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コミュニケーションは、質よりまずは量

昨年からリモートワークになってからというもの、コミュニケーションが一気に減った人もいるのではないでしょうか。今回はコミュニケーションについての体験談を書きたいと思います。

私の現役時代は、コミュニケーション力は高い方ではないと思う。(今もか。。)

しかし、競技やお仕事をする上で相手とのコミュニケーションは一番といってもいいくらい大切だと思っています。

大学の頃の話ですが、2年生の春から女子陸上部の新しいコーチとして十倉さんが来られた時のこと。

その頃、競技の方向性をどうするかちょっと迷走している時期でした。

十倉さんとは初対面で、私は極度な人見知り、しかし、自分の中での迷いをどうにか解消したくて、まずはトレーニングの話から積極的にコミュニケーションを取ることにしました。

しばらくは朝のトレーニングも2人でしたので(その頃は朝練の集合がなかった)、自然とコミュニケーションの数が増えます。

1on1のミーティングを自然とやっている感じ。

最初の頃はコミュニケーションの質はそんなに高くなく、とにかく数で、最初のトレーニングの話から日常会話というところまで進んでいきました。

ちょっとずつ、お互いの信頼が生まれてきて、この人大丈夫だな、信じても大丈夫だなという、「心理的安全性」が生まれてきた瞬間ですね。

その状態までいけば、今度はコミュニケーションの質になってきて、自分の考えと相手の考えをお互い正面からぶつけていく感じに発展しました。

同じコミュニケーションでも量と質といった感じの過程を体感出来たことは、とても大きい財産となりました。

逆に、社会人になってからはいい子キャラを作ろうとして、コミュニケーションの数が減り、お互いに誤解を生み、失敗した経験をしたこともあります。

コミュニケーションの数が減ると、心が離れるというか、めんどくさくなるというか、興味がなくなるというのか。

コミュニケーションって自分の心理的なものもそうなんですけど、それが相手にも思っきり伝わっているんだなという、失敗して気づきを得た感じでした。

これから大学生になる人も、実業団に入る人も、仲間やコーチ、監督にはまずは自分のことをオープンにする必要があると思っています。「私はこういう人ですよ」と理解してもらうためにも、コミュニケーションはまずは量だと思うので、積極的にどうでもいいことから話してみてはどうでしょうか。




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