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海外で働きたいならTOEICはいりません

ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。

海外で働きたいならTOEICはいりません。って話をします。

TOEICの弊害

たくさんの日本の大学や企業がTOEICを採用しています。
なので自然と英語の勉強となるとTOEICが勉強法になると思います。

でも、これが結構日本の英語の問題だと思うんですよ。

なぜなら、

TOEICで良い点とっても英語が話せるとは限らないから。

TOEICで見られるテストスコアってほとんどが L&R ですよね?
リスニング(聞き)とリーディング(読み)です。
S&W(スピーキング(はなす)、ライティング(書く)) もありますが受けている人あんまり聞いたことがないです。

しかも L&R はマークシートで選択式です。当てずっぽうでも正解の場合があります。

これで英語が話せるようになりますかね?


TOEICは誕生には日本人が大きく関わっていると言われています。
ある日本人2人が、TOEFLをとかを作ったETSというアメリカのニュージャージー州に本部を置く非営利団体にお願いをして作ってもらったテストがTOEICだそうです。

1970年代、80年代に日本企業が海外進出を必要としていた時代に、多くの企業が英語能力のモノサシとして導入して今の人気になっています。
つまり日本人が日本人のために作った英語テストです。

日本人の性格にはめちゃくちゃマッチしていると思うんです。
受験勉強みたいにある程度対策があって、自分で発信するよりも与えられたものをこなしていくみたいな。勤勉な日本人にはピッタリのテストだと思います。

TOEICは世界中で使われていると公式にはありますが、それもかなり怪しい。

実際にカナダの大学ではほとんどの場合、IELTSというテストが基準になっていますし、移民の英語もテストもIELTSを採用しています。

なのでTOEICのスコアを取得しても、海外で使えないことが多い上に英語をしゃべれないとか。地獄じゃんって思うんですが。

それに大量のお金と時間を使わされる日本人ってなんなんだよ。

僕のTOEICの点数

僕もカナダに来る前は受けましたし、スコアを取るべく勉強してました。

恥ずかしいですが、当時のTOEICのスコアをさらしておきます。
最初は受けた時は480点くらいで、1年ぐらいかけて650点くらいでカナダに来たと思います。

どのくらい喋れたか。

ぜーーーーーんぜんしゃべれませーん!!
まーたっく聞き取れませーーーーーん!!

あんなに勉強したのに・・・。
単語は単語帳で勉強してそれなりに知っているので、書いてくれたらわかるんですが会話では話になりません。
そして英語の文章がまったく口から出てきません。

650点程度ならそらしゃべれないだろうって思われるかもしれませんが、900点とってもそんなに変わらないかなぁ思います。
たぶんそんなにしゃべれない。

なぜなら、もう脳みその筋肉が全然違う部分なんですよ。

英語はコミュニケーションです。
会話ができなくて、お互いのコミュニケーションがとれなければ意味ないじゃん。

ということで、そこから会話や日常生活のリスニングにチカラを入れて勉強しなおさないといけないようになりました。

もちろん、あのTOEICでの細かい文法の勉強も、長文を読む練習も無駄ではないですよ。

でも効率も悪いし、海外で通用する英語ができるって言う意味ではほど遠いかなと思います。

その後、移民のテストのためにIELTSも多少勉強しました。

IELTSもしょせんはテストなので対策や特徴はありますが、少なくともスピーキングとライティングもあり、読む書く聞く話すを全部カバーできます。

こっちのほうが勉強しててタメになったなぁという体感です。
IELTSの問題はブリティッシュ英語でのリスニングになるので、それに慣れるのがちょっとつらかったかな。

日本でいるならTOEICも選択肢かもしれないが

さっきも言った通り、日本でならたくさんの企業や大学が採用しています。

なのでTOEICを擁護するとすれば、目的がなんなのかによってTOEICのスコアをとる意味もあるのかなと。

日本国内で大学やいい会社に入るためや出世なら、いい選択肢になりうるのかなとも思います。
評価してくれる場所があるので、勉強する意味はあるかもしれません。

あるいはTOEICを使って外資系の会社に入って海外転勤を狙うってのもありなのかもしれません。

でも英語という意味では、海外で働くという意味ではあんまり意味がないというか遠回りです。
結局もう一回話せるように勉強しなおさないといけません。

というわけで

今、TOEIC勉強している人すいません。英語の勉強自体は絶対に無駄にならないし、必要なので引き続き頑張ってください。

でも海外の大学を目指すならTOEFLかIELTSですし、働くことを考えるならもっと実践的な英語を身につける方がいいのかなと。

日本はもっとアウトプットする練習法に切り替えないと、いつまで経っても僕みたいな海外で英語が苦手なままの人が量産されるなぁと思います。

ではでは。

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