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2024 J1 第8節「ジュビロ磐田 vs 名古屋グランパス」 超主観的振り返り

磐田 0-1 名古屋
【得点者】
磐 田:-

名古屋:倍井 謙(前半8分)

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、
私は黙って席を立ちました。


2024年4月13日。J1リーグ第8節。

ジュビロ磐田はホームヤマハスタジアムに名古屋グランパスを迎え撃ちました。ホーム新潟戦、アウェイ京都戦と2連勝で迎えたこの試合は、2017年以来7年ぶりのJ1での3連勝がかかっていました。

ホームでの歓喜の瞬間を迎えるべく、ヤマハスタジアムへ行ってきました。

夏を思わせるような暑さでしたが、気持ちの良い晴天で行われたこの試合。若干の当日券は発売されましたが、全席チケット完売。

入場者数13,135人
ほぼ満員となったヤマハスタジアム。

多くの観客を集め、勝って最高の雰囲気を作りたかったのですが、

結果は0-1で磐田の敗戦。
試合内容も今季ワーストと言わざるを得ませんでした


スターティングメンバー

ジュビロ磐田

CB以外のスタメンは前節アウェイ京都戦と同じ。

好調だった鈴木海音は、U-23日本代表活動のため5月4日までチームを離れています。

伊藤槙人は負傷のため直近3試合ベンチ外だったため、森岡陸のスタメンを予想していましたが、伊藤槙人がスタメン。後半17分で森岡陸と交代しました。

これについて、横内監督は試合後のインタビューで以下のように答えています。

(伊藤)槙人は怪我から復帰してきて、怪我をしてから実戦をやっていませんでした。なので少しコンディションを考慮して陸と交代しました。

ジュビロ磐田公式ホームページより

森岡陸は前節アウェイ京都戦で途中出場していますが、負傷明けすぐの伊藤槙人の方が、序列が上のようです。

負傷から復帰した伊藤槙人


名古屋グランパス

キャスパー・ユンカー選手は負傷のためベンチ外。 

守護神ランゲラック選手もベンチ外でした。これについて長谷川健太監督は、「コンディションが上がらなかったため。」とコメントしています。


開始早々の失点・・・

毎試合、

「前半と後半の立ち上がり早々失点」

に気を付けることを願って観戦するのですが、この試合は出ちゃいましたね。

8分、倍井謙選手に西久保駿介がマークに付きますが振り切られクロス、と思ったのですがそのままゴール右隅にワンバウンドで入り込み失点。

磐田の悪い時の形、負けパターンが出てしまいました。

試合終了後、横内監督も以下のようにコメントしてます。

連勝を伸ばせるゲームでしたが、試合の入りがあまり良くなく、当たり前のことを当たり前にできなかったところが全てだと思っています。

ジュビロ磐田公式ホームページより

バックスタンドで観ていた私ですが、この失点は正直言ってかなりテンション下がりました。

それでも磐田は2連勝して迎えたホームでの戦い。何とか覆してくれることを望みました。


倍井謙選手レッドカード

前半は名古屋ペースで進みました。

18分 植村洋斗が永井謙佑選手のシュートを防ぎに行く

前半のシュート数は、

磐 田:3本(枠内1本)
名古屋:6本(枠内2本)

コーナーキックは、

磐 田:0本
名古屋:2本

数字を見ても明らかでした。

しかし、42分先制点を叩き込んだ倍井謙選手が運ぶボールに対しリカルドグラッサがボールを奪いに行きます。その時倍井謙選手がスライディングする形になりましたが、足の裏を見せる形でリカルドグラッサの脚にタックルが入ってしまいました。

これにより倍井選手はレッドカードが提示され一発退場。

リカルドグラッサも暫く倒れ込んでいたので心配でしたが、その後プレーを続行したのでホッとしました。

これで、名古屋は残り45分以上を10人で戦わねばならなくなったので、ジュビロサポーターからは歓声が上がりました。

でも私は、ポジティブには捉えませんでした。

私は、5年程度のJリーグ観戦経験しかないのですが、相手側が10人になっても易々と得点できた記憶が無かったからです。

むしろ、攻めあぐねることが多かった。

「恐らく守りに入るだろうな。名古屋の守備力ならやってくる。」

試合終わって、結果を知っている状況でこの記事を書いていますので、信じてもらえないかもしれませんが、後半は難しい試合になることを予測していました。


名古屋の鉄壁な守り

後半は数的な有利な磐田が押し込む展開。

しかし、名古屋はゴール前でしっかりブロックして得点を許しません。

63分、古川陽介がドリブルからのシュート! しかし、GK武田洋平選手に弾かれてしまいます。

63分、古川陽介が左サイドがドリブルで中央へ
シュートするがGKに弾かれる


73分、マテウスペイショットのポストプレーから古川陽介がシュート。これはクロスバーを越えてしまいました。

73分、古川陽介のシュートはクロスバーを越える


80分、ジャーメイン良のボックス内からのシュートはゴールポストに阻まれました。

80分、ジャーメイン良のシュートはゴールポストに当たる


86分、途中出場のブルーノジョゼのシュートは内田宅哉選手に弾かれます。

途中出場のブルーノジョゼ


名古屋は、1人少ない10人で、磐田の攻撃を45分間守り抜いたのです。

一方で名古屋の守備を崩せず、決め切れなかった磐田。

ここに大きな実力差があったと考えます。


また、名古屋はゴールキックでは、できるだけたっぷり時間使うなど、プレーの所々でしたたかさを見せます。これに対し、スタンドからブーイングが巻き起こるなど、ジュビロサポーターからは苛立ちが感じられました。

私もイライラはしましたが、前述のように「やっぱりな」という感情も抱いていました。逆の立場だったら、同様に時間をできるだけ使う作戦をとるでしょう。


次節に向けて

後半、ゴール前まで迫るものの、1点が本当に遠かった磐田。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、

「これはブーイング必至だろう」

と予感し、すぐに席を立ち、ヤマハスタジアムを出ました。


サポーターが応援している選手に対し、ブーイングすること自体を否定するものではありません。

ただ、私はどんな敗戦でもブーイングはしないようにしています。

スタンドに挨拶に来た選手達がブーイングに晒される姿を見るのが好きでは無いんです。

90分戦って疲れ果てた選手が、そんな状況に晒される様子は辛いですね。いたたまれない気持ちになります。


でも、この結果はめちゃくちゃ悔しかった。

本当に悔しかった。


横内体制になってから、ここまで何もさせてもらえず、虚無感に襲われた試合は初めてでした。

ヤマハスタジアムから駐車場に向かって歩く間に、すこしでも悔しい気持ちを落ち着かせようとしていました

ちなみに、「美味いもの買って帰ろ」と投稿しましたが、途中でシュークリーム買って車の中で食べてました。

夕食直前なのに。




今回の名古屋戦は、J1の厳しさを改めて痛感した試合でした。

でも、再びJ2に降格するのは絶対に嫌です。

この試合から学ぶこともあったと思います。

横内監督が、前節京都戦後に激を飛ばしていた際に言っていた、

「一歩でも、半歩でも、1mmでも前に進んでいこう」

この名古屋戦の敗戦は痛いけど、前に進めた試合であって欲しい。

そう願って、シュークリームを食べつつ帰路につきました。


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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