自然界が悲しんでいる。
「人間」が、この自然界(地球だけでなく超大宇宙においても)で置かれている立場とは何か。
「え?人間にそんな役割なんてあるの?そんなこと誰も教えてくれないし、誰も勝手に生まれて勝手に死ぬんだから、そんな話、信じないね!」
「ああ、分かってますよ。人間は“万物の霊長”として地球を支配している立場っていうことですよね。」
「人間の力は絶大。だから何でも出来るっていうことだな。」
「人間は器用であらゆるものを作り出すことが出来る。地球だって改変できるし、宇宙にも行ってるし、そのうち他の惑星に住むことさえも出来ると思う。あらゆる生命の遺伝子を組み替えることだってできる。人間は、永遠の命を手に入れることさえも出来るかも。これって凄いこと!」
「人間には言葉がある。この言語能力が長けているから地球を支配出来た。他の生き物には出来ないよ。」
「え?人間って、そんなに偉いんですか?なんか、横暴でやりたい放題っていう感じ。絶対にどこかでしっぺ返しがあるよ。」
「人間は、本当は愚かで弱くて何一つ生み出すことが出来ない生命体。だからこそ、謙虚に生きるべきなのでは?」…。
この様に人間の多くは、自分自身が「人間である本当の立場」すら自覚出来ていない。
なぜか?
己、「人間」とは何かを説明できるか?
己はなぜ人間やっているのか?
人間は、この自然界、地球上で、一から何かを生み出すことが出来るか?
人間には、なぜ生きるために必要な肉体や器官や臓器、そしてその環境が既に整っているのか?何のために?
その真理、本当の真実を知りたくはないのか?
「いや、私は結構です。もう現実でいっぱいいっぱいで…。忙しくて忙しくて、そんな悠長に人間のことなんて考えている暇はないですよ!だって、それよりももっと必要なことがあるでしょ?お金を稼ぐとか、家族のために働くとか、趣味を充実させるとか、昇進昇格して偉くなって良い家に住んで良い車乗って良いもの食べて良いところたくさん旅行して、幸せに暮らしたいだけですよ。それの何が悪いの?」…。
ああ、この世の殆どがこのような世相に塗れ、本当に大切なことが忘れ去られ置き去りにされ蔑ろにされている。
この世の空気が澱み黒ずんでいることを知らずして生き続ける人間の身体は、その精神をも蝕んでしまっている。
自然界が悲しんでいる。
「人間」とは何か?
己、この世の幸せだとされる生活一式を得て寿命を迎え、満足な人生だったと囁いたところで、あの世での己の有り様に卒倒することになる。
たとえあの世で、人間がこの自然界で置かれている立場や役割、意味そのことを思い出したとしても時既に遅し。
もう建て前社会でぬるま湯に漬かり続けるのはここで終わりにせよ。
今に目を覚まし本来の立場を思い出せ!
でなくば、己の魂、永遠に浮かばれぬ。
そのことを肝に銘じ、人間としての自覚を持ち、畏敬、感謝、報恩の念を抱き、生き抜きます。
有難う御座います。
幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者