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2024 なでしこリーグ1部 第9節「日体大SMG横浜 vs 静岡SSUボニータ」超主観的振り返り

日体大 1-5 ボニータ
【得点者】

日体大:浅香 美結(75分)
ボニータ:山本 心(7分)、金丸 翔子(35分)、塩澤 優(45分)、土屋 佑津季(48分)、塩澤 優(73分)


その時、私はヤマハスタジアムのバックスタンドにいました。


2024年5月11日 午後3時。
J1リーグ第13節「ジュビロ磐田 vs サガン鳥栖」の試合を観戦していた私。

磐田は前半を0-1の1点ビハインドで折り返すという展開でハーフタイムに入っていました。

前半終了間際で先制された展開に「やれやれ」という思い。

一方で、ニッパツ三ツ沢球技場でアウェイゲームを戦っていた静岡SSUボニータの試合がそろそろ終わる頃だと気づき、急いでスマホを取り出しました。

なでしこリーグのホームページに表示されたのは、

S日体大 1-5 静岡

というスコア。

「ふぁっ?!何このスコア?ボニータ大勝!!」

ヤマハスタジアムは後半戦に向けてまだまだ予断が許さない状況でしたが、私は密かにガッツポーズでボニータの勝利を喜びました。

三ツ沢まで遠征したBLUE GALLOPのメンバーも本当にお疲れ様でした。

日体大の応援に対し、人数は少なかったかもしれませんが、YouTube通じても負けないくらい大きな声が轟いていました。

快勝のボニータの戦いを振り返ります。


スターティングメンバー

山田優衣が左CBでスタメン復帰。守屋栞奈が右SBでスタメン。
渡辺彩香、岩本有叶はベンチスタートとなりました。

今季初のベンチ入りは小島知佳子。今年静岡産業大学卒業し、ボニータでプレーを継続しています。


開始7分の攻撃!山本心の先制弾!

6分、GKとCBでボールを回す日体大に対し、高島絢音がボールを奪いに行く。奪いきれませんでしたがこのプレスが良かった。フォローした土屋佑津季がすかさずボールを奪い、ボックス内に進入し左足一閃。しかし、これは左ゴールポストを叩いて、大きく跳ね返る。

そのこぼれ球に対し山本心が猛然と走り込み、右脚を振り抜く!

キーパー飛びつくも全く追いつかず、ゴール左に突き刺さる見事なシュート!ボニータ先制!

アウェイゲームでもあり、ボニータは早めに先制点を取って主導権を握りたかったはず、理想的な展開。

それにしても山本心の鋭いシュートは見ていて気持ちがイイ。
最高の滑り出しとなりました。


鮮やか!金丸翔子のコントロールシュート!

34分、日体大のセンターバックからのパスに対し、三輪玲奈が背後からインターセプト。この試合のボニータは、積極的に高い位置でボールを奪いに行きましたね。三輪玲奈は右サイドからカットインでどんどん運んでいくがパスを選択。待ち受けていたのは金丸翔子。狙いすましてダイレクトシュート!

これが横っ飛びしたキーパーを大きく超えて、綺麗にゴール右側に吸い込まれる見事なコントロールシュート。ボニータ2点目。

先制の山本心の鋭いシュートも魅力的ですが、金丸翔子の見事に狙い撃ちしたシュートも綺麗な軌道で素晴らしかったですね。


まだ続く!塩澤優のヘディングシュート

前半終了間際の44分、ボニータのコーナーキック。キッカーは梅津真央。ニアサイドに入ってきたボールに塩澤優がヘディングシュート。
GKがいないスペースにボールを飛ばし、3点目!

前節、ホームバニーズ戦での白井未来のコーナーキックでのヘディングシュートによる先制点もそうでしたが、セットプレーで得点できる傾向にあるのはイイですね。

昨年から今シーズン序盤にかけて、セットプレーでのゴールは少なかったボニータなので、今後得点が量産できる可能性が広がります。


後半は土屋佑津季!4点目!

前半3-0という最高の形で折り返したボニータ。

後半開始早々47分、左サイドのタッチライン付近でボールを繋いでいきます。三輪玲奈が蹴り上げたボールを土屋佑津季が受けてドリブル開始。一気にトップスピードに乗せる得意な形。日体大の選手も追いかけますが間に合いません。

一気にボックス内に運びGKと一対一。左脚を振り抜いたボールは、GKの頭上を越えてゴールネットに突き刺さり、ボニータ4点目。

左サイドからの駆け上がりは土屋佑津季の真骨頂。ゴールネットに綺麗に突き刺さるナイスシュートでした。


ダメ押しの塩澤優!5点目!

73分、ボニータのコーナーキック。キッカーは梅津真央

ニアサイドに蹴り込まれたボールに対し、するするっとボールに向かった塩澤優がかがみこむような形でスラして、ボールは見事ゴールネットへ。
遂に5点目!

セットプレーで2得点。再び塩澤優。
いや、セットプレーで取れるのは本当に大きいですね。


日体大の意地

日体大も意地を見せます。

75分、日体大は中盤で素早くボールを繋ぎ、左サイドの篠田帆花選手へ。フリーで受けた篠田選手がクロスを上げます。そこへ浅香美結選手がヘディングシュート。安間帆乃香の左側を突く形でゴールネットへ。

1点を返します。

この形を序盤に作られていたらボニータも危なかったかもしれません。

しかしこのまま試合はスコアは動かず試合終了。
ボニータ快勝で日体大SMG横浜をアウェイゲームで下し、勝ち点3を持ち帰りました。


次節へ向けて

バニーズ群馬FCホワイトスター、そして日体大SMG横浜と勝利を飾り2連勝のボニータ。

2連勝は、ボニータがなでしこリーグ1部に昇格してから初です。
また、1試合5得点も1部昇格後、最多得点になります。

順位は6位に浮上!

ボニータの強みは、土屋佑津季山本心という特定のストライカーはもちろん、その他の選手も得点に絡むところですね。

そして前節からセットプレーでの得点シーンが増えたのは、今後に大きな期待です。ボニータのプレースキッカーには、梅津真央高島絢音、そして何と言っても渡辺彩香という高い技術を持った選手がいます。
今回の塩澤優のような技ありのヘディングシュートも期待できますが、ボニータには長身の林知奈がいるため、高さを活かしたゴールも楽しみにしています。

次節は、5月19日、伊賀FCくノ一三重と対戦します。伊賀FCは昨年2戦2分で勝てませんでした。アウェイゲーム2連戦となりますが、勝ち点3を持ち帰って3連勝を飾ってくれることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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