記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

『天號星』10/11ライブビューイング感想

『天號星』ライブビューイング夜の部観てきました。
10/4~9までの公演が中止になってしまい、再開が折しもライブビューイングの日…。
いろいろと複雑な気持ちはありますが、昼の部が無事始まったようだ、と分かった時にはほっとしました。

(ネタバレありなのでワンクッション)

一幕&二幕ラストの音楽、かっこいいですよねー。
サントラCD出してほしい。
星降る背景の中、輝く「天號星」のロゴもやっぱりいい。

(ここからネタバレ)


ライブビューイングならでは

よいとこ

ライブビューイングがいいのは、やっぱり役者さんの顔をアップで見られることですよね!
メイクや細かい表情は、肉眼だと見えづらいので…。

アップで見るお伊勢さん(よしこさん)、迫力!そしてきれい!!

最初の歌のところ、塩麻呂(右近さん)顔にメイクしてましたね。
肉眼&オペラグラスでもうっすらしか見えなかったので確認できた。
そしてこれは誰かロックアーティストのオマージュなんだろうな…。

客席通路にいる役者さんの表情が大写しで見られるのもありがたい。
ラスト前、お伊勢さんが倒れてるのに驚愕するいぶきの表情とかは映像じゃないと見にくいと思う。
(近くの席でも、角度によっては見えないだろうから)
山本千尋さんの顔がアップになると、ほんと鼻筋通ってキレイだなー、と感心してしまいました。

あと、入れ替わり直後にいぶきや配下たちが半兵衛を迎えにくるところで、客席通路でひとしきりお芝居してるんですが、米花さん演じる配下のひとりが、伊之吉(武田さん)の背負ってる風車を抜き取ろうとちょっかいかけては伊之吉に払いのけられる、という細かいお芝居が見れました!

米花さんは演目によってすぐ見つけられる時と、(あれ、今回どこにいた!?)って時があるので、ライブビューイングやゲキ×シネだと確認しやすくてありがたい…。

難点

難点は自分の見たいポイントが映るとは限らない。

「俺じゃねえみてえかい(苦笑)」のくだり、太一さんの顔がちゃんと見えなかったー!(泣)
アングル的に手前の聖子さんに隠れちゃう感じで…。
あそこの太一さんの表情がすごく良かったから、また見たかったのに…。
ゲキシネやBDはちゃんと太一さんの顔アップで!アップでなくとも表情が見れるアングルでお願いします!!

カーテンコール

カーテンコールでライブビューイングのカメラを指さす太一さん。
カメラに向けてわーっと手を振るメインキャスト。
聖子さんが山本千尋さんの肩を抱いて(ほら、前に出て!)みたいな感じで、笑いながらカメラの方へ押し出しててほのぼのしました。
古田さんがなにごとか喋ってて、聴こえづらかったけど「劇場でお会いしましょう」は聞き取れた。
引っ込むときも最後まで客席へ手を振ってくれる古田さん。

ラストの立ち回り、半兵衛in銀次は銀次in半兵衛を倒した時点でけっこうボロボロで、足を引きずりながら朝吉と戦うのを観てるだけでつらいのですが、カーテンコールで出てくる太一さんはスン、と涼し気な顔…。
役者ってすごいなあ(感嘆)

初日と変わってる?と思った点

・ラスト、半兵衛in銀次の「俺はこれから江戸を出る」ってセリフ、あったっけ?
初日観た時は、岡っ引きが捕手連れてくるだろうから逃げなきゃ、みたいな流れで特に説明なく去ることになってたような…。
(私が覚えてないだけかもしれません)
藤壺屋夫婦も白木屋も明神甲斐守も(朝吉も)全部銀次が殺したということにして、半兵衛in銀次が逃げれば追っ手はそちらに行くだろうから、いぶきや他の人に累が及ばない、というのは大変わかりやすい理屈です。

初日の感想で、半兵衛in銀次状態で神降ろし堂や古い仲間たちにかくまってもらえばいいのにー、と書いたけど、そういうことなら江戸にいるわけにはいかないね…。
半兵衛の自己犠牲感がいっそう強く感じられます。

・入れ替わり後、やってきた朝吉に向かって銀次in半兵衛が「お前が(半兵衛in銀次を)鍛えるのだ」というくだり、刀をバットに見立てて、腕まくりしてスイング前みたいなジェスチャーをする古田さん。

・その後、朝吉が半兵衛in銀次に「俺がお前を、鍛えます!」とですます調で喋ってた。

・黒川堤の爆破準備のシーン、与助が作業員たちに向かって何事か言うくだりと、その後、白木屋の股間に向かってひとくだり、は河野さんの日替わりアドリブっぽい。

・白木屋、というか成志さんはなんかもういろいろありすぎて…。
どれが追加でどれが日替わりなのかわからん。でもそれでいい!!(笑)
料亭のシーンのどこかで、魚を横ぐわえにしてネコっぽいポーズしてたのは、初日にはなかった気がする。

江戸中火事だらけで大変だー、と岡っ引き(村木さん)が長屋に駆け込んでくるシーン。
ライブビューイング終了後に近くにいた人たちが、
「前観たとき、『そのうえ水死体があちこちで上がって…』っていうセリフなかったんじゃない?」と話してて、そういえばそんな気が…。
ここも追加されたのかな。
土左衛門が全身傷だらけ、というのと、被害者の名前を聞いたいぶきの様子で、「藤壺屋系列の引導屋が皆殺しにされた」ことを示唆していますが、
このあたり、『必殺仕事人』の映画を思い出した…。
ビデオで観たので何作目か忘れちゃったけど、仕事人をねらう闇の組織、みたいなのに主水のいるチーム(?)が目をつけられて、みんな戦々恐々として家に閉じこもってるんだけど、折からの祭りの狂乱に紛れて殺されていく、という。(主水さんは死にません)
これもオマージュなのか(それとも考えすぎか)。

2回見ての感想&妄想は別ページで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?