「日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで」
磯田道史著
「古文書の達人だけが知る、歴史の裏側、教えます!」
こんな魅力的な帯に訴えられてしまえば、読むしかない~♡
始めは古文書につっかえていたのだが、それを解いていく著者のワクワク感が伝わってきて、あっという間に読んでしまった。
特にヒットしたところは、寺小屋の「知の世俗化」!!
江戸東京博物館でもあったが、厳しいお母さんの下で女の子が塾(寺小屋)通いをしている展示が、まるで現代の家庭のようで忘れられない。
例えば、イギリスの社会学者によると「1870年頃には男子の40~50%、女子の15%が日本語の読み書き算数を一応こなしていた。」と著書で語っている。ちなみに当時、西欧の識字率はロンドン30%、パリ10%だったらしい・・・すげっ!
「我々は「本が作った国」に生きている」では、「日本では江戸時代に出された様々な本が、職業知識や礼儀作法、健康知識などのインフラを築いて行った。」そうな。 なるほどねぇ~本でできた国・・・日「本」!
また「幕末の日本も「本」が動かした」とあった・・まさしく、そうかもっ♪
それは吉田松陰が3年間の幽閉生活で、300冊を読んだとされることや、清朝の魏源が書いた「海国図志」の各国(清や朝鮮)の扱いの違いから見てもそう。
そして「日本が独立を保ってこられたのは、自らの出版文化を持ち、独自の思想と情報の交流が行われたからである。」とあった~!
出版文化と・・・
独自の思想と・・・
情報の交流・・・
これって、ある意味、ここのこと~?! まさしく、noteじゃん!!!
実は、ここ、こそが・・・未来の日本をつくる~~~かも?!
それと、やっぱり「本」を読むことは、いいことです~~♡♡♡
(この際、幽閉感覚で、読みまくってみようかな 笑)
拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