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2024 J1 第17節「サンフレッチェ広島 vs ジュビロ磐田」 超主観的振り返り

広島 2-0 磐田
【得点者】

広島:ピエロス ソティリウ(前半38分)、ピエロス ソティリウ(後半15分)
磐田:-

2024年6月1日。ジュビロ磐田はアウェイゲームでサンフレッチェ広島と対戦。

広島遠征は断念したので(そのドタバタは後述)、DAZNでリアルタイムで観戦しました。

結果は0-2で磐田敗戦。

前節のホーム湘南戦の逆転勝利の勢いそのままに勝利を奪いたかったところでしたが、さすがは広島。そうはさせてくれませんでした。


広島遠征は断念


「おかしいなあ。まだチケット発売されないんだろうか?」

アウェイ広島戦は、新スタジアムということもあってできれば遠征したかった私。「Jリーグチケット」をチェックしてもいつまで経ってもチケット情報が出てきません。

「また後で確認するか・・・。」

なんてやっているうちに、SNS上で「広島戦のチケットを買った」という投稿を幾つも見かけ、「え!うそ?」改めてJリーグチケットを見ても、やっぱり販売情報載ってない。

「あれ?これはもしかして・・・・」

サンフレッチェ広島のホームページを見たら、「サンフレチケット」という独自の購入サイトがあることが判明。

「うわあ!しまった!」

時すでに遅し。ビジター席は完売。

メインスタンドは?と思ってホームページを読むと、

対戦(ビジター)チームの 応援およびグッズの着用・使用可能エリアは、
㉑ビジターシート(自由席)、⑬-Bビジターシート(指定席)、㉛-Bチチヤスカウンターシート(ビジター)、㊷-B車いす席(ビジター専用)のみとなります。
上記以外の席種は、対戦(ビジター)チームの応援およびグッズの着用・使用はできません。

サンフレッチェ広島ホームページより

ガックリ。


「チケットは、Jリーグチケットで買う」と思い込んでいました。チームによっては、そうじゃない場合もあるんですよね。磐田だって以前は「ジュビチケ」という独自システムでした。

なんで早いうちにサンフレッチェ広島のホームページを見に行かなかったのか?初歩的なミス。我ながら情けない思い。

広島遠征は断念しました。

ちなみにチケットは全席完売になりました。


スターティングメンバー

ジュビロ磐田

鈴木海音は広島戦後にU-23代表活動に合流予定。植村洋斗がベンチ外となり西久保駿介がスタメンに復帰しました。

ベンチには、第4節アウェイG大阪戦を最後にベンチ外だった中村駿が約3か月ぶりに帰ってきました。サブのCBは伊藤槙人を予想していましたが、森岡陸が第11節アウェイ横浜FM戦以来の復帰となりました。


サンフレッチェ広島

前回対戦は2022年。1分1敗と勝てなかった広島。

特にアウェイ広島では0-3で無得点で完敗。当時も苦しめられた大迫敬介選手、佐々木翔選手などは健在。荒木隼人選手は累積警告のため出場停止でした。


修正してきた磐田の守備

前節湘南戦では、開始13秒ほどで失点してしまった磐田。これに限らず、過去何度も試合の立ち上がりで失点してきた経緯があるだけに、特に序盤はハラハラするんですが、今節はそのような場面はありませんでした。

J1の中でも屈指の強度を誇る広島相手でも良く守っていました。

17分、磐田のチャンス。
上原力也が山なりのボールでボックス内に走り込む松本昌也にボールを渡す。同じく走り込む松原后にすぐさまボールを渡しポケット内での攻防。これは大迫敬介選手に防がれます。

28分、磐田のフリーキック。上原力也がクロスかと思わせるようなボールを蹴りましたが、ワンバウンドでゴールへ。しかしこれも大迫敬介選手に横っ飛びでキャッチされてしまいます。

チャンスメイクはできていた磐田ですが、フィニッシュまでは行けずスコアレスが続きます。


悔しい前半戦の失点

37分、松原后からパスを受けた上原力也。そこへ背後から松本泰志選手が迫り、蹴り出したボールはピエロス ソティリウ選手の下へ、迷わず蹴ったボールはゴール右隅へ。広島先制。

失点となってしまった瞬間、上原力也は思わず頭を抱えるような仕草を見せました。試合後に中村駿はこの場面を以下のように振り返っています。

ーー力也選手のパスミスのところをどう感じながら?
あれをどうみんなで助けていくかに目を向けたほうが僕はいいと思うので。あのプレーを選択したコウも間違ってないと思うし、力也を助けられなかった他の10人にも・・・力也の判断もありますけど、そういうところにもっと目を向けていくべきじゃないかと僕は思うので。隙って言えば隙になっちゃいますけど、今日は相手のが一枚も二枚も上だったなと。

