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「音楽」を語る日

いつかはスキな音楽について語りたいと思ってきました。
ただ、音楽を語ることは本について語るより難しく、なかなか実行に移せなかったのですが、その理由として「好きな音楽のジャンルを絞れないこと」と「音楽はの自分が出てしまうこと」の2つがあります。

以前、本棚の記憶で、母が学生寮を営んでいた関係上、実家の本棚は様々な本が混じりあい、それが、本のジャンルにこだわらない私の傾向につながったとお伝えしましたが、その傾向が本について語るうえで障壁になることはありませんでした。

「ジャンルを絞れない」のは本も音楽も同じなのに、なぜ音楽だと「自分」ではなく「素の自分」になってしまうのかを考え、思いついたのは「本は思考であり、音楽は感覚である」ということです。

なかなか説得力がありそうな結論に辿りつきましたが、実のところ何の答えにもなっていません。でも、これ以上を突き詰めるのは難しそうなので、まずは私のスキな音楽にどれほど一貫性がないかを例示しますと……。

中学生の時に心惹かれた洋楽がディープ・パープルサイモン&ガーファンクルです。どちらの全盛期も知らず映像も見たことがないのに、どちらの曲も私の心をとらえて離しませんでした。人生初、体にガツンと響いた曲はディープ・パープルのハイウェイ・スターだったと思いますし、サイモン&ガーファンクルの曲は英語の歌詞を知らずとも曲調から歌の意味を自ずと感じとっていました。

邦楽は、今でいうJpop全般、いろんな曲がスキだったので、洋楽のように「真逆」な2つはありませんが、その代わり?ひょいと脳裏に浮かんだ大学時代の友人Hちゃん。私とは「真逆」なタイプで、「は~い、カニナ!」のテンションでするりと私の中に入りこみ、目を輝かせながらBUCK-TICK(バクチク)をはじめ既に解散していたBOØWYなど、私の知らない邦楽の世界を教えてくれました。

そして、ここで話題急変。
Hちゃんの登場により私の心境に変化が生じたようで――。
本当に突然、好きなようにスキな音楽を記事にしたくなりました。
つい先ほどまで、素の自分がどうのこうのと言っていたのに……です。

こうして、急きょ方向転換。
初めに想定していた内容も全て変更。
Hちゃんが登場するところまでを残しました。

そのため、思っていた半分にも満たない文字数での完了です。
代わりに、3年前、自身の大きな「決断前によく聞いた曲」と「決断後によく聞いた曲」の2曲を紹介します。


たまたま決断の頃に耳にして、飽きることなくずっと聴いていた曲です。
好きな曲でも続けて聴いたらちょっとは飽きたりするものですが、この曲は、何度続けて聴いても飽きることがありませんでした。


「先が見えない」も「先が見えた」も、表裏一体、同じこと。
 決断後はそんなことをなんとなく思いながら……。この歌の中に出てくる「強くもなく弱くもなくまんまゆけ」を聴きたくて、特に朝に、何回も繰り返し聞いた曲です。


おわりに

柄にもない分野に手を広げてみたら、思いのほかワクワクしたので、今後も不定期で記事にしていこうと、そそくさとマガジンを作ってみました。
マガジンのタイトルは『my music』
マガジンの画像は、フジコ・ヘミングさんのコンサート(2021年金沢)終了後、観客もほぼ退出した頃合いのステージです。
今後は、記憶の融合を綴っていけたらいいなと思っています。

よろしくお願いいたします。


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