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片思いからの諦め。

気になってる人がいた。他人にとても優しくて、平和主義。いつでも明るくて、一緒にいると自分も明るくしてくれる。正直、こんなにいい子は他にいない、こういう子と一緒にいたいと思った。
その子が好きになり何回も誘った。ドライブ、焼肉などなど。大体予定が合えば来てくれて、会って話すと本当に楽しい。顔もタイプでかわいいし。話してるとずっと一緒にいたいなと思ってしまう。

何回も会うと「自分の好きなタイプ」の話題になる。その子が言ったのは「身長180cm以上、できればイケメン」。俺は身長160cmぐらい。あー、全然違うじゃん。何回か2人で出かけるけど、この条件は一向に変わらない。そう、タイプとか好みではなく、「条件」って感じの言い方をいつもする。

考えてみると異性として見られていない。友達、弟、、そんな感じ。

あの子はきっと無理なんだろうな、、、そう落ち込む時間がある。お出かけに誘っても、やることないし暇だから行く、みたいな感じだし。実際、予定してたのに、新しく入った飲み会を優先されたこともあった。これ脈アリなわけがない、あーあ、無理だ、、そう思ってしまう。正直落ち込む。

休みの日、ダラダラと車を走らせる。通り慣れたなんともない道。ただの日常的な瞬間がゆっくりすぎる。そんな時考えた。俺が彼女にしたい人、一緒にいて欲しい人はどんな人なんだ?
すぐにその人が浮かんだ、上で書いた人。でも、もっと抽象的に考えた。そしたら、「家庭的な人」「素朴な人」「日常を暖かく楽しめる人」「暖かい人」だった。そう考えると、その人は全然違う。確かにその人は一緒にいると楽しい。明るくなれる。でも、家庭的でもないし、素朴な人でもない。ぽんぽん飲みに行ってるし、いろんな人と笑
たぶん、俺が一緒にいてくれる人を望んでいただけなんだろうな。一緒にいて自分を明るくしてくれる人を欲してたんだろう。確かにその子は一緒にいると楽しいし明るくなる。
でも今ならわかる。その人のことを好きになったのは、自分のことを明るくしてほしい、元気にして欲しいという甘えが根本にある。要するに本当は自分のタイプではない。今の自分を助けてくれる人。

自分のタイプは「素朴な人」「家庭的な人」「日常を暖かく楽しめる人」「暖かい人」だ。そんな人が現れるまで自分はひたすら自分の時間を過ごそう。楽しく元気に明るくやっていこう。ポジティブなところが多いほうが相手も一緒にいやすいし助けられる。

以上が最近の失恋話でした。
今までで1番の文字数だった。

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