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後編<全48冊>読書週間がやってきた!出版社社員が選ぶ、他社本だけどおすすめしたい24選

後編では他社のおすすめ本をご紹介

 前編に引き続き、かんき出版社員のおすすめ本をご紹介。後編では他社本の推薦書24冊がずらり。ビジネス書、学習参考書、語学書を中心に発行している弊社ですが、コミックや文芸書も多数上がっています!ジャンルを問わずいろんな本に出会いたい方、ぜひ最後までご覧ください。

①ライバル書籍だけど、おすすめしたいんです。
 だって面白かったから

精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法(樺沢紫苑/著)
 どんな美味しいものを食べても、歯が痛かったら美味しくない。特別な日も誰かと一緒にいるから幸せを感じる。人間が幸せを感じるのに最も重要なものは「健康」と「人との繋がり」であり、「成功とお金」はその次だということをこの本は教えてくれます。あなたにとっての本当の幸せはなんでしょうか?(教育事業部H)

科学者たちが語る食欲(デイヴィッド・ローベンハイマー/著 スティーヴン・J・シンプソン/著 櫻井祐子/訳)
 
確かに自然の動物で、食べ過ぎて肥満しているのを見かけることはほとんどない。虫も魚も動物も。なぜ動物は食べ過ぎないのか、食欲がどのようなメカニズムでコントロールされているのかを学術的に解明した一冊。そして、人間がなぜ食べ過ぎてしまうのか、その残念かつ腹立たしい理由についても説かれています。(デジタル・プロモーション部A)

ビジョナリー・カンパニーZERO(ジム・コリンズ/著 ビル・ラジアー/著 土方 奈美/訳)
 この本はビジョナリー・カンパニーシリーズが登場する前、著者ジム・コリンズが初めて書いた『ビヨンド・アントレプレナーシップ』の改訂版であり、これら大作の原点でもある。私は「第2章 最高の人材がいなければ最高のビジョンに意味はない」には特に共感しました。長く書棚に入れておきたい一冊です。(営業部Ⅰ)

2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ(ピーター・ディアマンディス/著 スティーブン・コトラー/著 土方 奈美/訳)
 研修講師から推薦されて読んでみました。空飛ぶ車は近い将来、実用化されますよ!車が飛ぶなんで映画でしか見た事ないのに。ワクワクが止まりません。その他、様々な業界の未来が丁寧に書かれていますが、ワクワクだけではなく私は不安にも襲われました。世界がどんどん変わっていく!という不安。しかし、この不安に打ち勝つには、テクノロジーの進化(世の中の大きな変化)に適応する力を養う事が大事!と理解しました。変化を楽しみ受け入れようと決めました。読み応えのある1冊です。是非多くの方にお読み頂きたいです!(教育事業部N)

ミライの授業(瀧本 哲史/著)
  この本を読むと、「世界の変え方」がわかります。世界規模の大ベストセラー『ハリー・ポッター』は、なんと初版500部でした。この『ハリー・ポッター』がどのように見いだされ、ベストセラーになったのかを知っておくと、様々な示唆が得られるはずです。(編集部K)

よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑(大野 萌子/著)
 言葉選びは奥が深い、と感じた一冊です。言葉は、素直に、シンプルに、を目指したいと思います。(総務部Y)

なぜ女は男のように自信をもてないのか(キャティ―・ケイ/著 クレア・シップマン/著 田坂 苑子/訳)
 なぜ成功している女性でも、自分に自信がないと思い込んでしまうのか?インポスター症候群と呼ばれるその現象を、ふたりの女性ジャーナリストが探ります。自己肯定感が低いかも、どれだけ頑張っても不安な気持ちが減らないな、など、能力があるはずのあなたがいつまでも強気な気持ちになれない理由が明かされる1冊です。(翻訳編集部Y)

