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飲み干し、捨てていった。家に有るアルコールを捨てるアル(中国人風)

数ヶ月前。

家にあった、ウマくもない安ビール(第三の)。残っていたワイン(パックの安いもの)。頂き物の日本酒(2級酒のこれまた安いもの)。ソレらはすべて胃袋とトイレと『トリップ』の彼方へ消えて行った。


残るものは何も。ホント何一つなかった。


ボトル半分の、酔う為だけの…、記憶をなくす為だけの『ジン』は、お風呂場でさようならをした。


冷蔵庫には、妻が、義母が、買ってきて補充してくれた安ビール。チューハイ。僕の大好きだったサ◯トリーのウーロンハイが、陽の目を見ることなく(実際は扉の開け閉めで見ることができるが)眠っている。


気が狂ったように飲み。

水分とは言えない液体を体に入れては、すぐに便所に垂れ流し、アルコールろ過装置として生きてきた。

何本も何本も買いに(会いに)行った、パックのいいちこ、一升瓶やウィスキーボトル。あなた達にお金を貢ぐことは、もう訪れないだろう。


文字に起こすと、なんか感傷的で、味がある。


まさか、ここまで本気だとは…。

あの、かの有名な、自他共に認める呑んだくれ(自分)はドコへ逃げ隠れたのか?

まさか、自分の意思で酒をお風呂で捨てるなんて愚行が…。


もう飽きたのだ。フワフワと宙に浮いた、足が地につかない、ドコに向かって進んでいるかもわからない人生は。あなた(酒)への愛は、薄れて消えた。


もう気付いたのだ。あなた(酒)は、僕に手を差しのべてくれていたと見せ掛けて、深い闇に引き摺り降ろそうとしていた事に。


笑顔で近付いて来てもムダ。あなたは、どんなに辛くても(二日酔いでも)、夕方(仕事終わり)には笑顔で近付いて来る。前日、あなたがした事(歯止めが効かなく呑みすぎてしまう)、オレが忘れてるとでも?

あー、そーだ。忘れてんだよ。いくら二日酔いで記憶が飛んで、具合が悪くても、忘れて呑むんだよ。それがアンタのやり方なんだよ。手口なんだよ。


もー、騙されね~ぞ。毎日、毎日、色目使いやがって。

これからは、お前の力は借りない。

まっとうに生きる。

誠実に、謙虚に生きる。

人を愛す。

酒のない人生を謳歌する。 


決意表明だ。


(※そもそも、お酒を楽しまれている方々を否定しているわけではありません。引き続きお楽しみ下さい)


ただ吐き出したダケのこんなnoteを、最後まで諦めず読んでくださりありがとうございました。



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