呪術

超自然的・神秘的なものの力を借りて、望む事柄を起こさせること。

現代の金融、投資は呪術だという言語は非常に分かりやすい。
レストランを作れば儲かる。
宿泊施設を建てれば儲かる。

なぜなら、それで儲かっている所があるから。

だからと言って、誰がどうやったって儲かるかと言えば、
むしろ逆で、失敗している事業者の方が多い。

にも関わらず、これまで成功事例として存在するビジネスなら投資対象だが、これまで見たことがないビジネスには投資できない。

それが本質的に社会課題を解決するものだとしても、それは慈善活動やNPO的な認識になって、大規模な投資が回されることがない。

そもそも、投資とは、社会をより良くしていく方向に向けて行われるものだが、
その基準ではなく、目に見える回収ができるどうかの基準だけで投資が行われているのは、もはや呪術だろう。
なぜなら、これから社会の価値方向が変わるにも関わらず、これまでの価値基準で投資をしているから。

だから、本質的に、論理的に、社会がより良い方向にいくことを望んだ投資を増やしていきたいという深井さんの話は、言語化と意志がさすがだと思った。
それを市場経済で行おうとしているのが本当に素晴らしい。

そして、教育分野は回収が未確定で不明確だから投資できないというのは、
本当に本質的にも論理的にも終わっていて、子どもたちにどんな経験をさせられるか、
どんなワクワクを作れるかは、圧倒的に投資対象だと思う。

このようなお金を使い方をする人と、このようなお金を使われる人が育っていく為にも、教育に直接投資が行われる世界にしていければ良いと思う。

そのためにはどうすれば良いのか。

それぞれが、より強く、思っていることと、やっていること、言っていることを一致させていくことで、意志が伝播していくことが大切だと思う。

そして、自分自身がその伝播の一つになれるように頑張りたい。
と思った。

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