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ぼんぼん社長㉓ 留学時代⑧ 若気の至り 毎日note連続1084日目


皆さんこんにちは、ぼんぼん社長井上 剛典です。

前回はオーストラリアでの色々な出来事について書きましたが、今回はオーストラリアで日本食の店を開店した話を書いていきます。

オーストラリアには1992年から1997年まで約5年間住んでいたのですが、一般的にオーストラリアで大学へ行くには最初の半年から1年が英語学校、その後1年がファンデーションプログラムという大学準備コースに入ります。

大学がストレートに行けば3年で卒業できるので、5年で大学を卒業するのが一般的ですが、私は5年滞在しましたが遊び過ぎたため、専門学校しか卒業できませんでした。

しかし、大学には行けませんでしたが、学生のうちに起業しオーストラリアで日本食の店を運営していたので、普通に学生をしているよりも良い経験はできたと思います。

飲食業に関して全く知識のない中でオープンし、今思えば何も知らなかったから出来たのだと思いますが、言葉の通じない中で開業から撤退までやり切ったのは若さですね。


店の場所はブリスベンの中心部にあるウインターガーデンというショッピングセンターのフードコートで、お弁当や丼、巻き寿司などを販売していました。

飲食店でのバイトの経験も無く、何となく料理が好きというレベルでいきなりお店を始めるというのは「若気の至り」としか言えませんね。


たまたま物件があったのですが、その物件が大規模なリノベーションに入るまで家賃が格安だったんですよね。

期間が限定で1年半と短かったのですが、通常の半額以下で借りれたので思い切って始めました。

そもそも家庭料理しか出来ないので、シェフを探すところから始めたのですが、運がよくたまたまベトナム系オーストラリア人のシェフと出会います。

リムというシェフ(と言っても24歳)で日本食の調理経験があり、天ぷらを揚げると、日本人より上手に衣を付けきれいな天ぷらを作ってくれました。


レシピも私が作ったものよりも彼のレシピのほうがおいしく、すべて彼のレシピにしてスタートしました。

私の本業は学生なので、授業がある日はスタッフに任せて授業に行き、店に入れる時間は仕事という生活を続け、忙しかったですが楽しかったですね。

スタッフも友人やその紹介などで集まり、ある意味クラブ活動のようなノリで楽しくやっていました。

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1年半の間はシェフが変わったり色々ありましたが何とか運営をしていました。限定の期間が終わりリノベーションに入り、再開後の家賃を聞いたところなんとその時の4倍になるとのこと。

さすがにその家賃では運営していける自信もなく諦めました。

この1年半で身につけたのは、言葉の通じない国でもなんとかビジネスは出来るという自信ですね。

今思えばこれが私の仕事も勢いで「何とかなる」という考えのスタートで、ここからビジネスに関しては迷走を始めます。起業するのは簡単だと思ってしまったんですよね。


とは言え、今考えても海外でビジネスを立ち上げるというのは、思い切りが良かったのだと思います。

今同じことが出来るかと聞かれれば即答で「できません」と答えますが、若いというのは良きにつけ悪しきにつけ大きな可能性がありますよね。

多少失敗してもいくらでもやり直せますし、お金は無くても時間という資産があります。


結局1年半で美味は店をたたみ、日本に帰ることになるのですが、この時残って日本食をやっていれば永住権も取って、オーストラリアにいたかもしれません。

その後オーストラリアはオリンピックバブルになり日本食ブームが来たのでレストラン王になっていた可能性もありますが、人生はどうなるかわからないので面白いですね。

この頃から飲食には興味があり、私のキャリアの中でもう一度飲食はやりたいと思っていますので、しかるべきタイミングが来たら始めようと考えています。


振り返ってみると、妻にも店を手伝うという理由でオーストラリア来てもらっていますし、海外でも起業できたというのは大きな自信になっています。

結果として店は成功しませんでしたが、どんな経験でも必ず良いところがありますよね。

皆さんも自分の過去の経験をたどってみてはいかがでしょうか?今の性格や行動パターンに至る原因が見つかりますよ。


今日の一言
過去の経験を遡り自分を構成する要素を見つける
成長するための実践行動
・どんな経験にも今につながる原因がある
・過去の経験をどうとらえるかは自分次第
・自分の経験の中で自分に自信を与えてくれるものを見つける

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