②一気読み必至!フィクションが止まらない

正欲(朝井 リョウ/著)
出張帰りに購入し、一気読みした本です。オビコピーの「読む前の自分には戻れない」は、まさに!です。読み進めるうちに、これまでの自分の固定観念を赤面しながら取り消したくなる…。それくらい衝撃の1冊です。(営業部O)
・ダイバーシティ、という言葉の耳障りはいいが本当に正しく理解できている人間はどれくらいいるのだろうか。読後は簡単に「多様性」なんて言葉を口にできなくなる。底知れぬ人間の本性を見せつけられる畏怖を味わってください。(デジタル・プロモーション部N)

火車(宮部 みゆき/著)
 ネタばれなので触れませんが、犯人の描写がたっぷりと割かれているのに、そこにどんどん引き込まれていく。「お金は怖い」でも追いかけてしまう。(編集部Y)

夏の裁断(島本 理生/著)
 おそらく、人を最も傷つける原因は他人だ。でもその傷を癒すのもまた他人であり、人と交わるからこそ新しい自分が生まれる。どんなに前が見えなくなるほど辛くても、人はやわらかく再生できるとのだと思わせてくれる希望の書。(デジタル・プロモーション部N)

星の子(今村 夏子/著)
 笑えない設定なのに、思わず笑ってしまう不思議な情景が「自然と」書かれていて、書き手に興味が湧いた。(編集部Y)

オーデュボンの祈り(伊坂 幸太郎/著)
 伊坂幸太郎さんのデビュー作です。世界観が素晴らしく、大好きな作品です。外界から遮断されている孤島で何が起きているのか、「未来が見えるしゃべるカカシ」はなぜ殺されてしまったのか。島の人の会話、行動にドキドキしながら、ぜひ読んでみてください!(営業部W)

幼年期の終り(アーサー C クラーク/著, 福島 正実/訳)  
 「SF史上の傑作」と評されていたので、手に取ってみた。1952年に書かれているので、来年で70年。今読んでもスリリングな内容。人類と彼らのやりとりが脳内で描かれる。(編集部Y)

 広報Nも創元社版で読みましたが、おすすめです!

銀河英雄伝説(田中 芳樹/著)
 昨年の1回目の緊急事態宣言中に外伝含め全巻一気読みしました(あのとき通販でしか本が買えず、全巻揃えるのが大変でした)。読み終わったとき、こんなに面白い本、もっと早くだれか教えてよ......と愕然としたのが懐かしいです。2巻で1度情緒がボロボロになりますが、諦めず最後まで駆け抜けてください。
 壮大なスペースオペラで、ラインハルトやヤンにはとうてい手が届きそうにありませんが、その発言の端々や彼らが属する組織の在り方には現代の私たちに通ずる部分が多数あると思います。アニメも面白いですよ!(広報N)

十二国記シリーズ(小野 不由美/著)
 異世界を舞台にしたファンタジー長編小説。十二の国の王と民が登場する物語の中で、生きるとは何か、人の誇りとは何か……という大きなテーマが描かれています。2019年の18年ぶりの新作発売日には大型台風が来て、都内書店の多くは臨時休業だったのですが、わたしが予約していた書店さんは「十二国記の予約の方のためだけに、午前中だけ店を開けます!」と、半分だけシャッターを開けてご対応くださったのが思い出深いです(あのときの書店さん、本当にありがとうございました……!)。『月の影 影の海』(ネズミのキャラが出てくるまで頑張って読んでください)か、『魔性の子』(これだけホラー小説です、超怖いです)から読むのがおすすめです。(編集部K)

 現在十二国記シリーズ走行中の広報Nは『魔性の子』から入りました。マジで怖いです。

③エッセイっていいよね

もう一杯だけ飲んで帰ろう。(角田 光代/著 河野 丈洋/著)
 気心の知れた仲間とおいしい肴をつまみに酒をのむ。あと一杯、もう一杯だけ、と続く幸福な時間の尊さよ。食事というのは「何を食べるか」ではなく「誰と食べるか」が大事だとつくづく。中央線最寄りのお店多数掲載、沿線住み必読の居酒屋エッセイ。(デジタル・プロモーション部N)

