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#波の合成
『手のひらの 唇の脇の 手の甲の』(最終話)
(最初から読む)
(前のお話)
昨日の夜もきちんとベッドの上で寝たはずだったのだが、横になると久しぶりに布団で眠れるのだ、という感覚になった。
隣に京佳さんがいるという状況は変わらないはずなのに、睡魔が強烈に襲ってきたことを覚えている。そのまま、僕は何もせずに朝を迎えた。
「おはよう。ごめん、僕の職場まで通勤にどれくらい掛かるか分からないから、早く起きすぎた」
「んーん。昨日寝るの早かった
(最初から読む)
(前のお話)
昨日の夜もきちんとベッドの上で寝たはずだったのだが、横になると久しぶりに布団で眠れるのだ、という感覚になった。
隣に京佳さんがいるという状況は変わらないはずなのに、睡魔が強烈に襲ってきたことを覚えている。そのまま、僕は何もせずに朝を迎えた。
「おはよう。ごめん、僕の職場まで通勤にどれくらい掛かるか分からないから、早く起きすぎた」
「んーん。昨日寝るの早かった