2023 なでしこリーグ1部 第20節「静岡SSUボニータ vs バニーズ群馬FCホワイトスター」超主観的振り返り
バニーズの堅い守備に阻まれスコアレスドロー。
前節アウェイ愛媛FCレディースとの試合を落としたボニータ。1部残留に向け残りは3試合。正念場が続く静岡SSUボニータ。
2023年9月23日、ボニータはホームゆめりあサッカー場でバニーズ群馬FCホワイトスターを迎え撃ちました。
残留争いしているスペランツァ大阪と大和シルフィードとの直接対決は既に終えていますので、他力も必要ですが、何としても残留争いから抜け出すためにホームでの勝ち点3が欲しい試合。
ボニータの戦いを応援するため現地で観戦してきました。
しかし、残念ながらスコアレスドロー。
勝ち点1を分け合いました。
バニーズを何度も攻めるシーンがあったのですが、フィニッシュが決まらないボニータ。後もう少しの所だったのですが、惜しかったです。
前回対戦振り返り
バニーズとの前回対戦は、2023年5月27日。第11節アウェイゲームで、ニアースケア敷島サッカー・ラグビー場で行われました。
前半3分、梅津真央がドリブルで運ぶや否やロングレンジで左足を振り抜きいたボールはゴールキーパーの手を弾く強烈なシュートが炸裂!
ボニータ先制。
個人的にはこの梅津真央のゴールが、現時点2023年ボニータのベストゴールだと思っています。
しかし追加点が奪えないボニータ。逆に後半2失点で逆転負けを喫しました。ホームで迎えたこの試合はリベンジマッチとなりました。
スターティングメンバー
髙橋美春がスタメンGKに復活。第10節ホーム愛媛FCレディース戦以来約4か月ぶりです。
そして大間由樹が第12節ホーム日体大SMG横浜戦以来約3か月ぶりにベンチメンバーに入りました
前線は中川瑚々と土屋佑津季がサブメンバーに下がり、小池真理、服部花音がスタメンとなりました。
林知奈はこれまでのCFからボランチに入りました。これまでの試合でも途中から中盤に下がることがありましたが、その長身の活かしてボールを競り合いに勝つことを優先したのかもしれません。
互いに攻め手を欠く前半
この試合バニーズのサブメンバーは、わずか4人。GKの控えもいません。ケガ人が多く厳しい台所事情だったようです。
ボニータは敵陣で攻める時間が多かったのですが、なかなかフィニッシュまでいけません。
惜しかったのは、前半アディショナルタイムの47分、服部花音が右サイドの広大なスペースに蹴り込み、そのボールを受けた日野李保が右サイドからのクロス。小川真理が合わせようとしますが、やや軌道が大きすぎたため合わせられませんでした。
彦坂桃花が負傷退場
28分、ボニータのボックス内で彦坂桃花と山口日南貴選手が交錯。頭部(頬辺り?)を殴打し倒れ込んでしまいました。
そのまま担架で運ばれ、脳震とうによる途中退場となりました。守備だけでなくゴールも狙えるプレーヤーなので、ボニータにとっても痛い状況になりました。
大事で無ければ良いと思ってましたが、試合後の挨拶には参加していたのでホッとしましたね。
替わりに入ったのはなでしこ1部デビューの北菜々子。彦坂桃花のセンターバックの右に入りました。
小池真理がGKと一対一
前半は両チームスコアレスで折り返します。
後半に入り、53分、林知奈がヘディングで前に送り、日野李保が更に頭で前に送ったボールに小池真理が走り込み裏を取ってシュートに行きますが、完全にミートできず。
しかし後半に入ってボニータにチャンスが巡り始めます。
塩澤優のナイスクリア
53分、背後からボールを奪われた梅津真央。こぼれ球を川﨑咲耶選手、大矢 歩選手と繋いでクロス。塩谷瑠南選手が胸で落としてボックス内右サイドへドリブル。
髙橋美春が横っ飛びでボールを奪いに行くも奪いきれず。反転した塩谷瑠南選手がGK髙橋美春がいないゴールへシュート。しかし。そこには塩澤優がカバーに入っていてナイスクリア。
ボニータはピンチを脱しました。
ボニータ前線3枚替え
59分、以前スコアレスの両チーム。小川監督が先にカードを切ります。
前線を3枚替え。攻撃の局面打開を図ります。
土屋佑津季と山本心の連続攻撃
76分、日野李保がボールを奪い、中川瑚々が繋ぎ、金丸翔子が前を走り出した山本心に合わせて左足でボールを蹴り込む。
山本心はボックス内でシュートしますがGK小暮千晶にブロックされ、そのこぼれ球を土屋佑津季が無人のゴールへシュート。しかし、椎野彩香選手が滑り込んで間一髪でブロック。更に土屋佑津季がシュートを放つもゴールポストを逸れてしまいました。
この連続攻撃は見応えあって本当に惜しかった。
ブロックした椎野彩香選手を褒めるべきでしょうね。良く戻りましたね。
山本心が攻め込む
88分、塩澤優が頭で前に送り、梅津真央が縦に鋭いパスを入れる。この縦パスは絶妙!
前線の山本心が受けてドリブル開始。裏を取ってGK小暮千晶選手と一対一の大チャンス。
しかし、シュートの直前、一旦ドリブルのスピードを落とし、そこからシュート。GK小暮千晶選手は横っ飛びでキャッチ。
これも非常に惜しいシーンでした。残念ながら得点することができませんでした。
試合終了間際の大チャンスを得点に結びつけられなかったボニータ。
その後の両チーム得点を奪うことができず、スコアレスドローで試合終了となりました。
次節に向けて
WOMは、梅津真央選手。中盤で鋭い縦パスを差すなどのプレーが光りました。
前回アウェイバニーズ戦でもロングシュートを決める活躍をした梅津真央選手。バニーズに相性がイイのかもしれません。
1部残留のためには勝ち点3が欲しかった。
悔しい結果となりました。
今季なかなかホームで勝つことができないボニータ。今季4勝のうち、ホームでの勝利は1勝のみ。多くのボニータサポーターの前で勝利を掴む姿が見たいですね。
第20節を終えて、ボニータは11位。残留圏の10位スペランツァ大阪との勝ち点差は僅か1。スペランツァ大阪との直接対決は終えていますので順位を上げるには他力も必要ですが、とにかくボニータは勝ち続けて順位を上げるしかありません。
なでしこリーグも残り2試合
次節は、10月1日(日)。
アウェイゲームでオルカ鴨川FCと戦います。
オルカはリーグ首位の今季最強チーム。
しかも次節の結果によってはオルカのリーグ優勝が決まる可能性があります。
オルカの目の前での優勝を阻止し、ボニータの順位を上げるにはオルカに勝つしかありません。
最終節では笑顔のボニータをゆめりあサッカー場で見たい。そのためにも次節のオルカ戦は、厳しい相手ですが下剋上を決めて、勝ち点3と共に磐田に戻って来てくれることを心から祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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