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2024 J1 第18節「FC東京 vs ジュビロ磐田」 超主観的振り返り

FC東京 1-1 磐田
【得点者】

FC東京:安斎 颯馬(後半39分)
磐田:リカルド グラッサ(前半21分)

ジャメ復帰!
しかし、勝ち切れない試合・・・・。

2024年6月16日。ジュビロ磐田はアウェイゲームでFC東京と対戦。

今回は味の素スタジアムへ遠征してきました。

結果は1-1でドロー決着。

先制するものの1点を守り切れず終盤に失点を許してしまう悔しい結果になりました。

負傷離脱していたジャーメイン良の復帰戦となったアウェイFC東京戦を振り返ります。


スターティングメンバー

ジュビロ磐田

遂にジャーメイン良が復帰!5月6日アウェイ東京V戦での額の骨折により離脱していましたが、約1か月ぶりに帰還しました。5月28日の静岡新聞運動部によれば、

筋肉系のけがではない。あとはいつヘディングのオーケーが出るかなので。そこが出れば試合もいける。日程は決まっているが、それを言っちゃうと相手チームもあるので(笑)。

静岡新聞 運動部

とあり、出場日程の照準は絞っていたことを語っていました。その復帰試合は奇しくも負傷した味の素スタジアムとなりました。

またU-23日本代表活動のためチームを離れていた鈴木海音がスタメン出場。

そして、平川怜は古巣対戦となりました。


FC東京

昨季まで在籍していた元磐田のアダイウトンは甲府に移籍。しかしディエゴオリヴェイラ選手、仲川輝人選手、長友佑都選手などタレント揃い。

サブには、こちらもU-23代表活動から帰還した松木玖生選手や荒木遼太郎選手が控えます。


リカルドグラッサの一撃

前半のボール支配率は、

FC東京:66%
磐田 :34%

とFC東京が大きく上回っていたのですが、どちらかと言えば磐田の方がチャンスメイクで来ていたように感じました。

前半21分、磐田のコーナーキック。上原力也がセットプレーのキッカーであることが多いのですが平川怜が務めました。

アウトスイングのボールに対してするするっと抜け出してきたリカルドグラッサがドンピシャヘッドで磐田先制!

リカルドグラッサが頭ボールを捉えた
ボールは真っすぐゴールへ
GK野澤 大志ブランドン選手の左を交わし
ワンバウンドでゴールネットを揺らした!
一瞬ペイショットのゴールか?と思いました。
松本昌也と喜び合う
ペイショットに抱きかかえられる
山田大記とハイタッチ

ベストタイミングのヘディングシュートでした。

リカルドグラッサは、試合終了後にこのように振り返っています。練習の成果がバッチリ出たことが素晴らしい。コーチ陣もナイスです。

――改めてゴールシーンを振り返って
今週あの形を練習していましたし、コーチ陣のプラン通りのシーンでした。本当ならばそこにペイショットが入っていたのですが、2人でコミュニケーションを取って入れ替わって、(平川)怜から素晴らしいボールが入ってきたので、上手くチェックの動きをしてスペースにアタックできたと思います。

ジュビロ磐田公式ホームページより

リカルドグラッサは2022年にJ1で戦っていますが、これがJ1での初ゴール。そのことについても触れています。

――J1リーグでは初ゴールですね
一昨年の名古屋戦のときにネットを揺らしたのですが、オフサイドになってしまったので今日決めることができて良かったです。

ジュビロ磐田公式ホームページより

そうそう、そうでしたね。あれは2022年ホーム名古屋戦でした。現地で観ていたのでよく覚えています。
改めて見返すと、遠藤保仁のコーナーキックからのヘディングシュート。今回のシチュエーションと似てましたね。

また、平川怜は古巣相手にアシストという形で結果を出しました。

有料記事ですが「サッカーの羅針盤」で平川怜の試合後の取材記事が掲載されています。


攻撃のギアを上げるFC東京

1-0で前半を折り返した磐田。

決してセーフティリードではありません。後半からFC東京は攻撃のギアを上げてきます。

46分には、俵積田晃太選手が左サイドからカットインしてシュート。

54分には、縦パスを受けたディエゴオリヴェイラ選手がボックス内に侵入。リカルドグラッサがマークに付きますがシュートまでいかれてしまいます。結果的にオフサイドでしたが、非常に危ないシーン。

54分 ディエゴオリヴェイラ選手がボックス内へ
リカルドグラッサがマークに付く

ジャーメイン良が出陣!

