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【アフリカ旅行】サファリでの動物写真

こんちは、kannesugiです。
ケニアに来て、5年。
学生時代から大好きなバイクや釣りのチャンスには恵まれていない環境の為、新たな趣味ということで写真を始めました。

本当に素人レベルなのですが、それなりの写真を撮れるようになったので、
これからアフリカにサファリに行く!というサファリ写真初心者の方向けに
僭越ながらアドバイスさせて頂きます。

ちなみにkannesugiの使用機材はこちら
カメラ:オリンパス OMD EM-5 Mark 3
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
               M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
               M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6

小さいボディに大きなレンズ、バランスは良くない。。


正直言って、カメラは何でも良し。
キーワードは
望遠・ホコリ・振動・光

望遠


やっぱり動物園とは異なる野生動物の迫力ある写真には望遠が必須。
フルサイズなら、300m
マイクロフォーサーズなら150mは是非とも準備して頂きたい。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm ナイロビ国立公園
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm Ol Pejata保護区

シマウマやキリンなど、草食動物は数も多く、サファリカーでも容易に接近できます。
しかし、難しいのはライオンなどの肉食動物。
数は少ないし、発見できても他のサファリカーも集まってくるので、どうしても肉薄できない。
150mだと、「なんだかなぁ。。」って写真に。

150mmで撮影して、テレコンズームで撮影。 いまいち。。。

奮発してマイクロフォーサーズで300mm(フルサイズ換算で600mm)を購入
正直言って、フルサイズで600㎜のレンズですと大砲みたいになって、
扱いにくいし、ただでさえ慣れないアフリカ旅行にそんな大荷物はうっとうしいですね。
マイクロフォーサーズなどミラーレスは旅カメラにはおススメです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm マサイマラ国立公園


M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm ナイバシャ湖
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm アンボセリ国立公園

しかし、貧乏駐在員のkannesugiが買えた超望遠レンズはF値がF4.8-6.7
正直、暗い。。
光の話は、また後程。。

ホコリ


サバンナはご想像の1億倍乾燥してます。
常に砂埃が舞っています。
そしてサファリカーは常に窓全開。空調を使う概念なんて、全くなし。
乾燥したサバンナを窓全開で疾走すれば、車内は大変なことに。
サファリ後にシャワーあびると、自分がどれだけ汚れたか実感できます。

そんな精密機器には最悪な条件下、絶対にレンズ交換なんてしないで下さい
遠くの動物を取りつつ、近くの被写体や車内の様子の撮影をしたい場合は、携帯のカメラか広角レンズをつけたサブカメラかをご準備ください。
ホテルに戻り、カメラの埃を落とすまでは絶対にレンズ交換はご法度です!
そして撮影しない時は、スポーツタオルなどでカメラを包み、保護してあげましょう。
オリンパスは対埃性能が良いなんて言いますが、サファリの砂埃は例外と心得て下さい。

移動中はみんなこんな顔になります。

振動


サファリカー内は基本、三脚などの使用は禁止です。
ご自分でサファリカーをチャーターしてる場合はOKな可能性もありますが、ツアーなどで乗り合いでしたら、原則使用禁止です。
狭い車内で、アングルの為に立ったり、座ったりと動くのであっても不便な場面が多いです。
そんな中、カメラを固定するのは”窓枠”です。
窓枠やサンルーフの縁にカメラを押し付けて、固定して撮影することになるのですが、これはカメラにも、撮影にもあんまりよろしくない。
固いカメラと固い車のボディ。ぶつかり合って、フィット感もないし、カメラは傷つく、走行・エンジンの振動が100%がカメラに伝達します。
最悪、故障の原因になりかねません。
それを解決するのが、こいつ。


この様にして、窓枠に置くだけで、カメラを固定、振動を緩衝してくれる優れもの。

しかし、高い。。お高い。。デカい。。。
何度も、申し上げますが貧乏駐在員には奥様の手前、カメラに加えて豆袋なんかに2万円も使えんのですよ。。
そんな時、たまたまスナイパーのYoutube動画を見たときにひらめいた!

ライフルのスコープと望遠レンズ。どっちも遠くの対象を見ることが目的

「へぇ~、ライフルを固定するのにバイポットじゃなくて、布袋もつかうんだぁ」
「あれ、これカメラも同じじゃね? つか、これなら作れんじゃね?」

はい、作りました。
しかし、kannesugiは天性の不器用。
小学校の家庭科の裁縫での雑巾づくりに丸2日をかけた実績あり。
知恵をしぼり完成したのがこちら

ジップロックに布巾を入れただけ。。。

はい、お粗末ですねぇ。
なんてたって、貧乏くさい。
他のカメラマンたちは高そうなバッグを使ってる中、こっちはジップロックです。
奥様にも恥ずかしいから隠してと言われたくらい。
しかし、あんた!
機能は全く同じ!カメラと車体がしっかり固定され、振動も吸収。
心配なら、布巾を追加すればOK!
そしてコンパクト。
顔の皮の厚さに自信のある方は、是非お試し下さい。


カメラと光。
これは切っても切り離せない永遠の課題。
カメラの性能の進化は画質と感度の進化と言っても過言ではない。
(お前に言われんでも知っとるわい!とツッコんでください)

サファリは基本、朝と昼過ぎから夕方にかけて1日2回行われます。
朝は午前6時くらいにホテルを出るケースが多く。
お昼ごろにホテルに戻り、昼休憩。
午後3時くらいから6時くらいから、またサファリ。
これが王道です。
ケニアは海沿いを除き、高地に位置しています。
ご想像と異なり、冷涼な気候です。
もっとも暑い時期でも軽井沢の7月程度。
非常に過ごしやすいです。
しかしながら、直射日光は厳しいので、昼間は肉食動物は木陰で昼寝して体力を温存し、涼しい時間帯に狩りをします。
なので、このようなスケジュールになります。
草食動物は、日が昇ってる間はひたすらに草を食べてますが。
光量が少ない朝と夕方、車の振動、遠くの被写体。
ISO感度はなるべく上げたくない。。
撮影するには難易度が高い条件です。
ご予算に余裕がある方は、最高の手振れ防止機能のボディに明るい超望遠レンズを装備すれば万事解決なのですが、費用的に趣味の枠を超えてしまう。。。

限られた予算の中でkannesugiが出した答えが。
カメラ:オリンパス OMD EM-5 Mark 3
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

最初はEM-10 Mark2に同レンズを使ってたのですが、
正直、夕方には暗くてピントが合ってるようブレてることが多かったです。
300㎜望遠で明るいプロレンズか、手振れ防止が強いボディか天秤にかけた時に予算的にも、そして既存のEM-10をサブカメラとして利用できることも考え、このような答えとなりました。
出来ることなら、
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

が欲しい所ですが、価格的にも厳しいし、その前に良い写真を撮るのに必要なことが山ほどある(アングル、光調整、シャッターチャンスその他諸々)

あくまでも素人の導き出した答えですので、アドバイス頂けますと助かります。

最後に


サファリをご予定の方は、是非お持ちの機材と共に晴れた夕方の公園に行ってみてください。
そして20mほど離れた、動く被写体を撮ってみて機材テストや練習をしてみてください。
被写体は野鳥だと小さすぎますので、中型以上の犬や子供がいいかも。
きっと課題が見つかると思います。

ケニアでお待ちしてます。






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