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とあるヲタクの日常②/群青色の空へ高く翔けあがる       

■はじめに

 いよいよ週末は待ちに待ったギュウ農フェスである。
 TIFや@JAMといったメジャーなアイドルフェスに唯一対抗できる、オルタナティブなアイドルフェスでありながら、主催である電撃ネットワークのギュウゾウさんの想いも存分にこめられたイベントである。

 私個人としても思い入れが深いイベントであり、今まで幾度となく参加させてもらった。特に近年、前述のメジャーなアイドルフェスが年々狭き門となる中、そこからこぼれ落ちるライブアイドルたちの受け皿となり、その存在を示すための晴れ舞台として機能している点はとても意義深い。
 私が大好きな会心ノ一撃もその恩恵に預かっており、昨年に引き続き出演が決まった。

 新木場スタジオコーストの閉館に伴い、今年は初のお台場エリアで開催。
 完全な野外イベントとして土日2Daysの大規模なフェスティバルとなった。

<ギュウ農フェス>

 とあるヲタクの日常、日々の生活の中で、会心ノ一撃について、メンバーの待雪アイリについて考えていることを、このnoteに記している。このタイミングでどうしても書きたいことがあった。
 それは会心ノ一撃の楽曲「群青」についてであるが、思いのほか長い文章になってしまったので、この項で伝えたいことを簡潔に書いてしまおう。

・とにかく今の会心ノ一撃と待雪アイリに出会って欲しい。
・そのための絶好の機会がこのギュウ農フェスである。

この2点である。

 ギュウ農フェスに積極的に参加する方なら、会心ノ一撃を知らないという方は少数だと思う。ただ現在の姿を知る方はどれだけいるだろうか。
 正直、現在の会心ノ一撃はキャリアハイと呼べるくらいに仕上がっている。ライブの強度、熱量はライブアイドル界で屈指と呼べるレベルだと断言してしまおう(えーい言ってしまったぞ)
 昔はよく知っている、ちらっと見たことがある、グループの認識はしている、なんとなく気になっている、是非そんな方々にこそ現在の会心ノ一撃を目撃して欲しい。

◎直近のライブ映像↓

 夏のワンマン以降、待ちに待った大舞台であるギュウ農フェス。ここ一番のステージで確実に結果を残す会心ノ一撃の年間ベストステージになる予感しかしない。
 また秋の穏やかな気候の中、野外で行われるフェスは何か特別な感動を得られる環境としても絶好のシチュエーションである。ぜひチケットを購入して出来るだけ近くでその姿を目に焼き付けて欲しい。 
 アイドル現場に抵抗があったり、金銭的な事情で諦めている方でも気軽に観覧が出来るように、メインエリア以外にも無料エリア含むステージが設けられた。会心ノ一撃は両日このブラックステージでライブを行う。青空が広がると良いなぁ。

 私は仕事の都合で日曜日のみの参加となるが、顔も名前も知らないあなたと、会心ノ一撃のライブを観ながら踊ったり騒いだりして、同じ空気を吸い同じ時間を共有できたら最高だろうなぁなんて妄想している。

 この先は、時間が許すならぜひお読みいただきたい。
 特に会心ノ一撃と待雪アイリと触れ合ったことがあるが何かの事情で疎遠になってしまっている方や、最近縁があって興味を持った方に読んでいただけたらなと思う。

それでは以下から本編が始まる

■会心ノ一撃の紆余曲折

 会心ノ一撃をよく知っているファンの方は、まるまる飛ばしてもらって構わない項であるが、まず最初に会心ノ一撃というグループについて簡単に紹介をしたい。細かなプロフィールや略歴は<公式HP><Wikipedia>を参照されたし。また待雪アイリの描く4コマ漫画<『とあるアイドルの事情』>も副読書として必須なので、未見の方はまずはそちらを読んで欲しい。

