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講義登壇 at 京都芸術大学

先日、京都芸術大学の「経営学」の授業で講義を担当させていただきました。

京都市さんから「“輝く”地域企業表彰」を頂戴したり、Forbes JAPANさんにローカルイノベーターのような形でご紹介いただいた関係で、地域資源や自分たちの強みを活かした取り組みについて、お話をさせていただきました。

講義冒頭では私が大学時代に受けた、印象的な講義の話をいたしました。
それは、2001年9月13日(木)にあった「国際経営論」の授業です。
日付まで覚えている理由は他でもありません。
あの衝撃的な事件の直後だったからです。

その日、担当の柳原範夫先生(後に名誉教授)は、
「テキストを閉じて、今日は私の話を聞いて下さい」

そして、事件当日にあったある事実について話を始めました。
「あの日、あのビルにオフィスがある企業の中で、いくつかの会社は“臨時休業”でした。
この事実を貴方たちはどう捉えるか?
これから生きる世の中では、“情報”が自分たちの生死を分ける。
だから、目の前のショッキングな出来事だけにフォーカスし過ぎず、
その背景や意味について、自分なりに情報を集め、仮説を立てて、
自分の身の処し方を決めなさい。

あの講義以来、喜怒哀楽どれかの針が振り切れるような事が起こった時は、
内観して心の機微に意識を向け、可能な限り五感の“解像度”を上げて、記憶しておくようになりました。

ショッキングな出来事は、直接的な表現と手段で、心を揺さぶり、不安を煽ります。
まだ20歳前後の学生さんたちには、対応が難しいかもしれませんが、
直前の出来事を受けて、あの日の薫陶を共有したい気持ちに駆られて、
そんな話をしました。

私自身はまだまだ成功哲学や経営ノウハウを語れるような身分ではないのですが…
舞台演劇の演出家時代の経験や、20代で起業した時の話など、“手触り感”強めな失敗訓から、
「栄光の歴史だけでなく、 “ 黒歴史”も全て武器にする」
そういう意気込みで、セルフブランディングを形成していった経緯なども話をさせていただきました。

200人近くの方が聴講されていましたが、オンラインでの講義だったこともあり、受講生のほとんどはカメラをオフにしていたため、反応をうかがい知ることはできません。
おこがましいですが、願わくは誰かの琴線に届いていたら嬉しいです。

貴重な機会をいただいた、三上先生、ご参加いただいた学生の皆さん、ありがとうございました!