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パスを出す方向も限られ、松本泰志選手の背後からのボールへのトライ。そしして、しっかり決め切ったピエロス ソティリウ選手。力也のミスと言えばミスなんですが、チームが中村駿の思考で前向きに取り組んでくれれば、きっと次につながるはずと思います。

とはいえ、前半はなんとかスコアレスで折り返したかった。痛い失点となってしまいました。


痛恨の2失点目

0-1で後半戦に入った磐田。早い時間に追いついて、逆転のチャンスを掴みたかったところ。

しかし、後半から広島が攻撃のギアを上げてきました。59分、東俊希選手のクロスに合わせて、またしてもピエロス ソティリウ選手がドンピシャのタイミングでヘディングシュート!
川島永嗣も飛びつきますが、地面に叩きつけられたボールは、無情にもゴールへ。

リカルドグラッサもマークに付いていましたが、直前にピエロス ソティリウ選手に押し出され、ジャンプのタイミングが遅れました。

失点直後の63分、金子翔太古川陽介森岡陸がピッチに入ります。

意外だったのがリカルドグラッサに替えて森岡陸が入ったこと。

この件については、横内監督が試合後のインタビューでコメントしています。

――リカルド グラッサ選手の途中交代は何かトラブルがあったのでしょうか?
2日ほど前に少し体調を崩しまして、コンディション的に少し不安があった中での出場でした。やれるというところでメディカルチームとも話をしてスタメンで使いました。ただ、後半少し落ちてきたかなというところで交代しました。

これから厳しい夏場に入ります。コンディションを考慮してカードを切らざるを得に場面も増えてくるでしょう。CBは鈴木海音が代表活動で抜けますので、ジャーメイン良不在のFWと共に選手層が厳しいポジション。

控え選手にとってはチャンスですが、チームにとっては選手起用難しい場面も出てくるかもしれません。

その後もブルーノジョゼ中村駿がピッチに入りますが、得点には至らず。

磐田は無得点で広島に敗れました。


次節に向けて

試合を見ていた時は、思ったより戦えているなあと感じたのが正直なところでした。

しかし、広島は1失点目の磐田のミスからゴールを決め、後半の波状攻撃で確実に仕留める決定力を見せつけました。

守備の点では、代表経験の大迫敬介選手を筆頭に、磐田にフィニッシュまではいかせない守備力をみせ、クリーンシートで勝利を勝ち取りました。

一方で磐田を振り返ると。チャンスらしいチャンスは少なかったです。

ゆえに、終わってみれば、やっぱり広島が攻守ともに磐田を上回ってたなと感じました。

横内監督と磐田の選手達はしっかり準備はしていたんだろうと思います。それは横内監督の試合後のインタビューからもわかります。

試合は、この1週間で準備してきたことを、選手は本当にピッチで出してくれたと思っています。失点のところは、広島のストロングの部分を出させてしまった、その一言に尽きるかなと。そこは警戒もして、準備もしてきましたが、まだまだ足りない部分があるということを痛感させられたゲームになりました。ただ最初に言いましたが、選手は本当に準備してきたものを、すべて出し切ってくれたと思っています。勝点、そして得点を奪えなかったですが、次に繋がるゲームができたと思っています。

ジュビロ磐田公式ホームページより

選手はやれることはやったという評価。しかし、広島の立ち位置は、まだまだ先にいたということ。

ただ、磐田は今季最低でもJ1に残留しなければ意味がありません。今季もそろそろ折り返しを迎えるだけに、今後は更に結果が求められます。上位相手は最低限でも勝ち点1を分け合う力をつけて欲しい。

ホーム広島戦でその成果を見せるしかありません。
次に繋げましょう。



そして、痛恨の先制点を献上する結果となった上原力也。失点の瞬間は悔しさいっぱいの表情であったことがDAZNからも伝わってきました。

でも、前述しましたが上原力也はチャンスメイクするプレーもあり、決して試合通じて悪かったか?というとそうでもなかったと思っています。

確かに痛恨の失点となっただけに、大きく目立ってしまうのは仕方がないかもしれません。

でも中村駿が言っていたように、チームとしてあのような場面はどうしたらいいのか?

中村駿の

どうみんなで助けていくか?

という言葉が好きです。

この言葉がチームメイトからでているならば。
きっと大丈夫。

ホーム広島戦でリベンジを果たしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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