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瞑想で心を鍛える

瞑想してます

浄土真宗の場合は修行として座禅を組むことはありませんので、念仏者の私もそう言った意味では座禅を組むことはないのですが、瞑想の習慣はもうかれこれ30年くらいになります。
高校生の時に何かで読んだ文章に、
「偉大な人物で瞑想をしなかった者はいない」
と聞いてはじめたのを覚えています。偉大な人になりたかったんでしょうね。
書物を見ながら自己流ではじめ、坐蒲(ざふ)を購入、丹田を意識して呼吸してみる・・・てな感じではじめました。
その後、刑務官になってからは禅宗の教戒師の実施する、受刑者のための「座禅クラブ」などで説明を聞き、自宅で密かに行っていました。
今でこそ瞑想は一般的になっていますが、それまではオウム真理教なんかの影響で、かなり胡散臭いように言われてたような印象があります。
2005年から、「マインドフルネス」がアップルやGoogleなどのIT企業で取り入れられているといった記事が見られるようになって、流行になった感があります。

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やっててよかったマインドフルネス

マインドフルネスの説明は検索すればたくさん出てくるので、ここではいたしません。
自分に起こったことについて述べます。
前職を退職する際、私はかなり辛い状況にありました。
診断名としては「適応障害」ということになりますが、それまでの自分に自信も失ってしまいました。
仕事も辞めてしまって、しっかりしなくてはという気持ちと裏腹に、体は現実を受け入れられなくて症状が出ていましたので、心療内科から処方された薬を服用していました。
自分自身の感情を制御できなくなってしまったのはわかっていたのですが、なんともなりません。
そこで、ともかく自分のできることとして、瞑想を続けていたのです。
瞑想したからといって、なんでも魔法のように治るわけではありませんが、自分に起こる様々な症状、それは気分であったり身体症状であったり、考え方であったりするのですが、冷静に見つめて、観察し、さらに放置することができたのです。
瞑想することで、自分の心や思考、体のありようを評価するのではなく、あるがままに受け入れ、日々移り変わることがらを成長として捉えることができたのです。

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誰でもできるマインドフルネス

興味をお持ちになったら、ネットにたくさん文献が出ていますので探してみてください。禅宗系のお寺の座禅会も経験するといいかもしれません。
民間資格ですが、私もお教えできます。でも、まずはできることからやってみてください。そんなに難しいことではありません。
最初は呼吸法を試してみて、気分が良いと思ったらそれが正解です。
私の生活の中で毎朝15分程度の瞑想は欠かせません。
よく、雑念がなくなるようなことを聞きますが、そんなことはありません。いつでも雑念だらけです。
しかし、その雑念に振り回されないための鍛錬が瞑想です。

心の鍛え方

瞑想の有用性を説明をする時に私が言うのは、
「体は鍛えるのに、なぜ、心は鍛えないのか」
ということです。意図的に心を鍛える方法は瞑想以外にないのです。
でも、鍛えるといっても、程度が肝要なのです。
修行として座禅を行っているお坊さんがアスリートだったりマラソンランナーなら、私のような者はラジオ体操愛好家みたいなものです。
それで十分に健やかな日々が送れます。
お勧めします。

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