 前身グループからの改名を経て2017年から活動が始まり、今やインディーアイドルとして中堅どころのポジションである。以下、とてもややこしい。

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 2019年9月のワンマンライブ「白雨」にて4人体制の第一期の活動が終了。
 その後メンバーの操神莉乃の主導プロジェクト、スコールが同年10月より始動。轟姫めるがメンバーとして加わり、会心ノ一撃のオリジナルメンバーである待雪アイリも合流する形となる。会心ノ一撃の楽曲を一部引き継ぐことになったスコールであったが、待雪アイリにとっては《いつか会心ノ一撃を復活させる》そんな思いもあってのことであった。

 待雪の想いは案外早く叶うことになった。操神の脱退で轟姫・待雪の2人体制になったスコールは、こちらも会心ノ一撃のオリジナルメンバー緋乃愛を臨時メンバーとして迎え入れたが、ほぼ同タイミングでさらに新メンバーの織羽を加えて4人体制で第二期会心ノ一撃として復活・再始動することになる。2020年春先のことであった。
 しかしまだまだ順風満帆とはいかない。緋乃愛・織羽の脱退、新メンバーみっくと流々小町子の加入。短期間で激しい出入りがあり、現在はようやく待雪アイリ、轟姫める、みっく、流々小町子の4名体制に落ち着いた。
(加えて、2022年10月現在、新メンバーとして瀬戸菜乃花の参加が発表されている。)
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 私は2018年から点々とではあるが、会心ノ一撃を見続けている。第一期の印象は《ライブと楽曲のかっこいいオルタナティブなライブアイドル》あ えてわかりやすく言うならBiSやベルハー、ヤなミューの系譜であろう。
 衣装は真っ白なパーカーに素足、シニカルな見た目ながらライブとなるとひたすら熱く、どこか陰を感じさせるがときおり放たれる光がとても眩かった。現在と比べるとだいぶ粗削りではあるが、ホームの新宿MARZやmotionを中心に、地下のアイドルヲタクたちとばちばちにぶつかり合うような熱量の高いライブが何より魅力的だった。

 第一期の活動のハイライトといえば、何より2018年のTIF=Tokyo Idol Festivalへの出場であろう。
 お世話になっていた<イベンターのフジモリ氏>の推薦により、アザーレコメンド枠として予選に参加、並み居る強豪(ブレイク前の眉村ちあきetc)を破って出場権を勝ち取った。勝利のためのポイント獲得はSNSを通じた活動などあったにも関わらず、まじめに取り組むことはなく、決勝イベントでのライブパフォーマンスが評価されて出場を決めるのであった。この辺のことは、<『とあるアイドルの事情』56>にも詳しくあるが、実に会心ノ一撃らしい勝ち方だった。
 そして活動自体も実に会心ノ一撃らしさに溢れ、わたしが参加したライブやイベントすべてにおいて魅力的な楽しいものであったが、前述の通りあっけなく終わりはやってくる。シーンの浮き沈みとは関係なく、やりたいことをやり続け、いつまでも緩い雰囲気ながらライブはどこよりも熱い、そんなグループとして続いていく、そしてこのまま売れるチャンスすらあるかもと私は思っていた。しかし2019年9月のワンマンライブ「白雨」をもち、第一期が終了する。
 これが会心ノ一撃というグループにとっても、オリジナルメンバーとしての待雪アイリにとっても最初の挫折だと思われる。

■会心ノ一撃の楽曲と作詞家・待雪アイリについて


 本題に入る前に、まだまだ書かなければならないことがある。
 
 まずは会心ノ一撃の楽曲についてであるが、サウンドメイクはもちろん‘もう1人のメンバー‘こと<我らがリーダーKUMAさん>が全編において行い、作曲・編曲は当然ながら活動前半においては作詞にも携わっている。
 楽曲の特徴は、シューゲイザー、オルタナ、ポストロック、EMOなどいろいろとキーワードは出せるが、‘〇〇〇(ジャンル名)アイドル‘を標榜するような野暮さも無く、かといって作者のエゴが前面に出るような鼻につく感じもない、それでいてファンであれば一聴してしてリーダー作と分かるような個性的なウェルメイドな楽曲ばかり。
 そしてあくまでアイドルが歌い踊るために書き下ろされている。個人的にはギタリストながらリズム体が異常にかっこいいところがツボで、また現場での音出しも担うリーダーであるが、爆音ながら張りのあるクリアなサウンドメイクはとても痺れるものがある。リーダーの音楽的なルーツはメタルにあるらしく、特に<Arch Enemy>には並々ならぬ思いがあるそうだ。
 

