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やりたいことをやる学びについて

ボウリングにいきたい!

私もやしの勤める学校はやりたいことをやる珍しい学校。
3歳から12歳の子ども達が週5日通っている。

子ども達は日々やりたいことを実現してます。
スポーツや工作、生き物観察、探検など
様々な活動を通して学んでいます。

そんなある日
ある子どもボウリングに行きたいと言い出した。

「ボウリングか。」(もやしの心)
少し躊躇した自分に気づいた。

しかし、その子はやる気に満ちている。

料金や交通手段、手紙の作成など
計画をどんどん進めていく。
費用を支払う保護者の方も賛同してもらい

無事ボウリング実行!
楽しむことができた。

子ども達は大満足。
保護者も楽しそうな子どもの様子をみて
満足しているようだった。

ボウリングに行きたい!ラウンド2!


それから何ヶ月か過ぎたある時
また同じ子が
「ボウリングに行きたい!」と言い始めた。

「またボウリングか。どうしよう。」(もやしの心)
すごく躊躇した自分に気づいた。

自分の躊躇する思いを整理する。
遊びを選別していることに気がついた。

普段の野球ではなんの躊躇もしない。
ボウリングとの違いはなんだろうと自問自答してみた。
そこには3つの学びの考え方が分かってきた。

①技術の向上、うまくなるための試行錯誤的学び。
②実現するために考える学び
③より楽しくするために発展する学び

①に関しては
野球もボウリングも変わらない。
野球     →どうすればホームランを打てるのか。
ボウリング  →どうすればピンを多く倒せるのか。
        
どちらも子どもはよくよく考え、試して、失敗している。

②に関しては
野球     →やりたいメンバーを集めて道具を準備して
        少し準備がいるといった感じ
ボウリング  →1回目は調べるところから、費用の計算、手紙の作成など
        とても時間がかかった。
       →2回目となると、かなり簡単に実現できる。

③に関しては
野球     →自分たちでルールを変更したり。新しい遊びを生み出したり。
        主体的により楽しくするための工夫をし続けられる。
ボウリング  →あくまでもお客さん。工夫できる余地が少ない。


もう一つの自問自答
もし費用がタダだったら、、、。

ボウリングに行くハードルは確実に下がる。
だがお客さんになり、主体的でなくなるところはやっぱり気になる。

答えはでなかった。

私1人では答えは出なかった。
遊びのどこに学びがあるなど
頭で考えていることすら

間違っているような気がしてくる。

私1人ではなく、子どもと保護者とこれに関わるすべての人で
意見交換して進んでいこうと思う。

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