見出し画像

暦と暮らし【雨水】

#暮らしの養生 #中医学を楽しむ暮らし


雨水(うすい)という季節になりました。
こちらは今日は雨です。
そんな今の時期の養生の話です。

今回は最後にオマケ付きです。
最後までお付き合い頂けると嬉しいです😊


さて、最近風邪をひいたり、お腹を壊したりしていませんか?
冬とはちょっと違った体調の変化が現れやすくなる頃です。
こじらせる前にちょっとだけ養生して、楽しく春を楽しめたら良いなと思います😊

【雨水】

2/19〜3/5

雨水ってどんな季節?

立春から始まった二十四節気の二番目のこよみ。
雪が雨に変わり、氷が水になる。
冬の乾いた大地に少しずつ潤いが与えられる時期。
恵みの水を浴びて草木が芽生えてくる頃で、農耕を始める目安となる。

寒い日が多いですが、日の出が早まったり、日中は暖かい日差しを感じられるようになってきました。


雨水の頃に起こりやすい不調は?

太陽を浴びる時間が増えると共に、陽気がどんどん増えてきます。
陽気とは、エネルギーのことです。
元気いっぱいの子供は陽気がたくさんあります。陽気とはそんなイメージです。

しかし、体の方は変化しきれずにそのギャップにイライラしたりソワソワしたりします。

最近、焦りっぽくなった、何か始めなきゃ…と思うようになった方はいませんか?

活動的になると、その分疲れやすくなるともいえます。

さらに、中医学的にいうと春は「肝」の季節と言われます。
「肝」は体の「筋」の部分をコントロールするので、足がつりやすくなる、腕や肩が張る(こわばる)などが起きやすいです。
しかもまだ冷えも強いので、血流が悪くて痛みを起こしやすいです。
実際、家族が足がつったり、私も自転車乗って太ももの筋を痛めたりしてます…。
急な運動、動きには気をつけましょう(自戒)

雨水の頃の養生は?

では、どんなことに気をつけると負担をやわらげてあげられるでしょうか。

ずばり、運動です。

前回も運動でしたが、今回は少し進んで「朝のお散歩」がおすすめです。

しっかりストレッチしてから、短時間でも良いので自分のペースで春を探しながら歩けると気分転換になります。
できれば、自然の多いところを歩いて深呼吸できると良いです。
呼吸が整うと、血流が良くなり、頭も体もスッキリします。

お散歩する時間が無い方は、朝起きたら窓を開けてゆっくり深呼吸するだけでも、体が伸びて一日を元気にスタートさせることができます。


そして、おすすめの食材です。

お腹の不調が出やすい頃なので、お腹に優しい「キャベツ(春キャベツ)」です。春キャベツは甘くて柔らかくて美味しいですよね☺️



あと、「あたりめ(イカ)」も良いです。
味付けしたソフトさきイカじゃなくて、塩だけで干したスルメが良いです。低糖質、低カロリー、高タンパクでミネラルやビタミンも豊富です。
イライラした時のおやつに食べてます。
消化が良くないので良く噛んで食べすぎ注意です。

あとは、旬の牡蠣。亜鉛やマグネシウムなどミネラルが豊富です。「腎」によいとされ、寒さによるトラブルに効果があります。
まだまだ寒い日もあります。牡蠣鍋がおすすめです。



だんだん春が近づいてきて、色々始めるよ〜という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時、体調が悪かったら辛いですよね。

春の特徴を事前に知っておくだけで、いち早く不調に気づいたり、未然にトラブルを防ぐことができるかもしれません。

日常の忙しさで自分の体のことはかまってられない…という方も多いと思います。

しかし、疲れは解消しないとたまっていく一方です。
ひどくなって病気になる前に、毎日少しでも良いので自分をいたわってあげられると良いなと思います。

次は、【啓蟄】3/6頃に投稿予定です。
今回も読んで頂きありがとうございます😊


おまけ

今回、お寄せ頂いたご感想をもとに「暦と養生のしおり」を作ってみました。手元に小さな暦があれば、身近に暦の変化に気づくことができて良いかなと思います☺️
手帳のお供に是非💕

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?