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カフェオレ・極み|金澤屋流お家カフェVol.5

ミルクコーヒーメニュー御三家と言えば、「カフェラテ」「カフェオレ」「カプチーノ」。中でも「カフェオレ」は、作り方もシンプル。秋冬はホットでそして夏はアイスで…とオールシーズン楽しめる家庭向けのミルクコーヒーと言えます。コーヒーを牛乳で割るだけとはいえ、ただ単にコーヒーが濃いから牛乳で伸ばしてもいいのですが、使うコーヒーを変えたらり、淹れ方にこだわったり、そして使うミルクの種類で風味が変わったりと実はたのもしいのです。今日は、そんな家庭の定番「カフェオレ」のお話。

今更聞けない。カフェオレって?

お店によくいらっしゃるお客様のお話。

カフェラテ下さい。あれ、カフェオレもある。ラテとオレって違うんですか?あれ~いつも飲んでるのどっちだろう?
ミルクが多いのはどっちですか?
甘い方ってどっちですか?
コーヒーが強くない方は?

色々な質問が(笑)

 カフェオレとカフェラテどちらも見た目はミルク入りコーヒー。日本語で言うと「コーヒーミルク(牛乳)」である。言葉を詳しく見てみると、カフェオレは café au laittとフランス語。そしてカフェラテは、Caffè Latteとイタリア語。つまり、同じコーヒー牛乳でも生まれが違うのです。

「カフェオレ」フランス生まれ。ドリップ珈琲を好むフランス人。
強いコーヒーを柔らかくして飲みやすくするために牛乳で割っていたのだとか。コーヒーの抽出方法は、ドリップコーヒー。普段私たちが飲み親しんでいる珈琲です。ネルやペーパーでドリップした珈琲を使います。コーヒー:牛乳の割合は1:1が基本です。

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「カフェラテ」イタリア生まれ。エスプレッソを好むイタリア人のスタイルから生まれたのでしょう。ベースのコーヒーはエスプレッソ。大きな業務用マシーンで高温高圧で瞬時に珈琲を抽出します。その時間はわずか30秒。濃厚な厚みのあるエスプレッソを牛乳で割っています。コーヒー:牛乳の割合は2:8が基本です。

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つまりここで言うカフェオレは、前者のフランス生まれの方であります。つまり私たちが普段親しんでいるドリップしたコーヒーをベースとします。ちなみに、コンビニやスーパーで見かけるカフェラテを名乗る商品の多くは、カフェラテ風といった方が良いかも。コーヒーがエスプレッソでなければ厳密にいうとカフェラテではないのです。

カフェオレが人気の理由

当店でのオーダーの割合は、女性が多いですね。若い方から年配の方まで。飲まれる理由は様々ですが「朝だから胃にやさしいカフェオレに」,「コーヒーが苦手だからカフェオレに」「少しお腹が空いてるからミルク入ったボリュームのあるカフェオレに」と言った内容。この中でも、ブラックコーヒーが苦手だから牛乳で割ったカフェオレが良いというのは一番多いかも知れません。

コーヒー牛乳=カフェオレと思っている方もいれば

コーヒー牛乳=カフェラテと思っている方もいます。

どっちがどう違う?と思っている人は多いですが実際に見分けがつかない人も多いようです。

カフェオレとカフェラテどちらが甘い⁉

この質問、直で答えると、当店のカフェオレとカフェラテは、どちらも無糖です。お好みでお砂糖を加えていだたく事はできます、という事に。でも深い意味でとらえるとお砂糖が入った人工的な甘みではなく、コーヒーやミルクの原料から感じる甘みという事であれば、答えが難しい所。(笑)余談ではありますが、コーヒー自体に甘みというのはミルクが混ざるとわかりにくいのですがカフェオレとカフェラテ、提供の温度帯が若干変わります。

カフェオレの方が熱々、ラテはスチームしたミルクを後のせでやや低温です。温めすぎると甘みが減るからです。ミルクはぬるめの方が甘みが強く出ますので、とらえ方によればカフェラテかも知れません。

金澤屋珈琲店のカフェオレ極みとは?