60分、磐田ベンチが動きます。

背番号11の文字が見えた瞬間、磐田サポーターが集ったスタンドはどよめきと歓喜の声が上がりました。

ジャーメイン良が遂にピッチに帰ってきました。

ジャーメイン良に指示を出す横内監督
交代ボードに11番が表示された!
山田大記と交代
早速レオゴメスとコミュニケーションを図る

正直ジャーメイン良が抜けてから得点力低下は否めなかった磐田。フルコートでの練習はしていなかったとのことで、まだコンディション万全とは言い難かったようですが、厳しい夏の季節に向けて頼れるエースストライカーが帰ってきたことは磐田にとって好材料です。

痛恨の失点

FC東京の攻撃を何とか耐えた磐田。何とか追加点を取って引き離したかったところですがそれもできず時計の針は進んでいきます。

82分、鈴木海音レオゴメスにパスをだしますが、ちょうどその間付近に位置していた高宇洋選手がインターセプト。レオゴメスが急いで追いかけますが、ボックス手前左側付近で倒してしまいフリーキックを与えてしまいます。

そのフリーキックに対し、安斎颯馬選手が合わせて同点に追いつかれてしまいます。

アディショナルタイム含めて15分ほど耐えれば勝ち点3を掴めたところだっただけに、ここでの失点は非常に痛かった。

このフリーキックに繋がった場面に対し鈴木海音は悔しさと共に振り返っています。

――あのFKに繋がってしまった場面はどういったシチュエーションだったのですか?
(松木)玖生が結構激しく、キーパーの方を狙っているように感じたので、下げるより自分が前を向いてそこから、と考えていました。ただ、もっとはっきりやれば良かったなと、結果論ですけど思いました。パスを繋ぐならしっかり繋がないといけないと思いますし、あの時間帯と1点差ということを考えたら、もう少し簡単にやらないといけなかったなと。そういった選択ができなかったのは自分の実力不足ですし、経験では済まされないと思います。チームにすごく迷惑もかけたし、自分がクリーンシートで終わらせることができれば、今日も勝点3を取れたので、遠くまでアウェイゲームに駆け付けてくれたサポーターの皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。次はホームでまた試合があるので、そこで取り返したいと思います。

ジュビロ磐田公式ホームページより

パスのつなぎ方に対して反省の弁。パリ五輪代表発表も間近に控えているだけに、余計に悔しい思いをしたと思います。この借りはホームFC東京戦で返そう。

失点につながるFKに悔いた鈴木海音


次節に向けて

その後は両チーム共に得点に至らず、ドロー決着。勝ち点1を分け合う結果に終わりました。

虎の子の1点を守り切れなかったのは正直言って痛い。しかもアウェイゲーム。このような試合をしっかり勝ち切れるようになってこないと、まだまだJ1で戦えるには厳しいと感じました。

横内監督は最低限の勝ち点1を取ったことをポジティブに捉えるとコメントしていましたが、それにはもちろん同意なのですが、勝てている試合だったので勿体なかったなというのが感想です。

ただ、前回2022年のアウェイFC東京戦を見返しましたが、当時は早々にあっさり失点してしまうし、決定力に欠けるし(これは今もだけど)、なかなか厳しかったなと感じます。

それに比べると成長は見られるんですが、J1で確実に勝ち点積んで上位を狙うには、今回のような試合を最悪でも1-0で勝てるようにならないといけないのかなと感じました。

さて、次節は前半戦最後の試合、6月22日ホームヤマハスタジアムでセレッソ大阪を迎え撃ちます。レオセアラ選手を筆頭に得点力に優れるタレントがいる強敵。

しかし、何としてもホームで勝ち点3を獲って、折り返しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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