○くらげのうた

 話を戻そう。みなさんにとって、会心ノ一撃の代表曲といえば、どの曲が浮かぶだろうか。ひとまず個人の好みは置いておいてあくまで【代表曲】である。私なら第一期においては「jelly fish」「グッバイ」「サーチライト」だと答える。その中でも一番は「jelly fish」 だと考える。

感傷的なメロディー、リリック、ギターフレーズ。ダンサブルなビートながらどこか陰を感じさせるこの曲は、現在においても会心ノ一撃のシグネチャーと言える名曲である。

 とはいえ、一番は「サーチライト」では?と思われる方も多いと思う。今後の話にも重要なことなのでここで触れておくが、あくまで第一期に関して言えば「サーチライト」は異色な曲なのである。大名曲であることにまったく異論はないが、そもそもこの曲自体が緋乃愛が所属した「みゅ~ふぁい‼」のオリジナル曲として生まれている。そして第一期の集大成的な1stアルバム「diary」を通して聴いても分かるが、前述した多様なジャンルからの引用がある会心ノ一撃の中でもカテゴライズが難しい楽曲である。そして何より第一期のカラーにぴったりの曲が「サーチライト」以上に「jelly fish」であったと私は感じている。

○毒を食らわば皿まで

 それでは、次に第二期おいての代表曲を考えてみたい。
 私は「シガテラ」「サーチライト」に加えて、今回の主役である「群青」を挙げたいと思う。  

 まずはシガテラについて書いてみよう。

 みっく、流々小町子のお披露目を兼ねた、2020年12月のワンマン「彩色」において初披露されたこの曲は、翌年1月にリリースさせる2nd アルバム「シガテラ」のタイトル曲であり、第二期完全始動のブースター。会心ノ一撃の勢いを加速させていくことになる。
 サウンド面は90sの初期EMOのような疾走感と激情があり、リリックもそこに呼応し、シガテラという毒の名を冠して棘と攻撃性のあるものであった。

 第一期の途中から現在に至るまで、会心ノ一撃の楽曲のほぼすべての作詞を待雪アイリが手掛けている。彼女の作詞家としてのスタンスは職業作家的であり、リーダーのリクエストやディレクションに基づいて、テーマを設定したり言葉選びをすることが多い。逆を言うと、自分の感情や思いを剥き出しにしてリリックを書くことが実はあまりないタイプの作詞家である。
◎待雪アイリの作詞術に関してはこちら記事に詳しく↓
<「待雪アイリは自分の詞<ことば>を語りたい。」①~⑤> 

 しかし、その数少ない例外というのがこの「シガテラ」であると考えている。この曲に関しては、第一期~二期の間にあった【挫折】の影響が強く表れている。「シガテラ」を語るにおいては、この間にあったことをより詳しく知らねばならない。先述の略歴だけでは伝わらない部分があるので、未読であれば<心の中で煮込まれたもの>、待雪アイリのこのエントリーにぜひ触れて欲しい。

 「シガテラ」は待雪アイリにとって復讐の歌でありながら【再生の物語】でもある。とても生易しいものではない。毒を皿まで舐め尽くし、立ち上がり、乾く間もなくとめどなく流れる涙を拭いながら前に進む歌だ。「いつか、愛したい蝕まれた日 傷と共に」と祈りながら、いつ来るかも分からないそんな日を、決して死なずに掴み取ろうとする歌だ。

