き」をあげました。
是非、早寝早起きしてみてください。日の出が早くなった今はやりやすいです。

おすすめの食材は?

さて、少し熱く語りすぎました(これも春のせい)

最後におすすめの食材3選です。

①ほうれん草
貧血の味方、ほうれん草です。不足しやすい「血」を補ってくれます。「潤い」を補ってくれる「たまご」と一緒に食べるとさらに良いです。

②貝類
ひな祭りで定番の「はまぐり」は、体の毒素を出して、のぼせの緩和に良いとされます。旬の菜の花とパスタにすると免疫力も上がります。
他にもアサリなどがおすすめです。

③菜の花
「苦い味」を食べると、便秘やむくみの解消や炎症を抑える効果があるとされます。鉄分も多いので貧血にも効果的です。先程出てきたはまぐりと食べても良いし、おひたしにしても良いです。


本格的に春を感じられるようになりました。

今年は特に花粉症がつらいという方も多いようです。色々やってもなかなかおさまりにくいですが、少しでも負担を減らせるように出来ることが見つかれば幸いです。

次の暦は【春分】です。
その前に春のお彼岸があります。
お彼岸は陰陽を大切にする中医学や暦において大切なときです。
何か投稿できたら良いなと思います。

今回も読んで頂きありがとうございます😊

少しでも元気に春を楽しめますように🍀


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