日本では、濃いめに抽出した珈琲をミルクで割った飲み方が多いですね。コーヒーがミルクで負けないよう工夫しています。抽出したコーヒーに別鍋で温めた牛乳を混ぜます。やはり温度は熱々。
ミルクの程よいあったかさとドリップしたコーヒーの暖かさ。
カフェオレは熱々。体が合ったまるメニューでもあります。

牛乳と珈琲を1:1の割合で基本的に作る。
コーヒーを飲みやすくするために考えられました。
牛乳と珈琲は別で準備して混ぜるのが一般的。
金澤屋珈琲店のカフェオレは、専門店らしく・・・
珈琲感を強くしました。ミルクに負けないベースのコーヒーは、水出しコーヒーを使っています。

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当店の水出しコーヒーは、極みブレンドを使用しております。極深煎りの香ばしい極みブレンドを約8時間かけてお水で抽出します。ぽたぽたと点滴の専用ダッチマシーンでゆっくりと淹れます。お湯で抽出せずお水の浸透で時間をかけて淹れた水出しコーヒーは、コーヒーのカフェインやタンニンといったいわゆる強くてしっかりした苦味を抑え胃に優しいコーヒーに仕上がります。まろやか、まったりといった特徴的な質感。柔らかい苦味。ストレートでも勿論、ミルクと合わせたアレンジにも絶妙の味わいです。

つまり、極みブレンドのコーヒーを使ったカフェオレという事で「カフェオレ極み」と言います。

カフェオレにおすすめのコーヒー豆

基本的にボディがしっかり、ミルクに負けないコーヒー感がはっきりしているものがおすすめです。すいすい飲めるような紅茶のような薄ーいコーヒーでは、コーヒー感がうっすらとしか感じないかも知れません。好みにも寄りますが、どうせ楽しむならカフェ風に。中深煎りから深煎りにローストしたコーヒーをしっかりと淹れる事です。

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<当店のおすすめコーヒー豆>※クリックすると紹介ページへ

百万石ブレンド

極みブレンド(金澤屋珈琲店限定ブレンドで当店の一押し)

近江町ブレンド

カフェプリモ

インドネシア・マンデリンアチェ

カフェオレの作り方|一人分200~250㏄

<材料> 一人分200~250㏄

●深煎りの濃い目のコーヒー 約120㏄

●牛乳 100~120㏄ お好みで

 ①深煎りのコーヒーを濃い目に淹れる。120㏄。

②牛乳をマグカップに入れてレンジで温める(牛乳モードおすすめ)

③温まった牛乳に出来上がったコーヒーを合わせて出来上がり。

カフェオレ用の濃い目のコーヒーの淹れ方について

当店では、コーノ式名門Kを使って淹れる事をお勧めでしております。粉の量は少量でもゆっくりと安定したろ過速度でコーヒーの味わいを隈なく抽出。抽出例)粉15g 注水量150㏄落とし切り お湯の温度は90℃ 出来上がりのコーヒーの抽出量は約120㏄です。通常のコーヒーよりも濃い目に仕上がります。

こちらのブログにて使用器具と淹れ方の詳しい説明をしております。↓

金澤屋流ワンポイントアドバイス!

★カフェオレの牛乳とコーヒーは1:1が基本です。迷ったらまずは1:1で。

★牛乳とコーヒーは別々で準備します。

★牛乳は、冷えた牛乳を温めること。熱くしすぎない事が大切です。通常飲んであったかーいと感じるのが60~70℃。60℃では口に含んだ時にちょうど良く70℃まで行くとふーふーしないと飲めない位の熱さです。ミルクは温めすぎると成分が飛んで甘みがなくなりますので気を付けて下さいね。一度沸騰した牛乳もうまみが飛んでしまってますのでご注意。

★甘みをつけて温めると有糖オレ。砂糖の種類で香味が変わりますよ。

★牛乳の種類をアーモンドミルクや豆乳でも相性💛

★牛乳は成分無調整で乳脂肪分3,5%以上がおすすめです。

★シロップを加えて華やかに。キャラメルシロップ、メープルシロップ、チョコレートシロップ・・はちみつなど入れてみるとまた美味。

補足!略称のラテ(カフェラテ)とオレ(カフェオレ)にご注意!

よく聞きますがカフェオレをオレ。カフェラテをラテ。と言いやすくいいますよね。私たち。…実は厳密にいうとどちらも

どちらもミルク、ミルクなのです。(笑)

カフェ/オレ = コーヒー/牛乳

カフェ/ラテ = コーヒー/牛乳

こうやって整理すると確かにミルク。でも言いやすい。

まず日本のカフェでラテ下さい。と言ってそのまま牛乳が出されることはまずないと思いますが海外では、ラテと言ったら牛乳。温めた牛乳が出てくるという事も(;^_^A 海外でオーダーするときは注意!ですね。なんとなーく余談ではありますが面白い。

ちなみに抹茶ラテ、ほうじ茶ラテというアレンジメニューがありますがラテが牛乳という意味の通り抹茶ラテは抹茶と牛乳、ほうじ茶ラテはほうじ茶と牛乳です。でもなんとなーく一瞬コーヒー入ってるの?と思いませんか!

カフェオレ・極み|金澤屋流お家カフェVol.5でした。



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