昭和、あの日あの味(月刊『望星』編集部)
 戦前の中国にあったデパートの大食堂。高度経済成長期にあらわれた新しい味。昭和の食の思い出を、昭和の著名人66名が綴るエッセイ集。1つのエッセイは5ページ足らず、隙間時間にさらっとタイムトラベルするのにいい本です。(デジタル・プロモーション部H)

④変化球!!こんな絵本があるんです


えとえとがっせん(石黒 亜矢子/著)
 絵本は子供向けでしょと侮るなかれ。もちろん愛らしい動物たちの絵はとにかくかわいい。推しを見つけたくてどんどんページをめくってしまいます。と思いきや、絵本とは思えぬ極彩色におどろおどろしい文字。干支がモチーフでもありなんだか昔の絵巻物を読んでいるような感覚になったところで、急に始まる戌vs狸のラップバトル!とにかくカオスな世界をかわいくおもしろく楽しめる一冊です。(教育事業部M)

 「ヒプノシスマイク」が好きな広報Nはラップバトルと聞いてソワソワが止まりません。気になりすぎる......

⑤結局、大切なことはいつもマンガが教えてくれる

アオアシ(小林 有吾/著)
 読んで上手くなるサッカーマンガ! 現代サッカーにおいて最も大切なのは行動の言語化。言語化出来ているからこそ、プレーにも反映されると考えています。本書は考えることプレーすることをわかりやすく解説しており、サッカー経験者や指導者、プレーヤーにぜひ読んで欲しい1冊です!(営業部M)

ハイキュー!!(古舘 春一/著)
 登場人物たちがバレーボールに向き合う姿を通じて、バレーボールに限らず何かに挑戦することの尊さ、失敗や敗北のすばらしさを教えてくれるマンガです。高校生だった主人公たちが終盤では大人になりますが、全員が全員バレーボール選手になっているわけではなく、高校の部活動の先にひとりひとりの人生が続いていることを示してくれているところもすごく好きです。そして何より「マンガ」として面白すぎる!!マンガというコンテンツの特性を最大に生かした演出にしびれっぱなしです。マンガは電子派ですがこれは紙でそろえているので、いつか子どもが生まれたら絶対にその子に手渡そうと思っています。(広報N)

大家さんと僕(矢部 太郎/著)
 この本を読んだ時に、「大家さん」と祖母のことを重ねて思い出したりしてとても懐かしく、ほっこりとした気分になりました。「大家さん」と矢部さんの掛け合いやエピソードに、思わずクスっと笑いを誘われて、幸せな気持ちになる一冊です。(総務部K)

猫だからね(そにしけんじ/著)
 猫の笑える”あるある”がかわいいマンガで表現された文庫本。猫好きにはたまらない1冊です。思わず爆笑してしまうコマもたくさんあり、毎日のストレス解消にピッタリです。(営業部S)

俺、つしま(おぷうのきょうだい/著)
 にゃんこの描写が本当にリアルです。主人公のキジトラ「つしま(つーさん)」が、ぶちゃ可愛い(笑)”猫あるある”にニヤリ、ちょい涙を誘うエピソードにも心癒されます。(営業部S)

君は放課後インソムニア(オジロマコト/著)
 
こんな高校生時代が過ごせたら楽しかったかな~と思わせてくれる内容です。高校生の時、これといった特筆する思い出もなく、これといった恋愛もしないで、大人になった私やあなたにオススメです。ほんのひと時、理想の高校生時代に連れて行ってくれる素敵なマンガです。舞台は石川県の能登。著者が女性だというのを「探偵ナイトスクープ」で知り驚きました。(編集部T)


 かんき出版社員のおすすめ本紹介は以上となります。前編含め全48冊、いかがだったでしょうか?広報Nは今までそれなりに本を読んできた方だと自負していますが、世の中にはまだまだ知らない面白い本が大量にあることにあらためて気づいてワクワクしています。
 今年の秋の本との新しい出会いに、この記事が少しでも役立っていれば嬉しいです。社内の皆さま、あらためてご協力本当にありがとうございました!





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