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心の中で煮込まれたもの





会心ノ一撃の待雪アイリです。

ぐつぐつと煮込まれたものが、腐りました。






私の歴史は
the name 「TWICE」2016.12.19-2017.05.07
会心ノ一撃 第一期 2017.05.07-2019.09.22
スコール 2019.10.14-2020.02.08
会心ノ一撃 第二期 2020.02.08-
となりました。

全てに希望を持ち、
辛くても踏ん張りました。 





第一期会心ノ一撃終了から


会心ノ一撃 第一期終了ワンマンライブ。
ライブが終わり、チェルシーホテルの楽屋で人生で初めて過呼吸になりました。

「なんで」
「どうして」

叫びながら泣きました。

みやとりのが会心ノ一撃を辞めることも、いとが活動を休止することも、
どうすることもできないことでした。
仕方がありませんでした。
でも、私はこの4人で会心ノ一撃をやり続けたかった。


「アイリは続けたい?」

私が会心ノ一撃に1人きりになってしまいそうな時、リーダーに聞かれました。

これは、会心ノ一撃を終わらせるかどうか、ということです。

会心ノ一撃は終わらせたくない。

私の活動の一番のモチベーションは、リーダーが作った曲があること。

「あの曲たちがあればその他はどうでもいい」
「メンバーが変わってもどうでもいい」
「私1人でも続けたい」

そんなことを言いました。

そんなことを自分に言い聞かせました。


心の底からそんなこと思っているわけないじゃないですか。


会心ノ一撃を守りたいこと、一番のモチベーションが曲にあることは事実。
でも、メンバーが変わってもどうでもいい?
1人でも続けたい?

…続けたいけど、みんなと一緒がいいに決まってる。
私1人じゃ何もできない。


わかっていたけど、強がりを言うことで、自分を騙すことにしました。



りのがやりはじめる新グループ。
私は会心ノ一撃の楽曲を守りたい。

私1人で会心ノ一撃を続けるには不安が大きすぎたし、足を止めたくない。


色んな理由も重なりましたが、私はそんな気持ちでりののグループに会心ノ一撃の曲を連れて入ることにしました。
そしてスコールが生まれました。

「1からのスタートだ」
「頑張ろう」

曲もあるし、りのもいるし、めるも入った。
自信を持って、張り切って、episodeシリーズを作り、アー写を撮り、内部用資料を作って関係者様にばら撒きました。

準備は万端。


始動ライブの前、ギュウ農フェスでビラ配りをしました。

殆どの方が、「みんなかわいいね!」「頑張ってね!」と温かい声をかけて下さいました。

ですが、中には「今はそういう気分になれない」

と言ってフライヤーを見ることさえしてくれない人もいました。


会心ノ一撃のファンの方でした。

ショックは大きかったです。

でも、予想していたし、仕方ないことです。


会心ノ一撃は想像以上に多くの方から愛されていた。


それは、スコールの活動が始まってから、終わるまで、ずっと、痛いほど、感じることになりました。


スコール始動ライブは、ワンマンではありませんでしたが、とても沢山の方々に見ていただけました。

その次のライブと、そのまた次のライブまでですかね、「なんだ、結構来てくれるじゃん」と思えたのは。

どんどんスコールの予約は少なくなり、来てくださる方は限定され、いつも来てくださる方に深い感謝と、申し訳ない気持ちを抱くようになりました。

ライブの反応は良かったです。

日に日に全員成長していきました。

最初は、“会心ノ一撃の曲をやっているのに会心ノ一撃とは見劣りするグループ”だったと思います。
他のアイドルさんと比較して悔しい思いをする日もありました。

でも、そういったことで感じた悔しさをバネに、猛スピードでパフォーマンスの精度を上げていきました。

私個人としては、今までの会心ノ一撃の曲を教えなければならない、会心ノ一撃と違ってMCもやらなければならない、3人でどう大きく見せるか考えてパフォーマンスを改善しなければならない…色々なことが成長させてくれました。


しかしながら、反応の良さに反比例して、動員数は減る一方でした。

特典会も暇なことが多かったです。

the name 「TWICE」の初期を思い出しました。

(最初、私こういう時端っこで小さく体育座りしてたな…)