◯サーチライトが照らすもの

 ここまでを踏まえて、次はぜひとも「サーチライト」に触れて欲しい。

 「サーチライト」は【僕と君】がお互いを照らしあう【希望の光】になりたいと歌う曲。アイドルとヲタクの関係にも当てはめられるこの曲は、アイドル界においても至高のファンソングであり、熱狂的なファンでなくてもアンセムとして認識されている、まさしく会心ノ一撃の代表曲である。

 待雪アイリの誕生以前、アイドル人生での辛い過去から彼女を救ったのがこの曲であったように<『とあるアイドルの事情』42>、会心ノ一撃の待雪アイリとしての挫折から彼女を立ち直らせて、絶えず鼓舞し続けているのも、またこの曲であるように思う。KUMAさん作詞のこの曲は、待雪アイリの魂に何度も宿り、自身と一体化していく。その度にさらに深みを増していく。
 またこの曲を第二期の代表曲として挙げるのであれば、他の現メンバーについても触れなければならない。センター轟姫めるの圧倒的なヒロイン感、みっくのフロアまで焼き尽くすような熱量、流々小町子の無垢な輝き、そのすべてがこの曲に説得力とより深い感動を与えている。結果、「サーチライト」は第二期の会心ノ一撃にとってより似つかわしい曲になったと言える。

 第二期の4人体制が固まってから、会心ノ一撃は【光】のグループになったと常々感じている。暗闇の中で輝く光以上に、世界を包み込み色を与えるような光。第二期の【光】=【希望】のイメージは、「サーチライト」が表現してきたものの、さらにその先を提示しているように感じている。

■群青色の空と光について

 ここからがようやく主題である「群青」についての話である。

 この曲は2022年今年の春に新曲としてお披露目された。
 一聴して新たなアンセムが生まれたと感じられるほど、シグネチャーといえる会心ノ一撃のサウンドのすべてが詰まっていた。そしてリリックにおいても会心ノ一撃と待雪アイリのこれまでの歩みを総括しており、さらに先へと進むための楽曲だと感じた。
 そんな風に推察ができるほど、この曲も比喩的ながらも彼女の想いがこぼれおちるような、作詞家・待雪アイリとしては例外な曲だと感じている。

※あえて歌詞を全文掲載しないことにしたので、是非オンラインショップから歌詞カード付き音源の購入をどうぞ→<会心ノ一撃 公式 Base shop>

「群青」とは世界と繋がり空に憧れ、空を目指す歌である。しかし始まりは、仄暗い海の底から始まる。

絡まった糸が解けるくらいの 深海を揺蕩う光の花

 今までじっくりこのエントリーを読んでいただいた方や、待雪アイリを熱心に推してきた方なら、すぐにこれまでの道程と重ね合わせることが出来るであろう。たったこの一文で、不遇の時代と当時の心境を表している。
 そして、光の花は願いが叶って咲いた時にこそ意味を成す、そう感じる過程において初めて世界との繋がりを感じることが出来たと続く。このように‘アイドル‘待雪アイリは世界と接続して、地上に這い上がり空を見上げて夢を描いた。

抱えきれないや空は
どうして青さを持った
ずっともう
ずっと答えを探していた

 憧れや理想の姿へはほど遠い。見上げた空の広さと高さに、より強く痛感させられる。こんな魅力的な色とりどりの世界で夢を描いても、時に立ち戻り「なぜ?」と疑問を浮かべて歩みを止めてしまうほど。

 ここまではあくまで語り手である【僕】の独白のように感じるが、次のパートで曲の構成も物語も一気に展開をしていく。

         じゃない?

