【それぞれの道】ジュビロ磐田 梶川裕嗣 鹿島アントラーズへ完全移籍
八田直樹に続き、2023年ゴールキーパーズの1人がジュビロを去ることになりました。
2023年12月28日。ジュビロ磐田の梶川裕嗣(以下、カジと呼ばせてください)が鹿島アントラーズに完全移籍することが発表になりました。
カジの移籍については、12月26日にスポニチが先行で報道していました。「決定的に」とまで書かれていたので、
と思ってましたが、やはりその通りになってしまいました。
ジュビロでのリーグ戦出場実績は以下の通りです。
カジのジュビロ磐田での貢献に感謝すると共に、その2年間を振り返ります。
2022年:湘南戦の勝利と浦和戦の敗北
2022年のジュビロは、J1で一年通して苦戦を強いられ、リーグ戦たったの6勝しかできませんでした。
ジュビロ初年のカジは、3試合出場に留まりました。
6勝の内、7月30日第23節 ホーム湘南ベルマーレ戦での勝利に貢献したことは忘れられません。
この勝利については、当時noteの記事に書きました。
金子翔太の得点を守り切り、1-0のクリーンシートで勝利。
大ファインセーブもみせ、ジュビロの勝利に貢献してくれました。
この勝利を機に3試合連続のスタメンとなったカジでしたが、その3試合目は、8月13日第25節ホームエコパスタジアムでの浦和レッズ戦。
ジュビロサポーターならばこの時点で、悪夢がよみがえるかもしれません。
0-6でクラブ史上に残る大敗北を喫した試合です。
もちろん浦和戦の大敗北は、カジ一人の責任ではありません。
しかし、この試合以降のスタメンGKは三浦龍輝と交代となりました。
結果、2022年の試合出場は、この浦和戦が最後に。
この浦和戦の敗北は、カジにとって少なからずショックを与えてしまったかもしれません。
2023年:開幕スタメン
J2に降格し、横内昭展監督の新体制となった2023年のジュビロ磐田。
2022年をもってアレクセイ コシェレフが退団し、カジ、三浦龍輝、八田直樹の3人体制となったゴールキーパーズ。
開幕スタメンの座を掴んだのは、カジでした。
前年2022年の終盤戦は三浦龍輝で戦ったので、カジが開幕スタメンの座を掴んだのは驚きました。同時に、改めてGKという特殊なポジションで競争に勝ったカジの努力が報われたものと感じました。
開幕から12試合連続でスタメンGKとしてゴールマウスを守ったカジ。
しかし、選手補強もできず、新体制となったジュビロはシーズン序盤、思うように勝ち点を積み上げることができず、カジが出場した開幕から12試合の成績は、4勝4分4敗で11位。
ジュビロはスタートダッシュに失敗しました。もちろんカジ一人の責任ではない事は、強調しておきます。
しかし、第13節以降はライバル三浦龍輝にスタメンの座を譲ることになり、それ以降は、ジュビロも順位を上げていったので、恐らくカジも悔しい思いだったのではないでしょうか。
2023年:甲府戦で見せた意地
カジにとって2023年のハイライトは、8月19日第31節アウェイでのヴァンフォーレ甲府戦です。
今季を占う第30節アウェイ町田戦との首位決戦に敗れてしまったジュビロ。その直後の試合だっただけに、何としても連敗は避けたい。
カジは、この試合に17試合振りにスタメンに復帰。
ジャーメイン良による1点を懸命のセーブで守り切ります。下手をすれば少なくとも3失点していたかもしれなかったのですが、クリーンシートで勝ち切ったことは本当にお見事。
この試合は現地で観戦したんですが、後半アディショナルタイムで、ジュビロの天敵ピーターウタカ選手とカジの対決は、私も悲鳴が出ました。
本当にカジは良く守り切ってくれました。
甲府戦を振り返ったGo on. episode15。サムネの写真にはカジの写真が。1点を守り切った安堵感と勝利の喜びに満ちた顔です。
この動画では、金子翔太がカジに対して「マジでサンキューです」と声をかけていたように、カジがジュビロを救ったのは間違いありません。
序盤戦からのスタメンの座を奪われたカジですが、意地を見せてくれたナイスゲームでした。
伊藤槙人の絡み
ジュビロのチームメイトでは伊藤槙人と仲が良いカジ。度々その絡みを見せてくれました。
2022年:鹿児島キャンプ
古今東西でリフティングに挑戦するのですが、そのお題に対して伊藤槙人の答えが(笑)
2023年:個人写真撮影
伊藤槙人がカジを笑わせようとするも撃沈。
2023年:アウェイ甲府戦
アウェイ甲府戦でクリーンシートで勝利したジュビロ。
カジは既にリーグ戦で4勝してたんですけどね(笑)。
伊藤槙人は2024年ジュビロと契約を更新しました。カジとの絡みがもう見れなくなるのも寂しいです。
ジュビロ退団へ
カジのジュビロ退団にあたってのコメントです。
カジは、思うような活躍ができなかったことについて謝罪しています。
でも謝罪する必要なんて無いと思ってます。
ジュビロで十分戦ってくれました。
確かに、出場試合数ではライバルの三浦龍輝が上回っていたのは事実です。
でも、2023年のアウェイ甲府戦での勝利など、カジの活躍が無ければ、今季J1昇格できなかった場面も少なくありません。
2年間という短い期間ではありましたが、ジュビロで戦い、チームに貢献してくれたカジの奮闘には本当に感謝しています。
来季は同カテゴリの鹿島アントラーズへ移籍することになるため、ジュビロとの試合にカジが出場する可能性があります。
鹿島との試合では絶対に負けないようにジュビロを応援します。
でも、来年ヤマハスタジアムで出場することがあれば、試合後にはスタンドに来て欲しいです。待ってます。
ありがとう、カジ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と梶川裕嗣のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。
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