2024 なでしこリーグ1部 第5節「愛媛FCレディース vs 静岡SSUボニータ」超主観的振り返り
金丸・土屋のゴールで今季初勝利!
2024年4月13日。
なでしこリーグ1部 第5節
静岡SSUボニータは、アウェイゲームで愛媛FCレディースと対戦。
同時間帯にヤマハスタジアムで「ジュビロ磐田 vs 名古屋グランパス」の試合も開催されたため、私はヤマハスタジアムへ参戦。ボニータの試合はジュビロの試合終了後、YouTubeで観戦しました。
結果は2-1でボニータの逆転勝利。
今季初スタメンの金丸翔子。
開幕から好調を維持する土屋佑津季。
この2人のゴールで見事に勝ち点3を奪い取りました。
ボニータが主導権を握るシーンが多く、今季最も良いゲーム内容でした。
現地で勝利を味わえなかったのが残念ですが、5節でようやく白星を掴んだことは本当に良かった。
ボニータ応援グループBLUE GALLOPも遠く愛媛まで駆けつけ、発足以来初勝利を掴みました。現地で勝利を分かち合うことができて嬉しい限り。
歓喜の試合を振り返ります。
スターティングメンバー
静岡SSUボニータ
前節スペランツァ大阪戦からシステム変更。
3バックの3-4-1-2から、4バックの4-4-2へ。
左SHに今季初スタメンの金丸翔子が入りました。この采配がズバリ的中します。渡辺彩香が左SBでスタメン復帰。
土屋佑津季と林知奈がツートップを組みます。
愛媛FCレディース
昨年ダブルを食らった愛媛FCレディース。その借りを何としても返したい。
特に昨年ゴールを決められた、松本苑佳選手、田子夏海選手、久保田晴香選手は今年も健在。スタメンでボニータを迎え撃ちます。
久保田晴香選手に出鼻をくじかれる
前節スペランツァ大阪戦はスコアレスドロー。決定機は有りながらも決め切れませんでした。今回は先制点を取って勢いに乗りたかったところだったのですが・・・・。
9分、愛媛のコーナーキック。キッカーの筬島彩佳選手はショートコーナーを選択。松本苑佳選手が受けて再び筬島彩佳選手にボールが渡り、クロスを上げます。そこへ久保田晴香選手がヘディング!
愛媛が先制。
要注意の久保田晴香選手に上手くやられた感がありますね。ボニータの選手は久保田選手に対して殆ど対応できなかった感じでした。
好調!土屋佑津季&林知奈
試合開始早々に失点してしまったボニータ。今季複数得点が無いだけに、難しい試合展開になるところでしたが、この試合のボニータは、慌てずに攻撃を続けていきます。
特に開幕から好調を維持する土屋佑津季。そしてこの試合、中盤・前線で活躍した林知奈が素晴らしいプレーを見せます。
19分、三輪玲奈が左サイドからへドリブルで運び、中央へボールを送ります。土屋佑津季が落として林知奈がシュート。これはGK小松里弥選手がキャッチ。
20分。林知奈からの縦パスが土屋佑津季に通り、土屋佑津季が左足でループ気味のコントロールショット!これもGK小松里弥選手のファインセーブに阻まれますが、ナイスシュート。
34分、山田優衣が一気に前線にボールを蹴り上げボニータのカウンター。土屋佑津季が追いついて一気にボックス内に運びます。GK小松里弥選手が飛び出してボールに飛びつこうとしますが、土屋佑津季が交わしてゴールライン付近からマイナスのグラウンダークロス。
そこへ林知奈がシュート。しかしこれはDFに阻まれてゴールならず。
失点後、ひるむことなく攻撃の手を緩めなかったボニータ。ここまでの攻撃ではゴールにはなりませんでしたが、非常に期待させてくれるプレーです。
金丸翔子の同点弾!
攻撃の手を緩めなかったボニータ。
遂にその時が。
35分、ボックス付近でボールを受けた梅津真央がドリブルでゴール前へ突進。キレキレのドリブルで一人二人交わす姿はお見事!左足を振り抜いてシュートしますが、GK小松里弥選手が辛くも弾きますが、そのこぼれ球に金丸翔子が押し込み同点!
金丸翔子は良く詰めてましたね!
そしてその直前の梅津真央のドリブルがメチャカッコイイ。
前半で追いついたことは大きかったですね。
失点してからは、スタンドから「反撃の歌」が歌われていましたので、まさに反撃開始と言ったところです。
山田優衣と梅津真央にアクシデント
しかし43分、ボニータ陣内のボックス内で塩澤優が高く蹴り上げたボールに対し、山田優衣と梅津真央が同時に向かって行き二人の頭が衝突。二人とも倒れ込んでしまいました。
山田優衣はそのまま退場。
梅津真央は一旦は下がりましたが再びピッチに戻りました。しかしハーフタイムで交代となりました。
両者ともスタメン出場続ける主力選手なだけに非常に心配です。
山田優衣は後日、インスタで元気であることを報告しており一安心です。
土屋佑津季の逆転ゴール!
53分、GK小松里弥選手に送ったバックパスに対し、猛然と駆け寄る土屋佑津季。やや焦ったか、小松里弥選手の足下からやや後方にボールが流れた所を土屋佑津季が見逃さずに蹴り込みゴールに突き刺さり逆転!
中継アナウンサーの方によれば、土屋佑津季は前節スペランツァ大阪戦では、絶好機で得点を決め切ることができず、勝利できなかったことに対し悔しい思いを抱いていたそうです。
その想いを吹き飛ばすような逆転弾。
相手のミスを誘発するような、ストライカーとしてのボールへの執念を感じたプレー。お見事でした。
その後、愛媛も攻撃のギアを上げますが、ボニータは守り切り後半は無失点で乗り切り、勝ち点3をもぎ取りました。
次節へ向けて
前節スペランツァ大阪戦では、決定機をものにできませんでした。
今回の愛媛FCレディース戦では、開始早々に失点を許したものの、諦めずに攻撃の手を緩めず果敢にチャレンジしたことが功を奏したと思います。
今季初の複数得点。逆転での勝ち点3。
試合内容的にも非常に自信が付く内容だったと思います。
5節を終えてボニータは8位です。
次節は、4月21日ホームヤマハスタジアムで首位ヴィアマテラス宮崎を迎えます。今季2部から昇格したチームですが開幕から5戦5勝と破竹の勢い。
この勢いをボニータが止めて、上位を目指しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?