 実は【君】であるところの、あなたも私もずっと【僕】の隣にいたのである。【僕】の独白だと思っていた言葉は、すべて隣にいる私たちに語りかけられていた。
 君は見ていてくれたよね、君は知っていてくれたよね、私のことを。そうでしょ?そうじゃない?you know?と問いかけるのである。

目が覚めるような空に
種を蒔いた僕らは
未完成なままで花を
待ち侘びている

 募る空への憧れは捨てきれず、どれだけ眩く高く広く果てしなくても、夢を掴むため上へと目指すことにした。未熟なままの自身でもひたすら種を蒔き続けて、高く天へと伸びていく光の花の蕾がひらく時を願う。

何回も何回も
終わりの見えない色へ
問いかけた
見上げればいつもそこにいますか
何回も何回も
飛び出してまた辿って
刻むただただ息を吸う

 途方もない空を見上げ、幾重にも色づく世界に翻弄されながら、疑問を持って立ち止まってしまう【僕】の姿はもうなかった。呼吸は生の象徴である。力強いドラムのビートは刻む心臓の音、命が躍動して加速する。ギターノイズは地表を強く蹴り上げる足の軋む音、痛みを伴いながらも空へと駆け上がる。夢を掴むため、もちろん【僕】も【君】もともにである。

光差す

 空へと昇るさなかに【光】が差してきた。それは地上から見上げていた漠然とした【光】ではなく、私たちを導く【光の道】。その道を無我夢中で一気に翔け上がっていく。

君なんだ
僕なんだ
光なんだ

 曲を締める最後のフレーズである。
光の道を進んだ先で【僕】と【君】の光は重なりより大きな光となった。まだお互いの心の内にある【光の花】は咲き誇ってはいない、未だ夢の途中ではあるが、確かにつぼみは開き輝いている。
 これからも続いていく歩みの中で、私たちは【光】に包まれともに存在している。「サーチライト」では暗闇の中でお互いを照らす希望の光になりたいと願っていた【僕】と【君】は、「群青」ではいつの間にか光として存在していてお互いの希望そのものになっていた。

 最近の待雪アイリの言動を思うとつくづく感じることだが、彼女は本当にみんなをさらなる高みへ連れていく気でいる。
 待雪アイリにとってファンは希望そのものである。また待雪アイリはファンにとっての希望になりたいと心より願っている。そして夢へと突き進む道中、隣にはあなたにいて欲しいのだ。
 「群青」で描かれているのは、彼女を支えるファンとの繋がりとそんな彼女の願望だと考えている。熱心なヲタクだけではない、そこにはきっとあなたも含まれる。久しく顔を見せていないあなたも、SNS上でしか繋がっていないあなたも、そしてきっとまだ見ぬあなたも、本気で全員を上へ連れて行きたいと考え、その存在を必要としている。

「群青」とは世界と繋がり空に憧れ、空を目指す歌である。あなたと一緒に希望の光に包まれながら。

■あとがき~Fly high~

 ここまで「群青」という曲を主題にしながら、会心ノ一撃と待雪アイリについて今思うことを書き連ねてみた。具体的な事実以外の考察はすべてヲタクの日常の中で生まれた私の妄想であるが、まったくの絵空事ではない実感はある。
 最後の最後まで読んでくれた方にさえ意味が伝わらず何も伝えられていないような気がするが、一文でも一言でもあなたが会心ノ一撃と待雪アイリに繋がるきっかけになれば嬉しい。

 2022年8月に第二期会心ノ一撃の集大成となるワンマンライブが行われた。
◎詳しいレポートは下記より↓

「群青」の次、用意されていた新曲の名は「Fly high」
 一緒に飛ぶ準備は出来てる?そう問いかけられている気がした。
 「群青」のその先、新しい旅はもう始まっている。

 私はまたライブへと足を運ぶ。はしゃいで踊って思いっきりジャンプする。
 会心ノ一撃と待雪アイリに触れるたびに、私も群青色の空を高く翔けあがれる、そんな気がしてくる。

 明日からギュウ農フェスが始まる。きっと「群青」も「Fly high」も披露されるだろう。事情が許せば会心ノ一撃の現在をぜひとも目撃して欲しい。そして会心ノ一撃のステージがあなたにとって、幸せな体験になりますように。忘れられない出会いの場になりますように。そんなふうに願いながら私も会場に向かいたいと思う。

 会心ノ一撃と待雪アイリはあなたとの出会いを待ちわびている。

以上 




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