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【読書感想】 怪談のテープ起こし
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こっっっわ‼️(´ºωº`)
ホラー月間の締めくくりにもってこいの作品でした…。
自殺する間際にメッセージを録音して残す人がいる。それを集めて記事にしないか?
編集者時代の三津田に企画を提案したライターが突然失踪。後日、三津田の元に届いた1本のテープには何が。
カセットやMDに録音された体験談に材を取った6つの怪異譚と、それらを連載し本になるまでの、担当編集者との裏話的なエピソードから成る作品集。
この物語を読むあなたは恐怖を「体感」することになる。
三津田先生視点の小説。
6編の短編と、序章・幕間・終章に文庫本加筆を加えて読者の背筋をぞ〜っとさせる作品:(´ºωº`):
『序章』からビビらせてくる作戦は効果的面。
流れて始まる『死人のテープ起こし』で心臓を持っていかれました…。
【死人のテープ起こし】
ある編集者が「自殺者のテープ」を入手し、原稿に起こす。
三津田先生はその原稿受け取り、本人に連絡を取ろうとするが…。
1番怖いです。
しょっぱなから怖いです。
しかも自殺者という所がまた恐怖心を掻き立てられます。
【留守番の夜】
文芸部のOGから、割りのいいバイトを持ちかけられる。
ある家で一晩だけ留守番をするというもの。
老人が1人いるが、世話をする必要はないと言うが…。
うまい話には裏があるよね…(-∀-`; )
私、絶対断ります…。
【集まった四人】
バイト仲間と登山へ行くのだが、待ち合わせ場所に一向に現れない。
仕方なくバイト仲間が集めた他の3人のメンバーと登山へ行くことになるのだが…。
初めて会う人達同士での登山。
メンバー達もどこか変わっていて…
人見知りの私にはとてもムリ〜(>_<)
【屍と寝るな】
同窓会で久しぶりに友人に会う。
彼女の母親が入院している隣のベッドで、ぶつぶつと独り言を言う老人の話。
そんな興味深い…❗️
この話の三津田先生の解釈が真実なら、めちゃめちゃ怖いです‼️
こんな怖い事ないです…。
【黄雨女 きうめ】
昔、ある占星術師の彼氏に起きた出来事。
ある日雨も降っていないのに黄色い傘とレインコートを着た女と目が合う。
それ以来、彼を待ち伏せするように現れる。
まず格好がヤバいですね。
黄色いレインコートと傘と長靴のフル装備…。
大雨でも滅多にいなくて浮きますね。
彼女の正体は何なんでしょう…。
怖すぎる。
【すれちがうもの】
ある日マンションのドアの外側に、花瓶と花が置いてあり、ドアで倒してしまった。
その日から黒い人影のようなモノを見かけるようになる。
怖い‼️
ありがちな展開だが、それだけに、よく起こる事象と言うことだよね…(´ºωº`)
そして【終章】がさらに怖い…。
いつものように三津田先生が全ての事象を纏めた解釈を話してくれるのだが、そのさらに後…‼️
背筋がゾ〜っとしました。
さすがです。
7月の『ホラー・ホラーミステリ月間』の締めくくりにピッタリの作品でした^ ^
7月に読んだ作品の中から
『ベストオブホラー・ホラーミステリ作品』
を選びたいと思います♪
いつも私の拙い文章を読んで頂き、ありがとうございます^ ^
とても嬉しい❗️
感謝感激です‼️
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