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子ども時代の服事情

昨日絵本のくだりで、子ども時代のことについて少しふれたので、今日は私の子ども時代の服について少し。

私は物心ついた時から、誕生日とクリスマスは父方の祖父母にブティックで服を買ってプレゼントしてもらっていた。

それは今でも覚えている。
今日のトップ画像に描いた左の白のスカート、ひまわりの柄が水墨画っぽく描かれており、少し変わったデザインでウエストの横はポケットになっていた。恐らく小学校2年生ぐらいだったと思う。
ヤマハのピアノ教室で、他のお母さん方にえらく褒めてもらった。

そして右のワンピースは小学校4年生ぐらいだろうか。左の背景のようなグリーンのチェック柄で、インド綿のような薄い生地にギャザーがいっぱいとてあり、くるくる回ると楽しい服だった。

昔は今のようにお店もなく、田舎だったので、服やといえばブティックしかなかったのだ。
そこで買ってもらった服は毎年お誕生日会(昔はみんなやってたよね?)で着た。

母方の祖母は、裁縫や編み物が得意で、沢山の服やセーター、浴衣などを作ってくれた。大きくなると、私がこんなデザインがいい!とリクエストして生地も選んで作ってもらったこともある。
今でもアーガイルのセーターは着ている。
スキーでかぶっているニット帽も、編み物の本を買って、これとこれ編んでほしい、と言って高校生の時に変わった帽子を編んでもらった。

母も服好きで、bebeの服を良く買ってもらった。途中で地元に百貨店が出来た。小学校高学年になるとディアブル(2020年秋冬でブランド休止)、中学生になるとイトキンの服を良く買ってもらった。イトキンのファミリーセールの券が手に入る環境だったので、中学校に着ていくコートもELLEだった。紺色のPコートでマリンぽく金のボタンがついていた。TシャツもELLEで。
大人が着るような服を着ていた気がする。薄い綿ですごく着心地が良かった。
傘もELLEで赤いのを折り畳みと両方買ってもらい、大学生ぐらいまで壊れず失くさず使った。折り畳みは25歳でパリに仕事で行った時に壊れて現地で買い替えた。昔から物持ちが良い。

昔は服は気軽に買える値段ではなかったし、良いものを長く愛着を持って使うことが日常に沁みついていた。

母は、パジャマやインナーウエア、タオルなど、日常生活にもお金をかける人だった。なので私もそういう見えないところにも気を配る。

典型的なサラリーマン家庭だったので、そんな贅沢はしていないけれど、服には魔法があると思っていた。
お気に入りの服を着るとハッピーな気持ちになるし、自分に自信も持てる。
今でもそう思っている。
なるべくなら、毎日楽しく快適に過ごしたい。今までもこれからも!!

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