人間は案外脆いことがわかる実験3つ
こんにちは!かのです!
今日は心理学に関する様々な実験についてです。
人間って意外と脆いということは聞いたことありませんか?
特に人間精神力は脆く、鬱になってなくなってしまうなどが良い例です。しかし、実際に人間がどれくらい脆いものかを知らない場合が多いです。
そこで今回は3つの実験からわかる人間のもろさを見ていきます。
ブラセポ効果の実験
1883年にオランダである実験が行われました。政治犯の死刑囚に対し、「人は3分の1以上血液を抜くと死ぬと言われているが、それを実証する実験をする」と告げ、目隠しをしました。
医師たちは本人に聞こえるように「3分の1以上で間違いなく死ぬ」と結論付け、実際に血液は抜かず、血液を抜いているフリをしました。
そして、医師から3分の1を超えたと告げられた時に、死刑囚は本当に死んでしまったのです。思い込みは人に大きな影響を与えるのです。
ブラセポ効果はよくある「思い込みの力」ですね。これ以外の実験でも何も効果のない薬を渡されますが、医者からは「すぐに病気が治る薬」と聞いて薬をもらったとします。
もちろん効果はないのですが、医者から薬をもらった人は「本当に早く病気が治るもの」だと信じ込んで薬を投与していたら、本当に早く治ったという実験です。
つまり、思い込みで病気を早く治したという結果が出ました。
スタンフォード監獄実験
1971年に、スタンフォード大学で行われた実験に「監獄実験」というのがあります。学生を監守役と囚人役に分けて、監獄のような場所で暮らすという実験が監獄実験です。
その結果、看守役は高圧的になり、囚人役はそれを受け入れるようになりました。どんどんエスカレートした結果、実験は中止に追い込まれたのです。
これは環境に飲まれやすいという弱さが見られますね。最初は一般人だったのに、監守側の人は「自分は取り締まる側だ」となるだけで態度が高圧的になり、囚人を厳しく取り締まるようになりました。
人間の勘違いというのは中年の上司にお当てはまりそうです。そんなに仕事ができないのに、年功序列で上に上がっただけなのに偉そうにする人がそうです。
リトル・アルバート実験
心理学の実験で有名なのが「パブロフの犬」です。ソビエト連邦の生理学者だったイワン・パブロフが、反射行動を見出した実験がパブロフの犬です。エサを与えると唾液を出す犬が、そのうちエサを運ぶ足音を聞いただけでも唾液を出すようになり、訓練や経験によって後天的に獲得される反射行動を見出したのです。
これは経済学の授業で出て面白いなと思いました。簡単にいえば反応を何かに関連づけれるという研究でしょうか。
例えば「お魚くわえたサザエさん〜」と聞くだけで「明日仕事だ」という負の感情が湧き上がってくるという例も同じだと思います。
身近にいろんなものが転がっているので、少し意識して生活していくと面白いですよ。
ひとこと
人間のエラーは怖い
ホモ・サピエンスは昔とても弱かった
私たちは嘘がつけるのが強みです
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