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善兵衛農園でびわに触れる!縁農の魅力にハマる3日間【体験記/ びわの収穫&梱包編】

こんにちは。
立命館大学食マネジメント学部、2回生のひなたです。

今回は、6月にカノールの縁農を通して訪問させていただいた和歌山県・田村にある善兵衛農園ぜんべえのうえんさんの紹介と、縁農えんのうの体験記です。

縁農に興味がある方や、実際の様子を知りたい方必見!
実際にカノールメンバーとして参加した生の声をお届けします。

◆生産者さんのご紹介

善兵衛農園ぜんべえのうえんさんは、200年以上続く歴史のある農園です。

7代目園主の井上信太郎さんは、柑橘農家としてはもちろん、自ら飲食店との取引もされるなど経営者としても活躍される、すご腕の農家さん。

カノールでも何回も縁農をさせていただき、善兵衛農園のそのアットホームで温かい雰囲気にはコアなファンも多いのだとか!


\\\ 実際に運営メンバーが訪問しました ///
これまでの縁農や共同生活についての情報が盛りだくさん!



◆縁農体験記

◎私が縁農に参加した理由

私は普段、大学で“食”を通して色々なことを学んでいます。その中でも、特に「農業」は”食”の世界において絶対に通る道なので、本格的に学んでみたいと思っていました。

そんな時、”カノールが2泊3日でびわ縁農の参加者を募集している”と聞いて、「行きたい!」と思い、すぐに参加を決意しました。



◎はじめまして! 甘い涼風びわとの出会い

涼風りょうふうびわは、実が大きい上にとにかくみずみずしい!
びわの甘さが口いっぱいに広がります。

6月3日の夕方。電車で出発しました。

2時間ほど電車に揺られ、湯浅ゆあさ駅に着いて、他の参加者とご対面。
お世話になる信太郎さんに駅まで迎えに来ていただき、晩御飯を食べて一日目はおわりました。

夜に到着したので、「農業」を直接感じることはありませんでしたが、晩御飯のあとは、たくさんのびわを食べさせてくださいました!



◎全国から学生が集まる!緊張の夜

話は前後し、善兵衛農園さんに到着した直後へ。
同じように農作業をしにきていた他大学の学生さん達が、すでに滞在されていて、軽く自己紹介をして交流しました。

お風呂などの寝る用意を全て終わらせた後は、これから共に作業をする方達と雑談タイムへ突入。お互いのことを話したところで、次の日は1日作業のため解散し、就寝しました。

今振り返ると、雑談をしている最中は、私も含め参加者のほとんどが人見知りだったため、終始緊張気味でリアクションも静かだったな、と思います(笑)

Writerのつぶやき
最終日には、仲良くなり、和気あいあいとした雰囲気で過ごせました!
作業を通して親しくなるのは勿論もちろん、宿泊型の縁農では夜も一緒に過ごすのでより仲が深まります。
初めて会った人とでも短期間で仲が深まるのは縁農の大きな魅力の1つです。



◎いざ、作業開始!

 ・収穫作業

びわの木は、倉庫から離れた山の斜面で栽培されています。
なので、収穫の際は山を少し登って畑まで行きます。

他大学の学生さんも合わせて7人いたので、「びわを収穫する作業」と、「てぼに入った収穫されたびわをコンテナに移す作業」に分かれて作業を行いました。

収穫する時は必ず実の頭の枝を残すようにして、ハサミで丁寧に収穫。
収穫したびわは、てぼに入れていきます。

〈収穫作業〉はさみで枝を切り、丁寧にびわを収穫していきます。

そして、ここで重要なポイントが1つ

びわの実は非常に傷つきやすいので、慎重に、衝撃しょうげきを与えないようにします。コンテナに移す時も同様です。
常に「丁寧・慎重」にびわを取り扱うことを意識して作業を進めました。

とはいえ、作業自体は難しくありません。

ですが、収穫した後に、たくさんの木をくぐり抜けて、びわが入ったてぼをコンテナまで運ぶのに加えて、傷つきやすいびわに、いかに衝撃を与えないかに神経を使うので、意外と体力は奪われます。

しかし、減っていく体力が全く気にならないくらい、まぶしい太陽と清々すがすがしい青空の下で、豊かな緑に囲まれながら行う作業はとても楽しかったです!

