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ヨルディバイス選手がいることを羨ましく思っていた話。

ファジアーノ岡山のヨルディバイス選手。

2023年11月1日。
契約満了に伴い、2024年の契約を更新しないことが発表されました。

このリリースがあってから、バイス選手のことをどこかで書きたいな、と思っていたんですがジュビロ磐田の昇格争いが佳境に入っていたので、やや間が空いてしまいました。

noteでジュビロ磐田以外の選手を書くことは殆どないのですが、どこかでバイス選手の事は書いておきたいと思ってました。

なぜか。

顔を見るのも嫌なくらい脅威だったから。

ジュビロの過去の対戦で、痛い目に合っている選手の一人です。個人的にはピーターウタカ選手と並ぶくらい嫌な相手でした。

2020~2021年、バイス選手は京都サンガFCに所属。その当時、ジュビロ磐田と同じくJ2でだったので、京都とは4回対戦しています。

その屈強な身体でボールを弾きまくる。

枠内のボールも身体を張ってゴールを割らせない。

隙を見ては最前線にいるピーターウタカ選手に精度の良いボールを供給。

そんばバイス選手を擁する京都に対し、2020年ジュビロは完敗。
シーズンダブルを食らいました。

2021年は、逆に京都にダブルを食らわせることができましたが、バイス選手の驚異的な守備力は健在でした。

ヤマハスタジアムで初めてバイス選手を見たのは2021年。
その威圧感たるや、本当に怖かったですね。

同時に、バイス選手のいる京都が羨ましく思いました。

「絶対的な外国籍CBがいたらどれだけ頼もしいか。」

ジュビロの外国籍選手として活躍していたのはルキアンアダイウトンなど主に攻撃力のある選手でした。

ここ最近では、2019年にはファビオ、2020年にはフォルリンというDFもいたのですが、残念ながら主力として定着することなくジュビロを去ってしまいました。

ジュビロにもCBの真ん中で身体を張り、ボールを弾きまくるバイス選手のような外国籍選手が来て欲しいと常々、思っていました。


そんな2022年、遂にやって来たんですよ。

もうお判りですね。

リカルドグラッサ。

来日が決まった時には、

「ジュビロのヨルディバイスになって欲しい」

勝手にそんなことを思っていました。

2022年はコロナ禍で、チームへの合流が遅れたこともあり、序盤は慣れるのに時間がかかりました。

しかし、その実力をいかんなく発揮したのが2022年7月9日、ホームヤマハスタジアムでのヴィッセル神戸戦。

イニエスタ選手が降臨した豪雨の神戸戦です。

この試合少なくとも3点は防いでくれたリカルドグラッサ。
Jリーグの公式YouTubeチャンネルでそのカバーリングをまとめてくれました。

ただ、この試合はリカルドグラッサがPKを献上して失点。その1失点のみで敗戦。辛い幕切れとなりました。

それでも素晴らしい実力を持った外国籍CBが遂に来てくれたことが本当に嬉しかった。

この年ジュビロは最下位でJ2に降格にしましたが、常々願っていた素晴らしい人材が来てくれた事は収穫でした。


「リカ!神戸に借りがあるよね。
ジュビロに残って、来年神戸にリベンジしようじゃないか。
頼む!残って!」


2023年。

J2に降格したジュビロは、京都からファジアーノ岡山に移籍していたバイス選手と再び戦うことに。

「そちらはバイス。こちらにはリカルドグラッサがいるのさ。」

しかし、2月18日、ホーム開幕となった岡山戦は2-3で敗戦。

再戦となった9月24日、アウェイ岡山戦もジュビロが先制したものの1-2で逆転負け。

残念ながら、2020年の京都に続き、再びバイス選手を擁するチームにダブルを食らってしまいました。

2023.09.24 アウェイ岡山戦:ブロックするリカルドグラッサ

リカルドグラッサの守備力をみせつけて、バイス選手を擁する岡山に勝ちたかった。

2023シーズンでの心残りの1つです。




CBの迫力と高い技術を見せてくれたヨルディバイス選手。

対戦する時は本当に怖くて嫌な相手でしたが、敵ながらその実力は素晴らしいと思っていました。

来季、どのチームでプレーを続けるか、現時点は未だわかりませんが、新天地での活躍を祈っています。

もし、今度ジュビロと対戦する時は、今度こそ勝ちます。

岡山での2年間、本当にお疲れ様でした。


最後までお読みいただきありがとうございました。

ジュビロ磐田、ヨルディバイス選手、リカルドグラッサのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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