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【卒業旅行日記①】とにかくご飯とお酒が美味しい街、韓国・ソウル

まえがき


今年3月、めでたく大学院を卒業した。

卒業とは、これまでの学生生活を締めくくる節目であり、あるいは仲間との別れであり、あるいは旅行の口実である。

正直、修士論文に取り組んでいる間から、頭の中は卒業旅行のことでいっぱいだった。飛行機やホテルを予約したり、観光地やグルメを調べたり、研究そっちのけでそんなことばかりしていた。旅行についての論文を書いたほうが、ページ数は多かったかもしれない。

そして終わってみれば計4か国、たくさんの友達と色んな国や地域に行くことができた。

せっかくの貴重な海外旅行の体験なので、そのときの感動を忘れないように、noteに記録しておきたいと思う。

初回は、大学の部活の友達5人で行った韓国旅行の3泊4日ソウル編。この後そのまま済州島も行ったのだけれど、それはまた次回に。




ひさびさの国際線


そもそも私は海外旅行が7歳のとき以来とかで、その当時の記憶はほとんどない。したがって今回が実質初めての海外旅行と言ってもいいくらいだった。

いよいよ出発となる2月某日の朝、成田空港からZIPAIRのボーイング787に搭乗したわけだが、普段国内線LCCしか乗らない身なので、通路が2列ある飛行機が久々でまず感動した。

搭乗時間は2.5時間くらいでそれほど長くなかったが、離着陸のときはいつもの国内線のときの比じゃないくらいのワクワク感を感じていた。ちなみに私以外の友人4人は爆睡していた。朝早かったので仕方ない。

お昼くらいに韓国の仁川空港に到着し、そこからは電車でソウル駅へ向かった。切符の買い方がよく分からず、みんなで試行錯誤しながらなんとか切符を買えたのだが、そうやって海外で困難をなんとか乗り越える感じも楽しかった。

ただ飛行機と電車で移動しただけなのに、はじめての海外ならではの感動をたくさん味わえてとても良かった。


観光地がしょうもない


おっと、いい感じでスタートしたのに突然のソウルdis。お願いだから炎上だけはしないでほしい。

ソウルに到着した我々は、ホテルに荷物を置き、さっそくソウル市内の観光を開始した。

3日間で具体的に行った場所としては、景福宮、昌徳宮、宗廟、北村韓屋村、光化門広場、Nソウルタワー、国立中央博物館など、かなりベタな観光地を巡った。

しかし、ひとことで総括すると、全体的にしょうもなかった。王宮はそれほど豪華絢爛なわけではなく、タワーも博物館も、日本の観光地に比べるとだいぶ劣ってしまうような印象だった。王宮はやたらと広いが、どの建造物も似たような感じで、そんなに面白みはなかった。

これ以上書くとdisが止まらなくなってしまうので、このくらいにしておく。

ただ例外的に楽しかったのは、市場やショッピング系の観光地だ。特に広蔵市場や明洞通りの屋台街は、日本には無い品ぞろえで、賑わっていて楽しかった。日本語を話せる店員さんも多かった。

もしソウル観光をする人がいたら、市場や屋台街に行くことをオススメしたい。王宮は全部予定が終わって暇になってからで構わない。※あくまで個人の感想です


しょうもないNソウルタワー


しょうもない景福宮


しょうもある広蔵市場


韓国料理が美味しすぎる


前述のとおり観光がそれほど魅力的ではなかったため、途中からほぼグルメ旅行と化していた。

旅行中の会話の多くは、「今日の夜はサムギョプサル食べよう」「明日の昼はユッケ食べよう」「明日の夜はケジャン食べよう」というような内容に集約されていた。脳の大半がキムチで置換されてしまった、腹ペコ学生の末路である。

ソウルで食べたものはほとんど全部美味しかった。サムギョプサルも、チヂミも、プルコギも、ケジャンも、サムゲタンも、スンドゥブも、毎日食べてもいいくらい美味しかった。食に関しては本当に充実していた。

余談だが、このあと別の友達と東南アジア旅行に行った際、マレーシアの食事が口に合わず、韓国料理の美味しさを再確認した。

あとは食事だけでなく、ビールも美味しかった。行ってから知ったのだが、韓国のビールは「TERRA」と「CASS」の2種類がポピュラーらしく、「Beef or chicken ?」みたいなノリで「TERRA or CASS ?」と聞かれた。どちらも日本のビールよりもスッキリしていて飲みやすい味わいだった。日本の発泡酒に近いかも。個人的にはCASSのほうが好みだった。

あとは、韓国の繁華街・梨泰院で訪れたバーの店員さんに「バクダン」というカクテルを教えてもらったのだが、その破壊力が強烈だった。

バクダンとは、チャミスルをビールで割ったカクテルである。アルコールをアルコールで割る時点で頭が悪いと思うし、その名の通り、飲んでから爆発するような酔いが一気に体に巡ってきた。バクダン恐るべし。

強めのお酒で酔いたい人にはオススメのカクテルだった。


初日の夕食。サムギョプサルとプルコギ。


韓国のお酒たち。TERRAとCASSとチャミスル。




あとがき


やはり旅行は人と食事が大事だと感じた。観光地は二の次かもしれない。

結局、仲のいい友達と朝から晩まで一緒に過ごして、美味しいご飯と美味しいお酒を共有できたことが、一番の幸せだったと思う。

観光地がしょうもないと言ったが、グルメなども総合して考えるととても良いソウル旅行だったし、また来たいと思っている。

このあと我々は飛行機で済州島に移動し、1泊2日の島一周ドライブ旅行を敢行した。もし興味がある人は、次回の済州島編も読んでみてほしい。



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