組織の生産性を落とすブリリアントジャーク
ども、カニカマです。そうです、カニカマです。
以前、Xで流れてきたこのポストに共感したので紹介。
2分もない切り抜き動画なのでぜひ見てみてください。
内容は経営者向けのセミナーの切り抜きなのだが要約すると、
- 会社が成功するためにはスピードが大事
- スピードを上げるために重要なことがある
- それは組織内のカルチャー
- どんな優秀な従業員だろうと一人いると命取りになる
ブリリアントジャーク(Brilliant Jerk)
ブリリアントジャーク(Brilliant Jerk)という言葉をご存じだろうか?
Netflixのjobのページに出てきて有名になったので知っている人もいるかも知れません。
ブリリアントジャークとは優秀だけど人間性に問題のある人物を指します。
頭はいいけど問題児だったり協調性のない嫌な奴。
これ多分経験した事ある人結構いるんじゃないでしょうか?
こういう人が1人いるだけでめちゃくちゃ生産性が下がる。
マジで下がる。
特にエンジニアにとっては顕著である。
エンジニアという仕事はパソコンに向かってカタカタやってるだけに見えるかもしれないが、チームワークがめちゃくちゃ大事。
しかもエンジニアの1チームってそんなに多くない。
だいたい1つのチームって5人〜15人くらいではないだろうか。
そんなチームの中にブリリアントジャークが1人でも混ざっていたらこれはもう大変である。
発言しにくかったり、話しかけにくかったり、その人がいるだけで周りがすごく気を使う。
昔、あるチームにいた時に僕も経験した。
そこそこシニアのポジションで入ってきたが、まず大前提として愛想が悪い。そして協力的ではない。
PRの指摘や修正もあまりちゃんと聞いてくれない。最終的に聞いてはくれるが無駄なラリーが発生する。
だんだんと何かその人に聞いたり頼んだりするのが億劫になってくる。
そうすると何が起こるかというと、こちらでなんとかしようという風になってドンドンスピードは落ちる。
その人に聞けば一発で解決することも無駄に自分達でなんとかしようとする。
その人が上の立場であればあるほどスピードは落ちる。
数ヶ月でその人はサヨナラしてくれたので最終的には助かった。
これを経験してから、1人のブリリアントジャークが組織を停滞させるのに十分な力を持っているんだなぁと体験として身についた。
そこから面接側でインタビューする時は技術力だけでなく協調性とか人間性もかなり見るようにしている。
まぁ完璧に見極めるのはかなり難しいし紛れ込んでくることはある程度しかたないかもしれないとは思っている。
とはいえ、Netflixはこのブリリアントジャークをいかに入れないかにすごい力を入れている。
もしあなたが経営者だったりマネジメントや人事の権限があるなら注意してチーム内を見ていただきたい。
どんな凄腕エンジニアでもチームで仕事するならブリリアントジャークは組織を停滞させる。
ヤメさせた方がいい。
もし自分の上司やチームの同僚にそういう人がいたらどうすればいいか。
もっと上の人にさっさと相談するべきである。
それでも動きがないなら、自分が転職するとかも視野に入れてもいいと思う。逃げるしか無い。
それぐらい自分の生産性を下げる。
そして自分がブリリアントジャークになってないか常に注意する必要がある。注意という名の揚げ足をとるばっかりではなく、お礼をちゃんとしたり、相手のいいとこをみてあげたり。気分で話していないか注意してみたり。
みなさんも自分がブリリアントジャークになってないか注意しましょうね。
僕がブリリアントジャークになっていたら誰か教えてね。
ではでは。
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