心と身体がきちんと生きていることを実感しました。

Writerのつぶやき
普段、私が住んでいる場所は自然豊かではなく、かつPC・スマホと毎日にらめっこする日々を過ごしています。なので、リフレッシュとして、またデジタルデトックスとして、心身ともに癒すことができました。



 ・梱包こんぽう作業

梱包作業は主に倉庫で行います。
全体の流れはこんな感じ。


《梱包作業の流れ》
コンテナで運んできたびわを袋から出す

びわに残った枝を切る

重さで分ける

出荷用の箱を組み立てる

箱詰め

この一連の作業をただひたすらに行います。
最初は、「びわの袋を取る人」「びわに残った枝を切る人」に分かれて作業を分担して行いました。

〈梱包作業〉みんなで分担して作業を行います。


私は主に、びわに残った枝を切る作業を担当。
出荷に直接関わる重要な作業なので、
びわに衝撃を与えないように、慎重に慎重に、集中して行います。

この時が1番びわに向き合った時間だったと思います。
この作業があったことで、より一層びわへの愛着がわきました!

Writerのつぶやき
作業中は他大学の人とたくさんお話しすることができます。その時間がすごく楽しい。趣味は何か、最近はどんなことを頑張っているのか、などその人自身についても自然とお互いを知ることができて、とても濃密な時間を過ごすことが出来ます。



◎作業おわりの最高の瞬間

全ての作業は17:00で終了。
ここからは、BBQバーベキューの時間です!🍖

みんなで買い出し・食材の準備をし、いざ開催!

エモくて和やかな雰囲気のBBQ

信太郎さんや他の学生の方々と作業の感想を話したり、たわいもない話で盛り上がりながら、具材を焼き、ご飯を食べました。

タイトル通り、身体を動かした後に食べるご飯は本当に美味しい!!
最高の瞬間です!

Writerのつぶやき
全員、お腹が限界を迎えるまで箸がとまりませんでした(笑)
また、仲が深まるにつれ、次第に濃くなる話も最高。
楽しくて充実した時間、ここにあり!!!



◎縁農の魅力はこれだ!

 ー農業・縁農の魅力とは何か。

それは、「何気なにげない普段の生活の中にある幸せを感じられること

作業をしていく中でびわへの愛着が湧き、とれたてのびわはとても美味しく、たくさんの人と話す時間は楽しく、働いてひと段落した時に見下ろす景色はとても綺麗。

そして、何より1番は、身体を動かして働いた後のご飯の美味しさが格別なのです!

自然の恩恵おんけいを受けながら生きることは、本来の人間の生き方そのもののような気がします。
農業をして、少し情報過多な世の中から離れて、身も心もリフレッシュ。
たくさんの魅力が農業にはあります。

また、「色々な幅広い年代の人達と交流することができる」ことも、縁農の魅力

同世代は勿論もちろん、大人の方々とも話すことで、自分には無かった考え方や視点を新たに得ることができます。

実際、私は色々な人の話を聞く内に、自分には持っていない価値観を知ることができ、とても新鮮でした。
それと同時に、自分と同じく「食」や「農」に興味を持っている学生達との農業生活は楽しくて充実していて、とても幸せでした。


そして、善兵衛農園さんからも多くの学びがありました。
商品のマーケティングや、会社の運営、またSNSの運用など、独自の経営スタイルを聞くことができて嬉しかったです。

特に、「農家の楽しさ」についてのお話はとても面白くて、私の中での農業の概念がポジティブに変わりました

気になる方は、ぜひ一度善兵衛農園に訪れ、
信太郎さんに直接聞いてみてください😊



◆まとめ:農作業から広がる世界

縁農に参加すると、実際に農作業をするだけでなく、その楽しさや大変さ、農業の醍醐味だいごみを知ることができます。

それだけではなく、普段なら知り合うことのない人達と交流し、新たな繋がりができると同時に、自分の世界を広げることができる素敵な機会です。

実際、私も縁農を通して、和歌山とびわが大好きになりました!
縁農と農業の魅力を知ったことで、善兵衛農園さんの虜になっちゃいました!

皆さんも是非、身も心もリフレッシュできる、充実した最高の時間を、和歌山で、善兵衛農園さんで送ってみませんか?


▼昨年の善兵衛農園・びわ収穫の様子はこちら▼


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◆Writer: Hinata Fukuta
◆Editor: Yui Ozeki
◆Support: Kanna Yamanaka

◆Special Thanks: Shintaro Inoue

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 今後も少しずつですが、メンバー一同全力のnoteを更新していきます! お楽しみに! ▼現在、募集中の縁農や最新情報はSNSをCheck! https://linktr.ee/kanoru