海外旅行と海外移住の違い
ども、かにかまトマトです。カナダでアプリとかを作ってます。
早いものでカナダに移住してはや6年程度経過しようとしています。
もちろん国籍は日本人のままですが、永住権というものを取得して選挙以外はほとんど普通のカナダ人と同じ権利で過ごしております。
カナダにくる前はカナダのことなんて全く知らななかったし、興味もありませんでした。それがもう6年も住み着くことになるなんて。
正直、海外旅行で来ていたらここまで気に入ってたかどうかわからない。
「住めば都」とはよく言ったもので、もしかしたら住んでいるからこそ気に入っているのかもしれません。
海外旅行と移住
海外旅行へ行ったことある人はたくさんいるでしょうが、海外移住となると少なくなると思います。
そもそも旅行と移住では求めるものがまったく違います。
旅行は自分が住んでいる場所では体験出来ないような、ある種のカルチャーショックを味わいに行くため。
見たことない景色や、食べたことない食事、生活様式が違う人々の様子。
それが見たいし、体験したい。
リゾート旅行では普段とはかけ離れた場所へ行くことで、仕事のことも忘れることができて、リラックスすることができたりします。
つまり海外旅行は非日常なわけです。
一方で海外移住はそこで生活をしなければいけません。
生活をするということは、いろいろな問題を解決していかなければいけません。
もちろん最初は海外旅行と同じようにカルチャーショックや違いが楽しいわけですが、それも最初だけです。
長期で滞在というか「住む」となるとそんなことも言ってられません。
例えば、滞在中のビザの問題。
その国の移民政策がどうなっていくのかを気にしなければいけません。
仕事の問題や物価の問題。
スーパーで卵や野菜やお肉はいくらで売られているのか。
そしてどうやって稼ぐか。ちゃんと仕事はその国にはあるのか。
これらはその国の経済状況と大きく関わってきます。
ちなみに、僕の家の近くのスーパーでは卵12個が600〜800円で売られています。家賃もばか高い。もうやだ。
治安の問題や医療の問題。
安全に健康的で過ごせるかどうか。
そしてその国の国民性も理解しないといけません。
商習慣が違ったり、お国柄や地域柄の性格が合わないと、こんなにしんどいことはありません。
こういったことは海外旅行では見えてきませんし、気づきにくい。
つまり海外移住は日常を求めるわけです。
細かいところで言うと、いい美容室みつけないとなぁとかあります。
一度、現地の安い美容室に行ったらすべての工程をバリカンで行うというスタイルに遭遇しました。
最初から最後まで電動バリカンという新しいスタイルに、見たことない髪型に。頼んでたのはコレじゃない感。僕はミルクボーイかな?
他にも市役所行ったり、銀行に行ったり、インターネット開いたり、もう面倒なことこの上ない。もちろんすべて現地の言葉、僕の場合は英語での会話になるので最初は大変だった記憶があります。
他にも、長期で住むとなるとある程度のコミュニティに参加したりしないと友達ができなかったりします。
日本人・外国人関わらず、その国でちゃんとした友人関係が築けるかどうかも海外移住を大きく左右します。
幸いにも僕の周りには、気の知れた仲の良い友人と出会えたので長続きしているというのあります。
同じ海外の場所でも日常と非日常はまったく違う顔をしています。
なので、海外旅行したことある場所に移住してみたら全然違ったとかは起こりうるわけで、逆もまたしかりです。
というわけで
海外に旅行することと、海外に移住することは似てるようでエライ違いがあるなと思った次第です。
日本人からしたら、旅行ではいいけど、住むのは違うなって場所がほとんどで住んでもいい国を見つけるのってなかなか難しいです。
そういう意味でワーホリビザで1年間住んで実際に生活してみるってのはいいかもしれないなと思います。ただワーホリも旅行の延長の性質が強いわけで、使う時は慎重に使ってほしいとも思います。
海外でオープンワークのビザがでるのはものすごくレアで貴重な期間なので、その後を考えるといきなり使わないほうがいいなと。
まぁでも人生で一度、チャンスがあればどこか別の海外で、長期で住んでみるのもいい経験だと思います。
ではでは。
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