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本当の初ガツオ

「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」

気づけば宮崎やら勝浦からカツオがどんどこ市場にやってきている。

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初ガツオのシーズンまっさかりだ。
ちょうど売れ残りに、この黒く紫色のカラーがバシっと決まった良い風貌のカツオがあったので、
同僚のMさんと共同購入して半身ずつ分けあい持ち帰った。

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カツオが入っていた発泡箱箱を見ると「第三宝漁丸」とあるので調べてみた。

近海かつお一本釣漁業の現状並びに小型化したかつお一本釣漁船の導入とその後
http://jamarc.fra.affrc.go.jp/report2012/08.pdf

このpdfの記載を見ると、比較的新しい19トン位の小型船で、近海のカツオを一本釣りでとってきてるようだ。
そのため、宮崎からはるばる東京まで来てもなお、ある程度の鮮度を保てているのだろう。
(鹿児島や宮崎から東京までは水産品が空輸で来ることが多い)

この日は他に、
・宮城女川産の養殖トラウトフィーレ(スーパーサーモン)
・静岡県焼津産の定置網でとれたマアジ
を購入した。
(北から南まで...思えば実に東京人らしい仕入れをしたなぁ。)

なぜここまで爆買いしたか。
実は今回妻から「子供用」としてオーダーを頂いたのだ。

離 乳 食 後 期 !!

子供が生まれて9か月を過ぎると、徐々に固形感あるものを食べさせる、所謂「モグモグ期」が始まる。
妻が言うに何より要注意なのは、
この時期に子供の体内から「鉄分」がほぼ無くなってくることらしい。

なにそれ怖い。初めて知ったぞ

思わずググると以下の記事が出てきた

「小児科医ママの離乳食…「鉄」を生後6ヵ月から摂らせる理由」
https://gentosha-go.com/articles/-/20781

リンク先の記事から、以下引用を記載させて頂く。

"鉄が6ヵ月からなくなり始め、9~10ヵ月で気がつき、そこから鉄を積極的に補充しはじめて1歳で鉄が満たされるとしたら、心身ともにグングン伸びる生後6ヵ月から1歳までの時期に、鉄が足りない状態で過ごさなければならないということになります。"
"私は、日本の子どもたちの将来のためにも、日本の国力をあげるという意味でも、少なくとも生後6ヵ月からはなんとしても鉄を摂取し始めるということを広めて、変えていかなければならないと思っています。"
"今この記事を読んでいる皆さんには、ぜひ「鉄の使者」になり、家族にも周りの友人にも、鉄を摂取するように呼びかけてもらえませんか。"

ななななんだってーーー!!!


ももももううちの子は9か月だぞ!


どどどどうしよう!と妻に言うと、


「だから、小松菜とかあげてんだよ。」

チーーーーーーーーン...

とりあえず、カツオはバターソテーにした後、よくほぐしてから子供にあげてみた

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食感が慣れないためか途中食べるのにまごついたが、五倍がゆと混ぜたらパクパク食べてくれた。

「目に掛ける 赤んぼ食べたよ 初鰹」

失礼思わず一句よんでしまった。

他に買っていたマアジは、ほうれん草と、すりゴマ、カツオブシの糸削りを和えて、お粥にのっけてあげた。

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(後で調べると魚はパサつきがどうしてもあるので、トロみがあるものと一緒に和えてあげると食が進むらしい。)

こっちはかなり順調にパクパク。
さすが焼津のマアジだな~~。

ちなみに、、
大人は全てお寿司にして食べました。

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カツオは炙ったものへニンニクスライス。
サーモンには新タマネギのみじん切り。
マアジは生姜おろし。

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薬味とのペアリングが楽しい。

旬が過ぎてゆく。

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