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目が疲れたときにおすすめ/7つのセルフケア

今日は眼精疲労やドライアイなど
目の不調を抱えるひとにおすすめしたい
7つのセルフケアをご紹介します👀

…と、その前に。
漢方で考える「目」についてすこし解説を。
漢方では目を整えるポイントとして
✦肝 ✦血
この2つが重要となります。

五臓の「肝」は前回の投稿でも書きましたが、
からだの「気」の巡りをコントロールしたり、
イライラや怒りなど「情志」に関わるところ。
それに加えて「血」の貯蔵庫でもあります。

漢方では「肝は目に開竅(かいきょう)す
という言葉があるぐらい、
「肝」の不調はとにかく「目」に現れます。

また漢方では
肝血(肝に貯蔵されている血)で目を養う
と考えるので、
肝に血がストックされていない
肝血虚(かんけっきょ)
という状態になると目に栄養が行き届かず、
ドライアイや乾燥など出やすくなります。

ちなみに「肝血虚」の他の特徴としては
▪️足がつりやすい
▪️まぶたや頬が痙攣する(ピクピクする)
▪️爪が割れやすくなる

などがあります。

これらを踏まえた上で、
おすすめセルフケア見ていきましょう!


①まずは寝る
以前、子午流注の回にも書きましたが、
(https://note.com/kanecopharmacy/n/n39a942965e67)
真夜中の1時〜3時が「肝」の時間になります。
この間に全身の血は一旦「肝」に集中するので
この時間帯に起きてしまうと肝血虚になります。
目が疲れやすいひとはなるべく日付が変わる前に寝ましょう。


②夜はなるべく目を酷使しない
漢方では、目や耳は「血」を消耗すると考えます。
朝からスマホを見て、
日中は仕事でパソコンを見て
帰りはイヤホンで音楽を聴いて…と
現代人はとにかく目と耳を酷使しすぎ。

「肝」にストックされた「血」は
朝は満タンでも、
夕方から夜にかけてはなくなる寸前。
血虚のひとなんかはもうカラカラの状態です。
そこでさらに目を使うことが
どういうことになるかわかりますよね…?

これから秋の夜長で
読書や映画鑑賞がたのしい時期になりますが、
目の調子が良くない時は休ませてあげてくださいね🙏


③イライラしたり怒ったりしない
「肝」は物事がうまく進まない状態をとても嫌がります。
それによって起こるイライラは「肝」が傷つき、
怒りは「熱」を引き起こします。

「肝」に「熱」がこもることで
ドライアイや目の充血などにつながります。
(そういうときにおすすめな生薬は「菊花」)

「肝」はのびのびとした状態を好むので、
ゆったりとしたお洋服に着替えて、
あまり物事の是非にこだわりすぎず、
ストレッチするなどして
リラックスさせてあげましょう。


④赤い食材を摂る
薬膳では「血」を補うのに
赤色の食材が良いと言われています。
とくにクコ・ニンジン・レバーなどは
目におすすめの赤い食材です🥕


⑤頭皮マッサージをする
目は使うたびにピント調節のため
目の筋肉を常に緊張させています。
その緊張から頭皮がかたくなりがち。
*ちなみに頭皮がかたくなると抜け毛の原因にもなります

気圧による不調のときに紹介した
「百会(ひゃくえ)」のツボ周辺をマッサージしたり、
シャンプーで頭を洗うとき、
洗い流す前にすこし頭皮マッサージすると
血流が良くなり、やわらかくなるのでおすすめです!


⑥日中はサングラスを
目にとって有害なのがブルーライトと紫外線。

高知は日差しがすごく強いのですが、
紫外線がいちばん強い真夏でも
サングラスをしていないひとがほとんどでびっくりします。

紫外線は角膜の炎症などを引き起こし、
白内障の原因にもつながります。

ちなみに日焼け止めガッツリ塗って日傘もさして
「わたしは絶対美白をつらぬきます!」というひとも
意外とサングラスをしていないケースが多いのですが、
目が紫外線を浴びた時点で
全身のメラニンは分泌されます。
(メラニン分泌=シミやシワの原因になる)

目のためだけじゃなく、お肌のためにも
しっかりUV加工のサングラスを使いましょう🕶


⑦さいごはツボ頼み!
そんなこと言っても
夜更かしやめられないし、
夜テレビ見るのもやめられない!
というひとはツボを押しましょう👍

✦攅竹(さんちく)
 眉頭と、鼻の付け根の間にあるくぼみ

✦晴明(せいめい)
 目頭と鼻の間のくぼみ

✦太陽(たいよう)
 眉尻と目尻の間の点から指一本分外側

✦四白(しはく)
 正面を向いた黒目の下、目の淵から指1本分下がった骨の際

疲れたときにこれらのツボを押す、
もしくはホットタオルを使ってあたためると
すべてのツボが一気に温まるのでおすすめです!

ぜひためしてみてください🌿

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