今は違います。暇だったら元気にビラ配りに行けます。

Twitterでも、ブレない強い待雪アイリを全面に出していました。

1からのスタートだって思ってたけど、正直ここまで1からだとは思ってなかったから辛かった。しかしながら、初期より自信があったから踏ん張れました。


でも、SNSってシンドイですね。
見たくないことも目に入る。

「会心ノ一撃が見たい」

これはまだいい。

「スコールは行かなくていいや」

とか、運営dis。

スコールに行かないことが正義かのように語る人。

よくわからない憶測で内部事情をでっち上げて語り合う人。

りのが脱退した後もそれが少しだけあった。

いとが会心ノ一撃を休みはじめてからも、活動休止の発表後も。

全然事実と違うことをあたかも事実かのように語る人が多すぎる。


絶望しました。

行かない理由を作っているように見えた。

あんなに私のことを褒めてくれていたのに。

あんなに「曲を守ってくれてありがとう」と言ってくれていたのに。

怖くなりました。

人間不信になりました。

大好きだったTwitterが苦手になり、フォローもやめ、エゴサーチもやめました。


「待雪アイリは会心ノ一撃にいて欲しい」

よく言えたな。

それはあなたのエゴでしょう。

私の選択も愛せないなら、きっと私のことはそこまで好きじゃないということです。


不満をたらたら言いたいわけではありません。

ただ、そう思ったよっていうお話。



先日、とあるアイドルさんのライブを見ました。

会心ノ一撃の時は頻繁に対バンさせていただいていて、とても大好きなグループ。

いつも対バンの際は見るようにしているので、その日もいつも通りルンルンと見に行きました。

素晴らしかったです。

久しぶりに見たので、パフォーマンスが向上しているのもわかりました。

でも、涙があふれました。

感動ではなかったです。


悔しかったのです。

少し見ない間に、曲が沢山増えていた。

ただそれだけのことで。


私たちも、同じメンバーで、同じ名前でグループを続けていたら、今、もっと曲が増えていたはず。

会心ノ一撃 第一期終了から時が止まってしまった。 





メンバーの脱退


思うところは沢山ありますが、全て価値観の相違だと思っております。
誰が正しいとかないし、誰が間違っているとかない。

ただ、その出来事やその脱退を受けての変化に対し、自分の理想を押し付けながら批判するしか能がない奴らにイライラしました。


人は変化を嫌う。

アイドル含め人前に立つ仕事をしている人のファンは、より一層、応援している人が変化することを嫌う人が多いように思います。持論ですが。

それは仕方ないことだと認めていても、私は、そのふわっとした正義のようなものを振りかざして語られることが大嫌いです。

誰が信じるかわからない。
というより結構信じる人がいる。

自分の言葉に責任を持ってください。

私はその言葉の数々に傷つき悩んできましたが、もう今回で終わりにしようと思います。
いつまでも前向きにやっていきたいです。 





スコールの終了


スコールをはじめた時。


正直会心ノ一撃第一期で失敗したことは沢山ありました。(成功したことも沢山あったけどね!)

それを学びとして、

「スコールは会心ノ一撃の反省を生かした新しいグループ」

「会心ノ一撃より売れてやろう」

という気持ちをリーダーとりのと一致させ、めるを加えて出発しました。

スコールは生半可な気持ちでやっていたわけではありません。
ですから、スコールが終わってしまうことは非常に残念でした。

でも、個人的に、りのがいなければスコールを名乗りたくなかった。

スコールでの3ヶ月間は最初から最後まで、本当に楽しかったです。

活動するからには前を向くしかなかったから言えなかったけど、少し経った今なら言ってもいいかなと思うので本音を言います。りのの脱退は本当に悲しかったです。今までありがとう。りのが新しく作るグループを語っている時、素直に凄いと思いました。これからも応援しています。どうか元気で。 





新たなスタート


私って必要なかった?
私はなんで続けているの?
私が守ってきたはず…
なんで守ってたんだっけ、
待雪アイリって何?

スコールでの3ヶ月は特に悩みまくった。

でも、乗り越えた。

精神的に強くなった。



私の心の中でぐつぐつと煮込まれた不安と恐怖と虚無は、2020.02.08、会心ノ一撃第二期始動をもって、腐らせて生ゴミにして捨てることにしました。



私が一番強い。クソが。







P.S.
いつも応援してくれているみんなへ

皆様には本当に感謝してもしきれません。
本当にありがとうございます。
これからも皆様の前ではブレない待雪アイリでいられると思います。
前より強くなった待雪を
何卒よろしくお願い申し上げます。





2020.02.08 待雪アイリ