先日の大阪国際女子マラソンで、現役時代の彼女のこと思うと書かずにいられなかった
先日、長居公園の周回コースで開催された「大阪国際女子マラソン2021」。
東京オリンピックマラソン代表の一山麻緒選手が、可憐な走りで、更に安定感を増した強さを発揮した走りでしたね。
このレース私はTVで観戦していたんですけど、周回コースだったということもあって、20km過ぎたあたりから周回遅れになるランナーも(参加標準が2時間50分以内なので、走っているランナー全員鬼のように速い女子ばかりです)ちらほらいて、その中に実業団時代の後輩が含まれていたんですね。
資生堂時代の後輩、堀岡智子。
一言で言うと、生粋の大阪人。
画面に映ったのは、1分弱だったんですけど、その走る姿が単独走にも関わらず、めっちゃいきいきしていたんです。
結果は、2時間41分00秒の自己新。
実は彼女、実業団に所属していた4年間、ほとんど怪我で過ごしていたんです。
4年間でレースに出たのが10回くらいかな?と私自身は、勝手に思っていて、実際本人に確認してみたら3回とのことでした。
入社当初から、ちょっと走っては怪我でリハビリを繰り返していて、でも、とにかく必ず走れるようになると自分を信じて腐らない姿勢は、すごいなと当時から思ってました。
関西人なので、辛い時も冗談っぽく笑いを取りにいっているのも、同じ関西人として、そうなるよなと分かる空気感でした。
現在、彼女は小学校の教師として教壇に立っていて、その合間の時間に走っているそう。
引退して数年たってからフルマラソンをはじめていて、私が初めて彼女の走りを見たのは、2015年の東京マラソンだったと思います。
記憶では、2時間55分くらいだったと思います。(本人に確認してないですが。)
そこから、徐々に記録を伸ばして、今回の2時間41分といい感じに記録が伸びてます。
「練習何やっとん?」と軽く聞いてみたら、平日は50-60分、週末は70分程度のjog。
でも、ただのjogではなく、1km4分15秒から10秒くらいみたいなので、時間の限られた中で、効率の良い練習をやっているんだということがわかりますね。
大阪までは、jog以外にぼちぼちポイント練習もやっていて、23km走1回、1kmのインターバルを5・7・10本の3回。
量はそんなに多くやってない印象。
レース後に送ってくれた、文章の中に「痛みが出ることがほぼありません。」とありました。
今、彼女がマラソンを楽しめていることは、「痛みが出ることがほぼありません。」という言葉が全てなんだろうと思いました。
引退してもその人のストーリーは続いていて、実業団時代は周りを走りで笑顔に出来ることは少なかったかも知れないけど、数年経って、自分なりに頑張ったら昔一緒に走っていた仲間やスタッフが喜んでくれてって最高やないか。
本人もこれ以上書いたら、恥ずかしいと思うので、今回はこのあたりまでにして、彼女の今後のマラソン人生も楽しみにしていきたいと思います。
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