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一時の快楽、賞賛、名誉、成功などに現を抜かすこと勿れ


我欲だけで生きてはならぬ。



「え?なぜ?自分の人生、どうしようと勝手じゃん!誰にも迷惑かけてなければ、自分が好きなよう生きて何が悪いの?」


「よく、最近、“今だけ金だけ自分だけ”っていうことばを良く見るようになりました。これって、そういう社会になってしまっているっていうことでしょうか。我欲の典型ですよね。自分の周りには、このような人はいないように思うのですが、大半が“今だけ金だけ自分だけ”っていう価値観になってしまったということですかね。もしそうならば、世の中がおかしくなっている原因は、正にこれですね。」


「私は、もう我欲は捨ててます。もう十分に生かさせてもらいました。少しばかりですが寄付やボランティアもしていますし、慎ましい生活が自分には合っています。残りの余生を世の為、人の為に恩返し出来たらと思います。でも、本当はまだ遣り残したこともたくさんあるのですけれど…。もうこの歳になっては仕方ありません。“老兵は死なず。ただ消え去るのみ。”であります。」


「我欲オーライ、エゴ万歳!これがあるから生きるエネルギーになってる!若いうちから、禅僧のような生き方なんて出来ませんって。どんどんチャレンジして、失敗して、やらかして、それでちゃんと反省をして、人間、まともになっていくのだと思います。私はそう思って生きています。」


「欲にもいろいろあると思います。我田引水的な卑しい欲は、止めた方がいい。誰かを蹴り落してまでも這い上がろうとは思わない。でも、自分の夢や絶対に実現したいことには貪欲でありたいと思います。」


「世の中、カネが全てだから、生きていくためにカネを稼いでます。ガッツリ儲けて、いい生活して、幸せ安泰!これって、人間の本能なんじゃないの?」…。



この超大宇宙すべての様々な生命体の中で、救済が必要なのは、唯一この人間という生命体。


万物の霊長と言われるのは、人間が勝手にそう解釈しているだけで、宇宙全体を見れば、最も未熟で下等の存在であることを推して知るべし。



「いやあ、そんなこと言われましても、宇宙人とやらが本当にいるのかも分からないし、そんなに人間って駄目な生命体なんですかね~」…。



そうよ。人間は未熟も未熟。


その自覚を持って謙虚に生きるべし。


但し、とてつもない潜在能力も秘めている。


これが発揮されないのは、このちっぽけな“我欲”がブレーキを掛けているからだ。



「え?欲って、寧ろアクセルなんじゃないの?」…。



己、自分の潜在能力を発揮したいのであれば、ちまちました損得勘定や我田引水の小欲ではなく、道理の則った大局にある大欲を知り、それを志すことだ。



「大欲っていうのがあるのですか?それが何なのか知りたいです。教えて下さい!」…。



大欲、即ち、大志。


人生の目的を知り、人間の役割、存在意義を知り、それに則り、立派な大人になることを目指す大欲。


これ実相なり。


これを知りたくば、日々を謙虚に素直に正直に生きよ。


苦労事は、買ってでもせよ。


うちに光が見えてくる。


その光の方向に大欲が示されている。


己、一時の快楽、賞賛、名誉、成功などに現を抜かすこと勿れ。


大欲に生きれば、そのようなものは重要ではなくなる。





そのことを肝に銘じ、只管に、大志を抱き、日々の営みを清く慎ましく生き続けます。





有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者