ぼんぼん社長㉞ 定まらない私 毎日note連続1128日目
皆さまこんにちは、元ぼんぼん社長の井上 剛典です。
前回は日本一のレストランを目指してCasitaに研修に行きほぼ物件も決まりそうなところである事件が起きたという内容でした。
その事件が記憶にある方も多いと思いますが「リーマンショック」だったんです。
名古屋市内で100坪以上のレストランが出来る物件を探していて、候補が3つくらいにまで絞られて、そろそろどこかに決めようと考えていた時でした。
2008年9月リーマンブラザーズの破綻に端を発するリーマンショックが街に影響を与えだしたのは2009年になってからです。
記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんが、名古屋市内最大の歓楽街である錦エリアの人出が急に少なくなったのはこの頃からでした。
名古屋はトヨタ自動車関連の会社も多く、当時はトヨタ自動車には接待禁止令が出ていて関連会社の方の外出もなくなり一気に夜の街から人がいなくなったんです。
栄エリアでレストランの出店を計画していたのですが、街の状況を見る限り今はタイミングではないというのは明らかでした。
色々と話は進んでいましたが、私自身急に弱気になりこのタイミングで億以上の投資をレストラン1店舗に行うのは自殺行為のように感じていたんです。
すでに研修の費用や、東京での滞在費、シェフの方の給与や滞在費など相当な金額を使っていましたが一旦計画を凍結し研修も撤退しました。
今思えば、やめておいてよかったという判断ですが、強行してやっていたらどうなっていたんだろうと考えることもあります。
Casitaにこだわらず小さなレストランや少し大きな居酒屋などの業態であればそこまで準備に時間をかけずにできたのでまた違う結果になっていたと思います。
そんな結果を今振り返って反省するべき点は「自分の本気度の低さ」です。
「やりたい」という気持ちはありましたが絶対に「やる」と決めていなかったので物件の決定にも時間がかかりました。
良い物件が出たらやろうと思っているので、どんな物件が出ても「もっと良い物件があるのでは」といつまでも決められません。
やると決めてあれば、必要な条件に近い物件が見つかった時になんとかして足りない部分を補ってでもやっていたと思います。
また、研修についても1年以上かかりました本気で取り組めば1年以内で終了し、物件探しにもっと集中して出来たんですよね。
結局研修中も「お客さん」意識が抜けず全力で取り組む意識が低く「やりたいこと」をやっていました。結果として「すべきこと」を身につけるの時間がかかり研修が長くなりました。
何事も決めて取り組めば行動が変わり結果が出るんですが「ぼんぼん」故に本気の決断ができていなかったんですよね。お恥ずかしい話ですが当時はそんな状態でした。
皆さんも何か新しいことを始める時は何があってもやると決めてからスタートしましょう。良いものが見つかったらスタートするなどの条件を出していてはいつまでもスタートできません。
そんな反省をしながらも、この1年半はとても良い経験をさせていただいたと思っています。
本当はもっと書きたいことが大量にあるのですが、守秘義務もありオープンに出来ないのでこのくらいにしておきます。
詳しく聞きたい方は直接聞いてください。
おかげさまで今は決めているので迷うこともなくなりました。
皆さんも決めてからスタートしましょう。
今日の一言
新しいことを始める時はやると決めてから始める
成長するための実践行動
・決まっていないと条件によって決めようとする
・やると決めているとどうしたらできるかと考えるようになる
・本気の姿勢は人生のすべてのシーンに現れる
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