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【読書感想】 ネジ式ザゼツキー


ネジ式ザゼツキー 島田荘司



個室にいるのに壮大なスケール‼️

こんな小説が好き‼️(‎    ♡Д♡)

記憶に障害を持つ男が書いた奇妙な童話『タンジール蜜柑共和国への帰還』。
そこには蜜柑の樹の上の国、ネジ式の関節を持つ妖精、人工筋肉で羽ばたく飛行機などが描かれていた。それらはいったい何を意味しているのか?
御手洗潔は男の脳内の迷宮を探り、男の過去と童話に隠された驚愕の真実に到達する! 本格ミステリー長編の野心作。

奇妙な童話、異形の死体 御手洗シリーズ本格長編!

Amazon 内容紹介より



御手洗潔シリーズ第19弾❗️

19(°д° )!!


シリーズは約30作程あるらしいので、桁が違いますね…。

さすがです。


記憶がなくなる障害を持つエゴン。

彼が書いた童話『タンジール蜜柑共和国への帰還』

童話は、足が車輪の熊や右腕のない少女、妖精などが大きな木に住んでいる世界の話。

奇妙な世界観の物語から、エゴンの記憶に纏わるヒントが隠されている。

御手洗潔が真相を推理する——。


御手洗潔の推理、とても丁寧だと感じました。(`•∀•´)✧

友人のハインリッヒと共に、順序立てて考察を繰り広げ、あらゆる国で起きた事件や事故と照らし合わせ推理していく。

知識量が半端ないです( °-° )

作中でもハインリッヒが言っていましたが、一室にいるのに、世界中を旅した気分になります。

エゴンの記憶の障害は、映画『メメント』を彷彿とさせる症状。

ふとした瞬間〜翌日には記憶は消えてしまいます。

人生とは記憶そのものなのです。友人も知人もできなければ、それは人生とはいえない

本文より



御手洗潔がエゴンに言った言葉です。

本人に対してなかなか厳しい事言う(^▽^;)


小林泰三の作品にも、記憶に纏わるSFが多々あり、ミステリ仕立てになっています。


このような脳内壮大な作品、めちゃめちゃ好みです💕

実は、シリーズ『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』の2作のみの読了で、中を17作分すっ飛ばして『ネジ式ザゼツキー』を読みました。笑

なので御手洗潔の印象がかなり変わっていて…。


当初「空気の読めない自由気ままな探偵」なイメージでした。

ですが今回、一気に(私の中で)成長した御手洗潔は『先生』と呼ばれていて、脳科学を研究しています。

そしてなぜかスウェーデンに住んでいます(^▽^;)ナニガアッタ❓笑


ハインリッヒという相棒もいて……(だれ❓笑)


『ネジ式ザゼツキー』を読んで御手洗潔のイメージは一転❗️
『ドグラ・マグラ』の正木博士になりましたヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆

おかしい?全然違うか笑笑


飛ばして読んでも、多少の細かな部分以外、本筋には全然問題ありません。

後読みで追いつけば良いのです(`•∀•´)✧
(開き直り)

解説で「双子的関係」と紹介していた『異邦の騎士』も是非読んでみたい‼️


御手洗潔シリーズも追うぞ〜ヽ(´▽`)ノ‼️

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