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STEP-0-9:出し惜しみをしない

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前回からの つづき-----

「自分の武器」というのは「なにかトラブルが起こっても、ほぼほぼ大丈夫だ。」という「取ってつけたような ものではない、積み上げてきた自信」のこと。

と、前の投稿でご案内したのですが、ここで、カン違いが起こりやすくなります。「私なりにガンバっているんです」という感覚。これが落とし穴。

「自分なりにガンバっているけれど、周りが評価するまでのところには至っていない。」というのは「成果を出せていない」=「武器になっていない」

「自分の武器にする」というのは、勉強であれば「最低でも偏差値60以上」「願わくば偏差帳68以上」のところまで「いちいち自力で強引に持ち込む」ということです。


高学歴と呼ばれる人たちが「成果を出した」というのは、このレベル。つまり「上位20%以上のところに 自力で到達させる」ということです。

ビジネスであれば、それが小さなことでも良いのです。「いつもアイロンがかかった清潔な服を着ていますね」評価される上位20%にまで よじ登る。

「いつもニコニコと元気に挨拶されますね」と評価される「ニコニコ元気な挨拶」で上位20%の評価を得るところまでトコトンやりつくす。
 
「私なりには、やっているんですけど」と、上位20%のところまで突き抜けない「ケチケチした行動」などやらない。突き抜けるまで恥も外聞もなくトコトンやる。


たとえば「掃除」や「断捨離」。「ムダなことに時間を使う人ほど、身の回りにムダなものが多い。ムダなものとムダな時間は比例する」

こういう話を聞いて「いつか使うかも」と思って置いてあるけれど、さっぱり使っていないもの。「積ん読」されたまんま読んでいない「書籍」。

こういうものを捨てていく。残っているものは「いつも使っているもの」ばかり。そういうモノは清潔に手入れされツヤさえ出ているような状態。

確かに、多くの調査で「成功者」と言われている人たちの「仕事場」や「自宅」が、このような状態になっているのは有名な話ではあるのです。


ところが、こういう「話」を聞いて「へぇ〜。そうなんだ。」と【知識】として終わらせる人。さらに「自分は掃除や片付けはしない」けれど・・・

それを「うんちく」として「知ってる? 知ってる?」と自慢げに「知っていること」を威張ったりする「自称 意識高い系」の人がいたりするわけです。

この話、実際に、これまで仕事で評価されて来なかった人が、自分の仕事場を徹底的に掃除して断捨離して、床にツヤまで出した途端、評価が上がる。

そういうことが実際に評価が上がるというよなことが頻繁に起こります。ですが、これを「自分の意思だけで やり切る」というのは相当難しい。


統計から逆算すると、この話を1,000名の人が知ったら「なるほど、掃除するだけで自分の評価が上げられるのか」と、即、行動に移す人は40名程度です。

こういう人は「本当か?」と、自分の周りにいる「仕事で高い評価を受けている人たち」を見て回り、事実だと確認して、勝手に高評価者を真似まくる。

徹底的に「掃除の仕方」をパクる。細部にいたるまでトコトン真似る。一度手をつけ始めたら、モチベーションを上げはじめて、途中でやめたりしない。

たとえば、ダイエットのためのウォーキングを始めると評価が上がる。とわかったら、1人でトコトン面白がりながら、痩せるまで続けていける人たち。


仕事でも面倒な作業を頼まれて「これを美しく仕上げ終えたら評価されるのは当然」と、トコトン面白がりながら、美しく仕上げ終わるまで続ける。

何をやらせても「成果が出るまで、途中のプロセスで面倒がるどころか、かえって強引におもしろがって、やり切ってしまう」という40/1,000の人。

ここまで説明すると「確かに、そういう人が評価されるのは当たり前だろう」と誰もが納得するでしょう。成果を出すところまで持っていく=評価される。

どうにか、自分を追い込められたら「成果が出るところまで持ち込める」と確証を持って、強引に自分を追い詰めることで、本当に行動に移す人は160名程度。


言ってみれば、ダイエットをするとなったら「スポーツジム」に先に「入会費と年会費を1年分払ってしまいジムに通わなきゃいけない状態を作る人たち」

こういう人たちが、私達のセミナーを受講しています。そして「そういう追い込み方」をして、半ば自分に強制的に成果を出す習慣を身につけてしまうのです。

ですが、残り800名は、自分で自己管理しながら行動はできない。他人に自分を管理しながら行動するようなこともしない。結局、成果を出せないのです。
 
逆に、この「40人+160人=200人」は、カタチはどうあれ「成果を出すクセ」が身につく。この「微差の積み重ね」が、とんでもないほど大きな「評価の差」になってしまうのです。


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