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『天號星』2回観ての感想と妄想(その1)

9/14と10/11、2回観て、改めての感想&妄想。
ネタバレありです。
(セリフ、役名等、聞き間違い、勘違いがあるかもしれません。ご承知おきくださいませ)

(ネタバレのためワンクッション)

パンフレットと戯曲本は読んでない状態で書いてます。
初日は物販の行列がすごいことになっていたので諦め、ライブビューイングで買おうと思ったらパンフだけだったので、まとめて通販しようと帰ってきました。
パンフ…、毎回重いわ高いわで迷うパンフ…、でも読みごたえはあるので買ってしまう時もあるパンフ…。

(クッションここまで)
最初にみさきが半兵衛に渡した身代わりのお札。
銀次と半兵衛が入れ替わり、半兵衛(中身は銀次)のふところにあったお札が焦げてた、というくだりで、弁天が「身代わり…ああ、これは…」みたいなことを言って(弱ったなー)みたいな身振りしてるんですが、
「身代わり」のお札、って、ほんとに、中「身」が「変わっちゃった」(入れ替わっちゃった)ってことなんだろうか…!?

2回目アップ(ライブビューイング)で見て、ようやく分かりましたが、最後、半兵衛が銀次にとどめを刺したのは、お伊勢さんが銀次in半兵衛に武器として向けた鑿だったんですね!
女房の最後の武器であり、大工の命とも言える大工道具で仇を討つ、という…。
そしてその後、半兵衛in銀次VS朝吉で、最後に半兵衛を助けた(?)のは、みさきが渡した身代わりのお札…(焦げたのを半兵衛がお社に納めておいたもの)。
因果の書き方がうまいなあ。

ラストの立ち回り、回転する盆の上で長屋の建物の周りをぐるぐる回りながら斬り合いしてるの、面白い見せ方で見ごたえがありました。

「よう、みさき」とふらーっとやってくる古田さん(あえて古田さん)がすっごく怖い…。
中身が銀次だと観ている側は知っているからこその怖さですよね。
「お母さんだよ、開けておくれ」っていうアレ。
風ドクロで向井蘭兵衛と連れ立って、捨之介のふりして堂々と無界の里に入ってくる松ケン天魔王を思い出しました。

銀次in半兵衛に殺されそうになり、呪文とともに「宵闇銀次、止まれ!」とみさきが唱えると、一瞬、銀次in半兵衛が固まるんですよね…。
(そしてその隙にお伊勢さんが銀次in半兵衛に襲い掛かる)
やっぱりみさきには不思議な力があって、命の危機に発動したのかも。
同じ呪文を弁天が唱えてたか、冒頭トランス状態になったみさきが唱えてたような気がしたんですが、忘れてしまったー。
戯曲で確認しよう…。

ゲキ×シネの鳥ドクロ観た直後だったので、殺しの前後に笛を吹く銀次(太一さん)を見ると、
「この笛は黄泉の笛。この世とあの世の縁切り笛だ」
とか言いだすんじゃないかと思ってしまった。

最初の頃の銀次には、田舎から都会(江戸)へ出てきたばかりの若者っぽさがちょっとありますよね。
藤壺屋半兵衛を殺ったら二百両、と言われて「そんなにくれんのか!?」と素直に驚愕したり。
入れ替わり直後、半兵衛を迎えに来たいぶき&部下たちに「宵闇銀次?知らんなー」とあっさり言われちゃって、え?え?有名じゃないの?と驚いたり。

江戸を発つ前に、娘2人の頭をぽんぽんする半兵衛in銀次の優しい表情がいい…。
みさきはまだしも、いぶきには半兵衛状態じゃできなかったことだよね、と思うとほのぼのの中にも切なさがにじみます。

改めて久保 史緒里さん、歌うまいー!
今回の「歌唱担当」は久保さんなんですね。
右近さんとカナコさんの歌声が最初の曲のコーラスしかないのはちょっと残念ですが、久保さんがあれだけ全部歌ってるのはすごい!

2幕冒頭のみさきの歌から半兵衛in銀次の歌、そしてまたみさきの歌でいぶきが演舞、という流れがいい!
初見の時は2幕いきなりだったので(な、なんか格好いいぞ!?)と思いつつ記憶にとどめておけなかった。
そして太一さんの歌を聞くのは初めてじゃないか!?
(自分の劇団や他の出演では歌ってるのかもしれないけど)

幕間にこちらの歌詞聞き取りを読み直して復習して臨みました…。
立ち回りながら「めえ」尽くしの歌詞がカッコいい。

そして歌の後、「あなたのことが、心配で!!」と憤然としながら、花束をいぶきに差し出すみさき。
いつもニコニコしてて、みんなに感じ良いみさきが、まだケガが治りきらないのに動いてるいぶきにはなんか急にキツくなるんですよね。
でも感情はストレートに「心配してる」って言う。
なにこれ?ツンデレ?いや、逆??
いっぽう、”仕事”や半兵衛に対する反発でずっと険しい表情だったいぶきが、みさきには笑顔を向けてストレートにありがとう、みたいな感じで接する。
なにこれー、たまらん…。
しかもこの二人、血はつながらないけど姉妹なんですよね…、萌える…。

久保さんは演技も自然で良かったです。
弁天と再会して喜んでるところから、「いっつも、勝手だよね!!」とキレるくだり、ギアをぎゅん、と切り替えた感じで、観てて小気味よい。

みさきは周囲に気を使っていつもニコニコみんなのアイドル!でいようと心がけてるけど、実はキツい感じが地だったりするのかなー、母である弁天や気をゆるしたいぶきには地で接するのかな、と妄想しました。
半兵衛には世話になってるし、だましてる負い目もあるから、よりいっそう
”良い娘”でいようとふるまってたのかも…、などと。

長いのでいったん切ります。
「その2」へ続く。


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