見出し画像

自分の人生を取り戻す方法|#04

この記事は文字と、音声によって提供しています。
今後音声ファイルは一部有料枠となります。

周囲の意見を取り入れる

夢を現実にするため、自分自身の内面に耳を傾けることは非常に重要です。
しかし、それと同じくらい大切なのが、周囲の意見を取り入れることです。

他人の視点やフィードバックを活用することで、自分一人では気づけなかった才能や強みを発見し、さらに自己成長を促すことができます。
ここでは、周囲の意見を取り入れることの重要性と、その具体的なメリットについて詳しく探っていきます。

視野の広がりと新しい視点の獲得

私たちは視覚情報から多くの情報を得ます。
それ故に視覚情報こそが全てだと判断を誤りがちです。
視覚で捉えられる要素というのは、全体の物事の数%であり、視覚で捉えられない事の方が多いです。 
科学の発展とは、この目に見えないモノを目に見えるようにすることの研究であり、研究が進むにつれて、いかに自分たちが見えてないのかを知る結果となります。

物事や真実は何も変わりません。
あなた自身もまた何もかわりませんが、それをどの距離で、どの角度で、どの様にとらえるのかによって、その価値や可能性、価値観は変わります。

物事は何も変わらないのに、変わっているように見えているのは、自分自身の捉え方が変わるからです。これを『成長』と言います。
その捉え方や、可能性は、自分の考えだけではどうしても視点に限りがあります。

例えば、円錐を観察するにしても、 円錐と同じ距離の外郭だけでも、横方向に360度の見え方があり、 縦に360度の見え方があり、その組み合わせは、約13万パターンあるという事になります。そこに円錐までの距離という要素を組み合わせたら、天文学的数字となります。
つまり、1つの真実であっても、捉え方は無限にあり、その無限の全てが正しいという事を指します。

無限の全てに対応する事はできませんが、なるべく多くの視野や可能性を持つことは、全体の理解と新たな可能性を模索する為に必要です。
最低でも、3つ以上の視点を持てるようにしましょう。 

ただ、意見を聞く事は大切ですが、意見とは1つの目線でしかありません。

他者の意見は、それが多数であったとしても、正しいという事になりません。
多数が正義とはなりません。
なぜなら、多数とは劣化した知性の集合体だからです。

知性とは、少数になればなるほど精度があがり
集団になればなるほど、大幅に劣化していくモノだからです。

人は数が多くなればなるほどに、衝動的で、動揺しやすく、興奮しやすくなります。
人は数が多くなるほどに、暗示を受けやすく、物事を軽々しく信じやすくなります。
人は数が多くなるほどに、感情が誇張され、単純で極端な発想をしがちです。
SNSを多用しすぎると、この群衆の中に入りやすくなりますが、人間の欲求として帰属意識の欲求があるので、なかなか組織から出ようとしません。
トレンドを追う事に一生懸命になりがちで、本来の自分を壊してまで、群衆のトレンドを追おうとします。
これは人間の性です。
もし、その事に興味があるのなら、群衆心理について学ぶ事をお勧めします。

私たちを取り巻く社会の多く、仕組みを作る側の人はこの原理をよく利用します。
その為、一般の人は、群衆心理によって翻弄されているケースが多い為、考える事を求められず、現実から目を逸らさせ、判断できない様になっています。
あなたは、そんな群衆の1つになってはいけません。
自分で考える事を避けてはいけません。

あなたにとって重要なのは
あなたにとっての  幸せであり
あなたの愛する人が幸せである事です。

それを貫く為に時に苦しい事もありますし、好転させる為に曲げる事もありますが
あなた自身を失わせる必要は当然ありません。

周囲の意見は時に大切ですが、時にあなたを狂わせます。
あなたを救うという善意の気持ちがあっても、根拠が無く、あなたの為を思ってではなく、その人個人の価値観や、その人にとっての出来る、出来ない、好き、嫌いで判断している事が殆どです。

それでも、周囲の意見は取り入れなければなりません。
周囲の意見を取り入れることで、視野が広がり、新しい視点を獲得することができます。それはとても大切な事です。
あなたがどれほど有能であっても、自分で、自分の背中すら見えないのです。
鏡で見るにしても、最低でも2枚の鏡が必要です。
これが、周囲の意見を取り入れる事の重要さです。

私たちは自分自身の視点に囚われがちですが、他人の意見や考え方を聞くことで、異なる視点から物事を見ることができるようになります。
これにより、自分の考えや行動を見直し、新たなアイデアや解決策を見つけることができます。


それでは今回はここまで。 お疲れ様でした

参考本

群衆心理 (講談社学術文庫 1092) ギュスターヴ・ル・ボン (著),
https://amzn.to/4d8COJn


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?